マスターの秘密基地

地元を愛し釣りを愛す野球大好きオヤジの奮戦記

モテモテ❤️

2016年04月22日 | カチの部屋
昨日は和哉の18歳の誕生日でした。
いつもの様に練習を終えて帰ってきて一言。
『いやぁ、今日はモテたな』

チームメイトから山の様にプレゼントを貰ってました❗️
相変わらず男にはモテるのね。。。
さて、今から旧友と一杯やって来ます。

今日は・・・

2014年04月22日 | カチの部屋

今日はカチの命日、

久し振りにお墓参りに行ってきました。

ついでに葛川銘菓もちやの餅パイ持って

実家にも行ってみました。

母ちゃんは相変わらずお元気そうでしたが

父ちゃんは心臓の手術をしたそうで

ちょっと体が辛そうでしたね

とりあえずカズヤの野球部入部を報告して来ました。

『おっスゲーじゃん!』って言ってくれるかねェ。

でも本当に大変なのはこれから、

その言葉は目標をやり遂げた時に取っといて貰おうかね

さて今夜は古い写真でも眺めながら

飲めない酒でも舐めてみようかね


パートナー

2013年04月22日 | カチの部屋

今日は朝からイイお天気

ただ気温はちょっと肌寒い感じ。

今日はカチの命日なので午前中、ちょっと仕事を抜けて

久し振りにお土産持ってお墓参りに行ってきましたョ

彼は酒飲みのくせに甘党なので基本、土産は何でもOK

今思うと全国大会の前にお参りに行くのを忘れましたな

それにしても・・・

あの全国大会の時ほど君が恋しかった事は無いね。。。

卒業以来30過ぎまで一緒に学ラン着て球場と披露宴会場で

共に戦ってきた戦友ですからね~。

全国大会の舞台でもきっと一緒に学ランを着て

共にノボセてくれた事でしょうね

でも今回は君の代わりに一緒にノボセてくれる新しい戦友を

得ましたので心配はご無用

・・・というか実は一緒にやりたくてウズウズしてたんじゃないの?

今年、掛東野球部が全国大会へ出たのは8年振りの事。

前回全国の舞台を踏んだのは君の甥っ子が3年の夏・・・

何かの縁かもしれんねェ~

まぁ、これで学ランを着るのは最後だけど君の後輩たちは

野球を続けていくと思うので長い目で見守ってやってください。

こんなこと書くと何だか引退するみたいなので訂正しときます。

まだこの後最後の大仕事、小笠中体連5連覇が残ってますので

夏の頂点目指してラストスパート掛けていきます

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墓参りのあとはお線香あげに実家へお邪魔して来ました。

お父さんは先日心臓の手術をして一週間前に退院したばかり

という事でしたが元気そうで一安心。

ゆっくり休んで回復したらまた東中・西高の応援を

よろしくお願いします

最後にブログをご覧の皆様、今夜だけは彼の思い出を肴に

一杯やっちゃってくださいね

それでは今宵も皆様に幸あれ


ラブレターFrom町田。。。

2012年04月23日 | カチの部屋

缶ビールが数ケース、ウィスキーが1本半空いていた。

その空間に素面の人間が、いったい何人いただろう。

とにかく、甲子園球場が近付くとバスの中は大騒ぎになった。

応援団のOBが集まったバスだ。

農協の温泉旅行よりタチが悪い。

コンバットマーチのテープが当然のように流れていた。

駐車場に近付き、土佐魂が売り物の”そろばん学校”の生徒さんたちと擦れ違うと、

騒ぎはいっそう大きくなった。

高知商業には練習試合で勝っているという話を聞いて、

その日の勝利を誰もが予感していた。

駐車場からしばらく歩いて甲子園に着くと、3塁側アルプス入口では

第2試合が終わるのを待つ人たちが火事場のような騒ぎを繰り広げていた。

バスが130台。新幹線で2000人。

合わせて8000人の大応援団というのが公式の発表だったが、

もちろん、そんな数字では済まないはずだ。

僕は最初から赤服を着てたので、現役のブラスと一緒に、

先にアルプスへ入ることができた。

薄暗い通路に革靴の足音がコツンコツンと響く。

スタンドへ続く階段の先が真っ白に輝いて、前の試合の歓声が徐々に近くなる。

やがて大きなスコアボードが見え、目の前にグランドが広がり、

学法石川の声援がフルボリュームで耳に飛び込んでくる。

初めて見る甲子園だった。

土の匂い、スタンドの匂い、夏の匂い。

僕は空いている応援席の前の方に座り、9回裏の小林西の攻撃を見守った。

2アウトからフォアボールが続き、1塁側の盛り上がりが

フィールドを渡って伝わってきた。

僕はこれから始まる自分たちの舞台を想った。

1秒でも長く仲間と一緒に夏を感じていたかった。

1秒でも多く声を張り上げていたかった。

僅かな間だけでも、ずっと前に失ってしまった夏を想っていたかった。

サヨナラ負けを喫した学法石川の応援団はすぐに引上げた。

そして、その日の第3試合・3塁側のアルプススタンドは、

一流のバーテンダーがグラスに注ぐカクテルみたいに

掛川西の応援団で膨れ上がっていた。

それもとびっきり上等のカクテルだ。

ここにいるすべての人間を酔わせるレシピだ。

後に誰もがその味を賞賛した。

最高の応援だった、と。

甲子園から帰って1週間が過ぎようとしちた。

まだ社会復帰を遂げていなかったが、それでも間に合う程度の仕事量だった。

僕は社外スタッフとの打ち合わせを適当に切り上げ、午後の陽差しの中に飛び出した。

信濃町に着いたのがちょうど5時。

僕は帰りの切符を買い、約束の時間までにまだ30分あったが、

彼女と待ち合わせをしている店に入り、ビールを注文した。

彼女とこの前デートをしたのは、まだ桜が咲いている頃だった。

それ以来、彼女はことあるごとに、僕の空想の中に登場した。

甲子園に行く3日前、僕は初めて女の子をデートに誘う少年のような気分で、

彼女がバイトしている店に電話した。

サッカーを見に行く約束はまだ有効だろうか。

とりあえず、彼女の就職が決まったことに『おめでとう』を言い、それから本題に移った。

あいにく彼女はそのヴェルディ戦の日はバイトに入っていた。

OKの返事をもらったのは甲子園に行く直前だった。

約束の時間になり、店の窓ガラスの向こうに彼女の姿が見えた。

僕は文庫本を閉じ、軽く手を上げた。

僕の記憶の中にある彼女より、ほんの少し太っているように思えたが、

まぁ気にしないことにした。

店を出たのが6時過ぎ。

通りを歩く人が全て国立競技場へ向かっているのが一目でわかった。

競技場へ着くとヴェルディ側の応援席はすでに満員で、

グランパス側の応援席にしても、ゴール後ろの上の方に

二人分空いている席を見つけるのがやっとだった。

そのゴールは、前半の早い時間にグランパスが1点を奪ったが、

後半にはヴェルディが3点をもぎとった。

ジェニファー・コネリーみたいに笑う彼女は、すごく可愛かった。

我々の目の前でゴールを決めてくれた選手たちに、僕は心から感謝した。

でも、ほんの少しだけ、目の前の光景が色褪せて見えた。

終わってしまった今年の夏は、もう戻らない。

高校野球静岡県大会の日々。甲子園の夏。この世で数少ない「真実」だけの世界。

印刷物の上の「嘘」だけを追っかけている男にはあまりにも眩しすぎた。

目の前の光景が色褪せて見えたのは、誰のせいでもない。

僕は、何よりも、ひたすら母校の勝利を願っていたこの夏の自分に目を細めたのだ。

競技場を出て、人波に流されて歩いた。

駅がどこにあるのかわからない。

僕は自分の方向音痴を声に出して呪った。

仕方ないな。もともと頼り甲斐のある男ってガラじゃないんだし。。。

しかし不思議だった。

2か月も顔を合わせていなかった女の子と、

まるで何年も付き合いのある友人のように気楽に話をしている。

たらふく飲んだビールのせいばかりじゃない。

サッカーの試合の余韻だろうか。

それとも、熱気を孕んだ夜の空気のせいだろうか。

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・彼氏が出来たんだって?』

さらっと口にした自分の言葉に僕自身がいちばん驚いていた。

『そんなことないよ』

と彼女は言った。

『もう5か月も、いない』

間一髪で地球を救ったスーパーマンくらい、僕はホッとした。

『じゃぁ、また誘っていいかな』

『うん』

しかし、そのあとに用意しておいた台詞を続けるには、

その夜の僕は少し酔っ払い過ぎていた。

クーラーの効いたタクシーの中は、映画の終わった映画館のようだった。

『7月に競合コンペで電通に勝っちゃったんだ』と僕は切り出した。

『ディノスっていう通販カタログの広告なんだけどね』

あまりパッとする話題ではなかったが『ふうん』と彼女が反応を見せたので

僕は少し安心した。

『来月には新聞や雑誌にいっぱい載るけど、9・28売りの『With』バージョンだけは

僕がモデルも兼ねてるんだ』

さらに僕はたたみかけた。

『サヨコって、幸せに代わる子って書くんだよね』

『うん』

『プレゼン前のラフ案でキミの名前を借りたんだ、ストーリーには関係ないけど。

漢字じゃ読めないってディレクターが言うんでカタカナにしたら、そのコピーが最後まで

通っちゃった。全国のフジサンケイグループの会社に貼られてるよ、そのポスター』

『へぇ、すごぉい』と彼女は言った。

いつかきっと、と僕は思う。

何万人もの目にふれる媒体を使って、たった一人の女の子のためにラブレターを書くんだ。

少年だったころの自分が頭の中に住んでいる限り、僕はコピーライターを続けていくだろう。

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こうしてたまに皆でカチを思い出すきっかけを作れるだけでも

このブログを続けていて良かったと改めて感じる今日この頃です