「失敗学のすすめ」畑村洋太郎著。
この本では失敗を、未知との遭遇による「良い失敗」と、人間の怠慢による「悪い失敗」の2つに大別する。良い失敗からは学び、悪い失敗は極力抑えることが必要である。
今の日本には、失敗を責める傾向にあり、その影響からか、失敗を嫌い、恥ずかしいと思い、隠そうとし、そこから学ぼうとすることがないのである。
今まで、失敗していいからやってみろとかいわれたことがあった。しかし、やはり、失敗をしてしまうと結局は責められるのである。これが日本の現状でしょうか。
いかにして、マニュアルにのっとってやる仕事が多いなかで、悪い失敗を防ぐか。そんなことに対しての対処法なども書いてあります。
そして、僕自身が失敗を忌み嫌っていたのは否めないと思う。やっぱり、どうしても悔しいし。だけど、隠しててもしょうがないよね。
大学にきてからは失敗してもしょうがないという思いをもって責められても自分の中ではそのことに対しての答えがあるときに責められている間は半ば適当に相槌をうちながら、自分の答えを心の中で反復して堪えるということをやってきてたなぁ。このやり方がいいのかはわかんないけど。
とりあえず、世の中が悪すぎる失敗意外は責めないという風潮になっていくといいんだけどな。決定的な失敗をしないために少しの悪い失敗はアリとも思う。しすぎってのもよくないけどね・・・
失敗を責めるなって。
こんなレビューで読む気はおきないとは思うのですが、読む価値はあると思います。参考になることも多いと思うし、「なんか読む本は?」って人は読んでみてはいかが?