まいごのイケてないブログ

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今城塚古代歴史館

2020-01-14 15:16:41 | Weblog
ハニワづくりをした【いましろ 大王の杜】の今城塚古代歴史館には、今城塚古墳から出た出土品やその復元品、またはレプリカの展示があります。

壁一面に古墳の模型。
今はもっこりした緑の杜に見える古墳ですが、元々はこんな感じ。
私はピラミッドを彷彿させるなと感じました。
王の墓
力を誇示するモニュメント。
大きいことに意味がある。
その威圧感。
いまの持っ凝りした自然の杜のような丘のような、あの姿ではなく、
いかにも人工物。
冷たい石で覆われたそこには、生命の存在を感じさせたいようなものなのです。

ここは、幸か不幸か天皇陵に指定されなかったため、発掘調査が行われました。
5世紀のお墓と言うことで、年月で風化し、地震で崩れ、戦国時代には要塞として使われ、
その後はあれるに任せて忘れられようとしていたのでしょう。

航空写真で見てこそ、古墳だな!と思いますが、近くで見る限り、緑の丘です。
鳥居が経って神社でもあれば保護されたのでしょうが、そんなものもありません。

発掘調査で色んな出土品が出て、いろんなことが分かったようです。

※ここは撮影OKです。(きちんと歴史館にお尋ねしました)
岩盤を削って形を作り、足りない部分は堀を掘って、その土を盛り上げていく。
表面を石で覆う。
当時は上から見るより横から見る、この感じでしょうか。

整地された、上の祭祀場には埴輪が置かれています。
円筒埴輪は結界の代り?

堀の外側の祭祀場には4つの場面の埴輪が置かれています。
これもミニチュアで再現されています。

実物大のレプリカも展示されています。



うしろ側からも見れます。

石室や石棺のレプリカもあります。


時間がなくて、細かい説明文は読んでる時間がなかったので、写真だけになります。スイマセン。

継体天皇

鏡や武器や武具、アクセサリーなどの展示もあります。






近くに阿武山古墳(藤原鎌足の墓だと言われている)もあるので、鎌足展も一部ありました。

玉枕

冠帽(かんぼう)

伝・鎌足の墓はいくつかあるので、どれが本当かはワカリマセンが、ここは棺がそのままてて、
もっときちんと調査していればよかったのですが、時代が悪く、慌てて埋め戻したそうで、
今、もう一度彫ったとしても埋葬時の姿は今はなく、一度彫り出して空気に触れると
泊った時間が動き出して色んなものが参加して劣化していくので、当時掘り出した
綺麗なままの石室も棺も今は望めません。

ツタンカーメンのミイラがドンドンボロボロにされて行くように、眠りから覚めた風物は
また時を刻み始めドンドンと崩壊に向かって行くのでしょう。

今城塚古墳
http://www.city.takatsuki.osaka.jp/rekishi_kanko/rekishi/rekishikan/jidai/kofun/1327658433402.html
阿武山古墳
http://www.city.takatsuki.osaka.jp/rekishi_kanko/rekishi/rekishikan/jidai/kofun/1327658589251.html


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