核家族による新婚家庭が祖父母を排除した結果生まれ育った孫たちの訓育化が出来なくなり若い世代の国語が幼稚化したことだ。 先日近場のデイケア施設(リハビリステーション)を見学に行ったとき30代の職員と90歳代の高齢利用者との会話がちぐはぐな場面に偶々遭遇し 高齢利用者の総体的体力の老化があり 然も有りなんと感じたのだ、利用者は「厠の後に歯みがきをし午睡に行きたい」と言っているのだが若い職員には「厠」が理解できずに戸惑うばかりであった。現在では「厠」も死語になり使う人も殆んど無いと言ってもよく小欄がその場を繕い事なきを得たのである。
日本人及び日本文化の根幹は国語であり継承が大切です、言霊と尊び尊重していたが核家族化が言葉を粗末にしたと言ってよいでしょう。祖父母が孫と同居していたら基本は伝わり三世代家庭では敬語が自然と身に付き敬語が人間関係を重んじる日本文化の心髄です。
今日も国会は開店休業状態です ここ数年政治家を筆頭に各界層の暴言聞くに堪えない悪口そして理解不能なカタカナ語、若者たちの”ら"抜き言葉や短縮文字等々の乱立は日本の終焉間近を見るような末期症状でしょう。日本人の日本人たる基本は国語を正しく読み書き喋ることです。若者は今しか知りませんが、今は昔を知ることで比較し知ります、父母の昔では近すぎます祖父母の知る昔を知ることにより今の時代の変化が理解できるでしょう。