MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師(IMA/ドイツ , IMCJ/日本)、ヒューマンスキル研修講師のマグノリアです。
マインドフルネスやコミュニケーションについて、ブログに綴っています。
クレーム対応研修のご受講者が、こんなお悩みを聞かせてくれました。
『同じ方から、何度も何度も電話がかかってくる。クレームというよりも、相談を訴えている。内容はいつも同じで、その度にいったんは納得?して電話を切るが、程なくまたかけてくる』
このような方にどう対応したらいいのか…というお悩みです。
研修からの帰り道、お話の中の電話をかけている方のことを考えていました。内容の詳細はわかりませんが、何かが不安でたまらないのかなぁ…と。
『答えがないこと』
『先が見えないこと』
変化が激しく、情報は膨大にある今の時代です。
心配事があるといくらでも調べる手立てはありますので、それに関する情報はどんどん増えます。
人間の本能として、安心材料よりも不安材料に目が行く傾向があるそうです。
自分は不安に感じている。それが正当なんだ!と思いたい潜在意識がそうさせるのかもしれません。
そして世の中には不安を煽るような情報が溢れています。
(そういう情報の方が、みんなが飛びついてくれますからね。視聴率を上げたい、イイねを増やしたい、アクセス数を稼ぎたい!となれば、平和での〜んびりしたものより刺激的なものの方が…)
私達は、自分の命を守るために本能的に『危機に備える』ようになっています。
だから、自然とネガティブ情報に引き寄せられてしまうのです。
ひと度不安に感じたら、グルグルそのことばかりを考える。
自分の不安感は当然だと思いたくて、不安な情報を集める。
より一層不安になる。
自分自身で解決できる事ならいいけれど、社会情勢や他の人の事はどうしようもできません。
考えても考えても、不安は募る。
「あぁ、答えのないことを考えている」
「堂々巡りをしているな」
と気づくことができたなら、考えを手放してイマココに意識を向けてみましょう。
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呼吸のマインドフルネスです
今日もお読みいただきありがとうございました。
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