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maffnaff living

世界のどこかでこっそり生きているマフナフのちょっぴり孤独で気ままな生活をご紹介します。

月の夜には孤独が深まる

2007年02月03日 | 日々徒然

空気が澄んで月の光がまぶしい夜です。こんな夜には孤独が深まります。

ちょうど時間が合ったのでレイトショーで「ディパーテッド」(The Departed)を観てきました。

同じマフィアもののゴッドファーザーのような(恥ずかしながら去年初めて観たのですが)衝撃や圧倒的な迫力は感じられませんでしたが、ずしりと重い映画でした。

けれども個人的にはジャックニコルソンの魔物のような表情と、意外とカジュアルな格好ばかりが印象に残ってしまいました。

それにしてもドンパチの連続でバタバタ人が死んでいく映画は、観終わると情緒が大変不安定になります。そんな時にまぶしい月の光を浴びると、どうにもやるせない気分になるのです。

だから今夜も夜更かしです。


v: midnight moonlight / The Be Good Tanyas

はやひとつき

2007年02月01日 | 日々徒然

私の心をがばと開いてみれば、下半分にどんよりと黒いものがたまって、その上にもわもわしたまだらな灰色のものがあって、一番上にごくわずかに白い上澄みがあるのだと思います。

ブログは私にとって、どちらかというと非日常に近いものですから、なるべく上澄みに近い部分をすくいながら、つつましくやっていこうと思います。

ときどきでもマフナフのことを見て頂けると嬉しいです。


v: inspiration(ilham) / souad massi

ありがたいよう

2007年01月30日 | 日々徒然

今年はずいぶんな暖冬のようですが、そうは言っても冬は冬ですから、朝などは寒くて布団からなかなか脱け出せないわけです。

太陽が出た日は窓際が最高の居場所になります。気ままな猫なぞは、昼間は窓際でぬくぬくしているはずです。

残念ながら人はそうもいきません。
私は窓際で日に当たって歯を磨きながら、(このまま動きたくないよぉ)といつもぼやいています。

冬は太陽がありがたい季節です。


j: Francia Tacmester / Palya Bea

日本の茅葺き屋根

2007年01月29日 | 日々徒然

イギリスで観た茅葺き屋根はこんもりとして愛嬌がありました。それに比べると日本の茅葺き屋根はりりしいと思います。もちろん、家ごとにちがった表情がありますけれど。

以前、東北を旅したときにところどころで茅葺き屋根の家を見かけました。現役ばりばりの家もあれば、朽ちていくのを待つだけの家もありました。

そうした家を眺めてノスタルジーを感じ、こうした美しい家がいつまでも残って欲しいと思う一方、それが住んでいない者のエゴであることも否めず、少し複雑な気分になったものです。


v: Scattered Leaves / The Be Good Tanyas

たまには絵画でも(オルセー美術館展)

2007年01月28日 | 日々徒然

たまには文化的な活動をしようと思って、オルセー美術館展を観に上野へと出かけてきました。

ラジオで「(会期の)後になると混んでくるから早目にお出かけください」と言っていたので、それならばと思い立って初日に足を運んだわけですが、初日の賑わいでやたらに混んでいました。

絵を観に行ったのだか人混みを見にいったのだかわからない感じでしたが、大変充実した展覧会でした。

絵を観て感動したことは無かったですけど、ゴッホの「アルルのゴッホの寝室」などは危ういパースの中に描かれた質素なベッドや椅子が浮き出して今にも動き出しそうに見えて迫力がありましたし、幾つかの絵は刺激(インスピレーション)を与えてくれもしました。

当然紙に印刷されたものとは違うわけで、やはり実物を観るということは大切だなと思いました。

ただ、展示室の間に階段での移動があったりして、会場設計は苦しいものを感じました。箱の大きさは決まっているので仕方がないのかもしれませんが、車椅子の方などは大変しんどいだろうと思います。

それにしても人が多くて、すっかり疲労してしまいましたよ。


b: Hoobaale / K'naan