バーデンヴァイラーが屈腱炎を発症し、引退に…

昨日、何気なく開いたキャロットのホームページで衝撃の事実が。
バーデンヴァイラーの更新の横に「引退」の２文字があって声を失いました。
色々思い入れが強かった愛馬なので、久しぶりにメモリアル記事を書きます。


クラブの更新内容です。

24/7/12　引退
「この中間から試し乗り程度に乗り出しをスタートさせていたのですが、幾らか左前脚
に気になるところがあったので、念のためエコーで状態を確認してもらいました。その
結果、繋の上の部分を中心に最大で９％ほどの損傷があり、残念ながら屈腱炎の診断が
下りました。ミッドウェイＦの担当者からレース直後に躓く癖があるので、レース毎に
エコー検査は行っていたと報告は受けていたのですが、その際に所見はなかったという
ことでした。おそらく中に籠っていたものが、時間が経過して表面化してきたのでしょ
う。態勢を立て直して秋に備えていければと考えていただけに非常に残念でなりません。
申し訳ありませんでした」（天栄担当者）「本日、バーデンヴァイラーの症状について報
告を受けました。その上でクラブ、牧場サイドと相談をさせて頂きましたが、復帰まで
には最低でも１年以上はかかるでしょうし、６歳の夏ということを考えると現役を続行
していくのは難しいという判断になりました。帝王賞は残念な結果になりましたが、ポ
テンシャルの高さから下半期は佐賀のＪＢＣを最大目標にしていきたいという思いがあ
っただけに引退となるのは悔しい限りです。地方競馬という新たな舞台で飛躍させたか
ったのですが、志半ばで断念する形になってしまい、会員の皆様には申し訳ない気持ち
でいっぱいです」（内田師）中央所属としてデビューを果たすと、２戦目で初勝利を掴ん
でくれました。精神的な課題を見せながらも１勝クラスを勝利し、２戦を挟んでのち２
勝クラスからオープン競走の総武Ｓまで怒涛の３連勝を決め、いよいよトップクラスで
の戦いが始まりました。４歳時のマーキュリーＣで待望の重賞初制覇、５歳時には佐賀
記念で交流重賞２勝目を挙げました。しかし、その後は歯痒い競馬が続いたことに加え、
賞金面で思ったレースへ臨むことが難しくなったことから６歳時に川崎・内田勝義厩舎
へ移籍。移籍初戦となった大井記念は僅差の２着となりましたが、続く帝王賞では悔し
い結果となってしまいました。秋の復帰を目指し、ＮＦ天栄へリフレッシュ期間を設け
ていましたが、調整過程で左前脚に違和感が生じたことから検査を行った結果、屈腱炎
の診断が下りました。現在の年齢や予想される休養期間を鑑み、内田勝義調教師と協議
を行った結果、ここで現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することとなりました。会
員の皆様には誠に残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げま
す。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。


結果的にラストランとなった帝王賞を現地応援出来て良かったです。
中央地方で合わせて７勝もしてくれて、地方交流重賞も勝ってくれました。
地方初戦でも惜しい２着で、帝王賞は流石に相手が強かったですが、
地方代表として交流重賞に向かえば…と楽しみにしていた矢先の出来事でした。
本当に残念ですが、屈腱炎ですから受け入れるしかないですね。


最後に、バーデンヴァイラーが勝ってくれた７勝を振り返ってこの記事を終わります。
（写真は全てキャロット公式より。）



２０２０年１１月１５日　阪神　２歳未勝利・ダ1800ｍ・北村友・優勝


２０２１年７月３１日　新潟　３歳上１勝クラス　ダ1800ｍ・福永・優勝


２０２１年１２月１１日　阪神　３歳上２勝クラス　ダ1800ｍ・Ｃデムーロ・優勝


２０２１年１２月２５日　阪神　摩耶Ｓ　ダ1800ｍ・Ｃデムーロ・優勝


２０２１年３月６日　中山　総武Ｓ　ダ1800ｍ・福永・優勝


２０２２年７月１８日　盛岡　マーキュリーＣ（ＪpnIII）　ダ2000ｍ・福永・初重賞制覇


２０２３年２月９日　佐賀　佐賀記念（ＪpnIII）　ダ2000ｍ・福永・優勝


未勝利から１勝クラスを連勝、３勝クラスから総武Ｓまでを３連勝と、夢を見せてくれました。
ＯＰ級の総武Ｓを勝った後、中央の重賞では良い走りは出来ませんでしたが、交流重賞では
いつも堅実に走ってくれて楽しませてくれました。
バーデンヴァイラー、今まで頑張ってくれて本当にありがとう。
お疲れ様でした。