とっても“こがねい” ( This is Koganei ! )

小金井市に住んで30年以上。大好きなこの街の素晴らしい点をみつけていきたいです。市内で働いています。なんでも聞いて下さい

市民交流センターで芸術文化フェスティバル2011

2011年09月24日 | こがねいの文化・芸術
NPO法人小金井市文化協会が創立20周年を記念しておこなっている「芸術文化フェスティバル2011」は、明日で最終日となる。
今回は、武蔵小金井駅南口に今春完成した小金井市民交流センターを全館使って、全面展開する総力挙げての祭典になった。23日には、国文学者であり作家でもある林望氏による文化講演会、市民オーケストラによる演奏(運命/ベートーベン)が大ホールでおこなわれた。文化講演会・演奏会ともに聞かせていただいたが、どちらも大変素晴らしい内容だった。

特に、この施設での初めての演奏会で、市民オケとして「運命」を選んだのは、なんといっても印象的だった。ベートーベンは、この曲の冒頭に出てくる「ジャジャジャジャーン」について尋ねられ、「これは運命がドアを叩いている音だ」と語ったとされている。では、その一方で、第三楽章で流れる格調高いメロディは何を表しているのだろうか。私には、「理想を高くかかげよ!」・「青雲の志を忘れるな!」・「人生とは格闘技なり!」と聞こえてならない。オーケストラの皆さんの全魂こもる演奏を(見ながら)聞きながら、楽聖ベートーベンが伝えたかった心を探り続けた40分間だった。今回は最前列に座ったので、楽団員の皆さんの息遣いも聞こえてくるようだった。演奏中に、壇上から何かが飛んできた。指揮棒の先が折れたのかな?と思った。気迫、というより鬼迫あふれる大変気合いの入った演奏だった。「一生懸命」とはこのことを指すのだと実感した。聞きながら涙があふれてきた。市民オケの皆さん、本当にありがとうございました。

また、1階小ホールと地下の展示ルームでは「美術工芸展」が開催されている(無料/9月21日~25日)。小ホールの展示場には「能面」や「仏像」といった珍しい作品も展示されており、23日には一日で600人強の入場者数をカウントした模様だ。これは、大ホールを満席にするより多い人数で、こちらも大盛況と言える。

【9月25日の予定】
大ホール:市民コーラスのつどい(入場無料/全席自由)13:00開演
小ホール&地下ギャラリー:美術工芸展 10:00~16:00

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