とっても“こがねい” ( This is Koganei ! )

小金井市に住んで30年以上。大好きなこの街の素晴らしい点をみつけていきたいです。市内で働いています。なんでも聞いて下さい

アナトリア考古学研究所 大村所長による寄稿文

2021年05月02日 | こがねいの文化・芸術
てっきり考古学的な内容だけかと思いきや、現地における研究のあり方という斬新な観点も含む寄稿文だった(公明新聞2021年5月2日付け)。
考古学は、発掘が終わればそれで終わりではない。現地で今を生きる人々の暮らしをどう支えていくか、も重要・・・言われてみるとそのとおりだと感じた。発掘作業は、考古学者に限らず、学生を含めた多国籍部隊を編成しなければならず、現地の人々の助けも借りなければ到底できないし、発掘された遺跡群が地域住民の暮らしを支えるようになれば、考古学研究の現代的価値(?)も大いに認められるだろう。

この記事を読んで気が付いたことがある。それは、このカマン・カレホユック遺跡の発掘は、中近東文化センター(※)が始めたという点だ。この公益財団の本拠地は、小金井市に隣接してるところ(三鷹市内)にある。国際基督教大学のすぐ東側だ。私も何度も鑑賞におとずれたことのある博物館だ。
※以前、小金井市民に入館割引が適用されたこともある。

★中近東文化センター★

中近東における文化が、人類の歴史に与えた影響は計り知れないものがある。我が市に隣接する博物館(財団)の研究者が、はるか遠方の国で、現地の住民とともに、悠久なる時の流れに向き合い、歴史探訪のために汗を流している姿は実に誇らしい。


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