
2015年10月12日 道志ダム
多摩川の水利権を東京と争い敗れた神奈川県は多目的な利水源として相模川の開発に乗り出します。
相模川には戦時中に沼本ダム、戦後間もなく相模ダムが完成し、ついで最大支流の道志川に建設されたのがこの道志ダムです。
ダムの目的は下流の道志第一発電所での発電ですが、同発電所を経由した水は秋山川を経由して相模ダムへ送水されます。
つまり道志ダムは道志川の水をより有効に使うため相模ダムへ流域変更のために建設されたダムといえます。
さらに宮ヶ瀬ダムの完成に合わせて、道志ダム上流から宮ヶ瀬ダムへの導水路が作られ主として宮ヶ瀬ダムへと送られており、その余剰分を相模ダムへと送っています。
右岸から
ダムの形状はよくある発電ダムのものです。

天端は県道76号線が走っています。
実はこの道は登山などで何度も走っっていたのですが、ダムに興味を持つまではここがダムという認識は全くありませんでした。

川を渡り左岸側から
高欄のデザインなどはいかにも1950年代です
背後に見えるのは丹沢の大室山です

ダム湖(奥相模湖)

減勢工
河川維持用の放流が行われています

下流方面

ダムカードは城山ダムの津久井湖記念館でもらえました。

このあと国道413号を引き返し相模川の沼本ダムと相模ダムを目指しました。
0699 道志ダム
神奈川県相模原市緑区牧野
相模川水系道志川
P
G
32.8メートル
74ートル
神奈川県企業庁
1955年
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