ある日のmacchan

ワイン&グルメ、旅の記録

本当のボージョレの姿

2011年04月19日 | ワイン
松永先生のワイン会

テーマは「本当のボージョレの姿~~~クリュの個性とガメイ種を考える」

「ボージョレ」というと、「ボージョレ・ヌーヴォー」(新酒)があまりにも有名ですが、ワインを何も知らなかった頃の私は、ヌーヴォー=軽いワインという先入観を持っていて、絶対ボージョレなんか飲むもんか!なんて思っていましたが、松永先生のワイン教室で、初めてボージョレをいただいた時に衝撃を受けました。こんなに美味しいボージョレがあるなんて!

松永先生がおっしゃるには、ボージョレに使われている品種「ガメイ」の響きがよくないのに影響があるようです。ローマ字の「Gamay」ならまだしも、カタカナで「ガメイ」と書かれ、日本語的に読むと確かに美味しくなさそうです(笑)

ボージョレは輝くようなルビー色、フレッシュで飲みやすい軽いワインが多いですが、花崗岩の土壌からとてもミネラル感の強いワインが造られています。

ヌーヴォーではなく、クリュ・ボージョレ。楽しみにしてきました。



REGNIE レニエ
【生産地域】フランス、ブルゴ-ニュ、ボージョレ地区 AOC Regnie
【生産者】Domaine des Braves(Franck Cinquin) ドメーヌ・デ・ブレーヴ(フランク・サンカン)
【品種】ガメイ
【収穫年】2007年

ボージョレの王様「ムーラン・ア・ヴァン」ボージョレの女王「サン・タムール」が日本によく入荷されるクリュ・ボージョレですが、「レニエ」は少ないようです。日本に入荷されるボージョレが輸入フランスAOCワインの約10%、うちヌーヴォーが約85%も占めるそうですから、クリュ・ボージョレは非常にマイナー。

2007年ですが、まだまだガチガチでした。酸味が強いのが印象に残っています。

Moulin a Vent Vieilles Vignes ムーラン・ナ・ヴァン ヴィエイユ・ヴィーニュ
【生産地域】フランス、ブルゴ-ニュ、ボージョレ地区 AOC Moulin-a-Vent
【生産者】Domaine Berrod ドメーヌ・ベロ
【品種】ガメイ
【収穫年】2006年

ミネラル感あふれる、凝縮された味わいでした。



Chateau des Jacques Moulin-a-Vent シャトー・デ・ジャック ムーラン・ア・ヴァン
【生産地域】フランス、ブルゴ-ニュ、ボージョレ地区 AOC Moulin-a-Vent
【生産者】Louis Jadot ルイ・ジャド
【品種】ガメイ
【収穫年】2007年

松永先生はメジャーなワインをあまり持って来られないのですが、メゾン・ルイ・ジャドのムーラン・ア・ヴァンです。最初にいただいた2本に比べると、粘性、ミネラルが強く、更に凝縮感が強い感じがしました。

Morgon Cote du PY Fut de Chene モルゴン・コート・デュ・ピ フ・ド・シェーヌ
【生産地域】フランス、ブルゴ-ニュ、ボージョレ地区 AOC Morgon
【生産者】Domaine Pierre Saboye ドメーヌ・ピエール・サヴォワ
【品種】ガメイ
【収穫年】2005年

ピンクのラベルがかわいい!時間が経つと果実味が増してくるワインでした。



Saint-Amour Lou Dumont Lea Selection サン・タムール ルー・デュモン レア・セレクション
【生産地域】フランス、ブルゴ-ニュ、ボージョレ地区 AOC Saint-Amour
【生産者】Lou Dumont ルー・デュモン
【品種】ガメイ
【収穫年】1997年

「天地人」のラベルがトレードマークの「ルー・デュモン」仲田晃司氏の造るワインです。
ラベルの右上に小さなハートのマークが入っているのが素敵♪
オレンジがかった色で澱がかなり出ていました。還元臭もして、いわゆる『古酒』。これは好き嫌いがあるかも。私もちょっと苦手かな(笑)



左からいただいた順(上述の順)です。一番右のルー・デュモンがやはり一番濃い色をしています。これだけではガメイという感じがしませんが、全てクリュ・ボージョレ、ガメイです。

クリュ・ボージョレがいただけて、とても満足!

おつまみは「ラタトゥイユ」と「エスカルゴブルギニョンヌ」(実際はエスカルゴではなく「さざえ」でした)
とても美味しかったです♪ ブルギニョンヌは先生のお手製でした。

有難うございました!

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