ある日のmacchan

ワイン&グルメ、旅の記録

Vincent et Sophie Morey ヴァンサン・エ・ソフィー・モレ

2023年10月31日 | フランスワイナリー2023
3軒目の訪問ワイナリーはシャサーニュ・モンラッシェにあるVincent et Sophie Morey ヴァンサン・エ・ソフィー・モレ



シャサーニュ・モンラッシェの銘醸家ベルナール・モエの長男ヴァンサンが、サントネイ出身の妻ソフィーとともに運営するドメーヌ。ちなみにトマ・モレはヴァンサンの弟さん。

約20haの畑を所有。白、赤の比率は同じくらい。



ディアム(圧縮コルク)を使用




地下のセラーは5m地下にあり、白150樽、赤100樽。白の部屋の温度を少し高めにしてMLFを促進。

新樽率は赤50%、白30%。赤は新樽でもタンニンが樽を塞いで酸化しない。

赤は無除梗の全房醸造。









テイスティングルーム


ラベルがないものは樽から出したばかり




①Bourgogne Chardonnay 2022
淡いシトラスの香り。酸がするどく、フレッシュ。まだ安定感に欠ける

②Santenay Les Hates 2022
レ・アットの畑はプルミエ・クリュ・パスタンの上の方にある。ミネラルの苦味が感じられる。

③Santenay 1er Cru Passetemps 2022
プルミエ・クリュ・パスタンは粘土質。酸が柔らかく、ふくよか

④Saint-Aubin 1er Cru Les Chammois 2022
シャサーニュ・モンラッシェとの境目にある畑 ミネラル香が強い。つんとくる酸

⑤Chassagne-Montrachet V.V. 2022
樹齢60年の古木。酸が柔らかく、ふくよか。まだ安定していないが、旨味がある。

⑥Chassagne-Montrachet 1er Cru Les Embrazees 2022 樽出し
かなり山の上にある畑で事故が多いらしい。ピチピチ、シュワシュワ感がある。

⑦Chassagne-Montrachet 1er Cru Les Caillerets 2022 樽出し
香りが華やか。まろやかでふくよか。

⑧Puligny-Montrachet La Truffiere 2022 樽出し
余韻が長く、完熟度が高い

⑨Santenay 1er Cru Beaurepaire 2021
開いている。すぐ飲める。余韻が長い。なぜか唾液が出てくる。

⑩Chassagne-Montrachet 1er Cru Morgeot 2021
シャサーニュを代表するプルミエ・クリュ。果物の香りが強く、旨味がある。

⑪Bourgogne Pinot Noir 2022
フルーティ。まだ安定感がない。

⑫Chassagne-Montrachet V.V. 2022 樽出し
濃い色調。イチゴの香りが強い。タンニンが荒々しい。

⑬Santenay Les Hates 2022
樹齢はまだ若い。濃い色調。土の香りが強い。凝縮感がある。

⑭Santenay 1er Cru Les Gravieres 2022 樽出し
淡い色調。土っぽさが表に出ている。

⑮Santenay 1er Cru Les Gravieres 2020
2022年に比べると酸がまろやか、熟した果物の香り。土の香りも溶け込んでいる。

⑯Marc de Bourgogne

少しずつとは言え、これだけテイスティングするのはなかなかないことです。

ブルゴーニュは畑が違うだけで、全然違うのが何とも面白いところです!

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