アローハ!
久しぶりに会った友人から「やせたねぇ!」
と言われて有頂天のナルーマスターです。
震災後、初めてサーフポイントを見てきました。
行きは時速50kmのパトカーによる
先導付きです。
どこの海岸も被害が大きすぎて、サーフィン
どころではない、というのが現状です。
打ち上げられた船の残骸や、波で破壊され
橋脚だけが残った鉄橋。
建物の瓦やトタン、ガラスなど
いろいろなものが散乱しています。
そんな中で、地元のサーファー達が声をかけあって
ホームスポットの清掃作業をしてきました。
地元のサーファーや、その家族、遠く内陸から、
また隣の県からも100人以上は集まっていました。
この海岸は遊歩道、キャンプ場、ヨットハーバーなど、
レジャー施設が充実していて、夏になると多くの
観光客が集まる人気のスポットです。
そして我々サーファーも整備されたシャワーや
トイレなどの設備を利用させてもらいながら
サーフィンを楽しんでいるのです。
ところが、今回の津波でその多くの設備が
破壊されて、再開のめどが付いていません。
重機を必要とする大きなガレキや残骸を除いて
ビーチに散乱したゴミや木片、ガラス、瓦など
手で運べるものは、すべて掃除しました。
清掃の後、ゴミ一つないビーチと
誰も乗ることのない波・波・波。
東北南部には、立ち入り禁止でビーチの清掃すら
できないところもあるそうです。
私たちの地域は、幸い他の場所にくらべて
被害が少なく、復興の可能性も見えます。
自分達でも出来る限り復興のお手伝いが
できればと、今回の清掃活動を企画しました。
地元の住民や漁師さんなどの心情を踏まえて
海や自然、地元へのリスペクトを忘れないように
そして、1日も早くみんなが笑顔で
サーフィンできるように、我々サーファーも
がんばりたいと思います。
No surfin’ No life.