ものみだか日記~平井堅のことばかり考えるまいにち(仮)~

ものみだかい私が、ふなふな書いております。
柔軟剤はダウ●ー、料理は卵かけごはん。
そんなマスターに今夜もズキュン!

裏でちゃっかりぃ♪【その1】 「あの空をおぼえてる」試写会が当たる

2008-03-20 13:42:28 | 2008早春 FAKIN' POP
武道館の先行をいくつか立て続けにすここここん!
とハズしておりますが(なんかもー、用事もあるし「当たればラッキー」くらいになってきた)
そんな運をこんなところに使いました。

映画「あの空をおぼえてる」試写会。
あれね、堅ちゃんの『いつか離れる日が来ても』が主題歌のやつです。

M-on TVの抽選に当選したもので、募集媒体が媒体だけに、
若くてキレイな女性が多かったかな。俺様を含めてな。
会場に入るなりいただいたチラシが堅ちゃん(笑)。
思わず「ぷ。」とか笑ってしまいました。

以下、映画の感想なんですが、
内容に若干触れますんで、
これからご覧になるのを楽しみにされてる方は、飛ばしてください。
(ラスト、堅ちゃんの曲がかかったトコだけ、ちょこっと後に書いてます)

- - - - - - - - - - - ここから↓



あらすじ・作品詳細はコチラをご覧くださいませ。

実は、ワタクシ堅ちゃんの曲の中で、
1曲だけもう何年も「封印」してまして、
それが「メリー・ゴー・ラウンド・ハイウェイ」
(かなり好きな曲だったのですが、ある日突然つらくなった)
ニューアルバムの中でも「いつか離れる日が来ても」
かなりハマりまくってる時期で、
おまけに、こないだチラッと書いたとーり、
花粉症の薬飲んでると無意味に鬱になるんで、2~3日前から大事を取ってヤク断ち。
(――つーか、服用やめたほうがいいかもな、この薬;)
結構びくびくしながら試写会に向かったですよ。

なーんだけどー…;

ま、ひとことで言って、そこまでしなくて平気だったな~
なんてな~~;;

“突然娘を失った家族が、その苦しみを乗り越えて再生するまで”
てーのがテーマなんですが、
……う~ん、ひたすら叙情的というか~~。

もともと私自身の好みが、血ヘド吐くよーなゲロ吐くみたいな(ひ、比ゆですよ;)
登場人物の嫌なドロっとしたとこまで描いちゃったよ~なのに
胸打たれることが多いので
(実ははずかしいから大きな声では言えなかったが、
去年の映画『愛ルケ』は、寺嶋しのぶにかなり泣けた…。
でも原作は…上巻だけでおなかいっぱいになってしまって…エロが具体的過ぎて……)

そおゆう主観で見てるせいも否めんのですが、

竹野内パパの苦悩は、ひたすら端整で美しいのみなのよねぇ…(T T)

緑がいっぱいの村の中で、おしゃれなログハウスに
子ども達は、揃って可愛い制服を身にまとい(私立か!?)
家の中は、愛らしいカントリー調の家具やパッチワークキルトのベッドカバー。
なんつうか、おしゃれなスローライフというか、
“絵に描いたような”ステキ家族過ぎて(原作が翻訳モノってのも、なんか関係あるのかしら??)
なーんか、すべてがキレイすぎて、響かないー。

それに前半、娘の死を受け入れられない―のを現してるのか、
会話のなかに妹が死んだことを匂わせるような台詞が一切なく
また、[現在]と[生前の回想]がくるくる入れ替わって、
娘がねー そこらガンガン走り回ってるんですよ;;
オマエ死んだんじゃないのかよ、わかりづらっ!
(で、またこの娘役の子の演技が、こまっしゃくれてて、うるせーうるせー;;
表情とか話し方とかをつくってる感じが、まだ7歳かそこらなのに、
やっすいアイドル女優のそれみたいで、しかもギャンギャン騒ぎ続けるので
「まじで横にこの子いたら、ツネるな、私」
「この子、死んでるのに全編で続けるのか!? た、堪えられねぇ…(T T)」とか思いました。
(しかも、前に別の役のインタビューで「私は演技派」みたいな発言してて
うあーこうゆうプロの子役みたいな子ってダメだあああとか、さらに拒否反応…))

というよーな、なんてーか「作ってます」的な舞台設定と演技で
どうにもシレーって観ちゃいました;
ああ~ こうゆうストーリーで入り込めないと、私ってひどい人間か?とか思うよ(T T)

もう一人の子役の男の子は、かなり上手なんだなって感じ。
実質の主役はこの子で、その分内面に抱えているものとかを感じさせる演技が必要なんだけど、
結構善戦してたと思います。
でも、やっぱり舞台設定の嘘くささを跳ね除けるまでには、残念ながら至らなかったというか。
(同様に、母親役の水野美紀も、かなり地に足がついた人物に見えたんだけど、
娘を喪って、しばらくは死んだようになっている「静」の役どころだから、
なかなか物語全体のカラーを変えるまでには至ってなかった。)

でも、出てるシーンは少しなんだけど、学校カウンセラー役の小日向文世さんとか、
担任の先生の小池栄子、おかーさんの同僚役の中島朋子さんなんかは、
実際にこの映画の世界の中で「生きて」いる人、って感じがしました。

特に、小日向さんは、彼自身が「どうゆう過去を背負った人なんだ?」(<本編にはまったく関係ない)
って観てる側に思わせるような人物になっていて、
男の子が、両親にもなかなか言えない心情を、ポツポツとクチにするとこなんかは、
私にとっては、この映画の中でいちばん好きなシーンでした。
台詞のいっこいっこが、ちゃんと届くしなー。
ちょっとしか出なくても持ってく。キャリアが長いから…ってもんでもなさそうだし。
こゆ違いってなんなんだろ??


とか。
だいぶ、ぶーぶー文句たれてますけど;それはあくまで私の感想です;

ちょっと思ったのは、
日常的じゃなくて、ファンタジー(っぽい?)な要素が入ってるからこそ、
自分の感情を寄り添わせる“のりしろ”みたいな部分を持ってる映画なのかも、って思いました。
(もしかしたら、原作もそういう物語なのかもしれないなーって気も。)
逆に、緻密~にリアリティを追うようなツクリの映画だと、
ストーリー追うだけになりがちだもんね。
それに、たとえば身近な家族を亡くした経験のある方なんかは、
(私は幸い実生活でそういう経験ないんですが)
リアル一辺倒な描写はつらいもんなあ。

……ってことで、やっぱり私自身が、この映画と相性が悪かった、と(笑)。

でも、思わば私ゃ「セカチュー」とも相性悪かったんだっけ…;
あれなんかもう、長澤まさみちゃんの演技が、マンガそのものだったもんなぁ。はーはははは;
とはいえ、あの映画は森山未來くんの熱演が素晴らしかったので、
(歌詞が彼の目線とも取れる内容だったりもするから)
「瞳をとじて」が「おお、ぴったり」って感じ。
でも、映画と主題歌が一体化してるっつーのだと、
「愛ルケ」と「哀歌」のコンビネーションが、いちばんかな~。
完全に、映画と歌のベクトルと世界観が一致してたもの。
ラストにあの曲が流れて、映画が本当に完結したー!観終えた!
って充足感がありました。

それでいうと


- - - - - - - - - - - ここまで↑

もともと映画のHPのコメントなんかで
「映画のストーリーとは、あえて寄り添いすぎず」って話だったので
たしかにストーリーとも別物、って感じで
ラストにエンドロールとともに『いつか離れる日が来ても』が流れても、
わりとさらっとした印象でした。
ただ、「いつか心が壊れても」とか、あの曲自体が持つ熱量てーか、強い気持ちてーか…に比べて
(いや…こちらの勝手な想い入れがムダに強いのかもしれんけど;)
あんまり映画のほうにパワーが足らん気がするなぁ。
だから曲がサラッと聴けてしまうんかなぁ。
と、正直なところ、ちと残念に思いました;

あーでもコレ、単純に試写会で観たせいかも;
映画館のドルビーサラウンド?よくわからんけど良い音響で聴いたら、
また印象違うかも。
公開になったら、もっぺん観に行こうかな。



あ、そうそう、のっぽさんが出演してます。
知らないで観るとあんまり気付きませんが、気にして観ると、すぐわかると思います(笑)。
2シーンしか出てない、しかも遠くから撮りすぎて顔も見えないのに、
「うわ、誰だこの人!?」って、オーラばりばりです。
エンドロールで名前発見して、納得☆

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