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~ディズニー情報&TDR滞在記~
ドナルドとチップ&デール中心ブログ

誘惑

2009-11-06 23:53:04 | キャラクターグリーティング
先日遭遇したフェローがすごく面白かったピノキオファミリーのグリの様子です。

「おっと・・・やあやあピノキオじゃないか」

「あっ!正直ジョン。どうしたの?」

「この間のお詫びをしたいんだ。ぜひ俺と一緒に来ないか」
さっそくピノキオを誘惑し始めます。

でもピノキオはジミニーの言いつけを守ります。

「でもぼくは・・・きみにはついていっちゃあダメだって。ジミニーが待ってるから。じゃあね」

「まあまあ、そう固いことは言わずに・・・キミが大好きな食事を用意したんだ。おいしいお酒だってあるんだぞ」
フェローはいつもの調子で、ピノキオを誘惑します。

「おさけってなぁに?」
「飲むととても楽しい気分になって、嫌なことなんてぜ~んぶ忘れてしまうんだ!どうだ、すごいだろう?今までそんな飲み物飲んだことないだろう?」

「うん!おさけってすごいね!!」
フェローの誘惑に負けてしまったピノキオ。

「よし、そうとなったら早速行こうじゃないか。ささ・・・こっちへ」

「うん」

「いいか・・・見つかるんじゃないぞ・・・」

ピノキオを背中で隠しながら進むフェロー。

「いいか?マントに隠れるんだ」
「・・・うん・・・」

道の先にはジミニーがいました。
ジミニーに見つからないように、そ~っと近づくフェローとピノキオ。

ふと、ジミニーがフェローに気付きます。
「・・・おっ・・・と」

「やあキミ、ピノキオを見なかったかね?」
「いやあ?俺は知らないなぁ。今日は見掛けもしなかったよ」

どうやら、ジミニーはピノキオを探しているようでした。
「そうか・・・ん?どうしてマントを広げているんだ?」

不自然なフェローの姿に疑問を持ち、じろじろと見るジミニー。
「どうだ?素敵なマントだろう?高かったんだぞ」
フェローはピノキオを隠しつつ、誤魔化します。

「おっと、そうだった!さっきあっちの方でピノキオを見掛けたぞ」

遠くを指し、ジミニーの注意をそちらに逸らします。
「10分ほど前の話だからまだその辺りにいるかもしれないな」
「そうか!いやぁどうもありがとう」

「ピノキオー!!!」

ジミニーはフェローの言葉を信じて、ピノキオを探しに戻ります。

「くくくっ」

ジミニーに気付かれないようにほくそ笑むフェロー。

「みなさん、どうかお元気で!!!」

ジミニーに勝利した喜びからか、丁寧なあいさつをするフェロー。
「正直ジョン、早く行こうよ!」

「さあ!いくぞ、ピノキオ!!!」

ばさりっ

マントを翻し、意気揚々と帰っていきます。

「・・・大丈夫だろうな・・・」

念のため振り返り、ジミニーに気付かれていないことを確認します。

ジミニーはまだこちらに気づいていない様子。

ざまあみろと言わんばかりに、ジミニーを小馬鹿にするフェロー。
ピノキオは騙されたとは知らずに、楽しそうな様子で去っていきます。

一方のジミニー。

いくら探してもピノキオは見つかりません。
「そこのお嬢さん、すまないが、黄色い帽子をかぶった男の子を見なかったかね?」

あっちに行ったよ、と周囲のゲストからの反応。

「なに?あっちだと?!」

「やはり正直ジョンの言ったことはウソだったのか・・・!?」
してやられたと、フェローの後を追いドアを開けるジミニー。

ガチャッ

しかしそこにはピノキオだけでなくフェローの姿も見当たりませんでした。
「しまった・・・!!!」
自分を恥じるジミニー。
「いやぁ・・・みなさん、どうもありがとう。ささっ、ピノキオや~い!!」

そそくさとピノキオを追い去っていくジミニーでした。



解説やセリフは映画を元に書いてみました。
というか、あまりにもこのグリの時の流れが映画そのものだったので、これを見たときは本当にうれしかったです。
こういうとき、映画を見ていてよかったなーと、つくづく思いましたね。
楽しい時間をありがとう!!

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