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日本共産党 群馬・太田市議 水野正己のブログ
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今年4月から尾島保健センターを廃止

2021年02月14日 | 市議会・市政ニュース



市議団news/No9/2021年2月21日号

「機能移転」の名目で新田保健センターに統合

 太田市は「今年4月から、尾島保健センターの機能を新田保健センターに移転」するとして、2月4日の市議会健康福祉委員会に報告しました。

 「移転」の理由は、「尾島保健センターの老朽化に伴う度重なる雨漏りにより、業務に支障が生じ」、2024年度までに新田地区を含む西地区に保健センターを含めた複合施設の建設を予定していることから、多額の予算がかかる尾島保健センターの修繕を行わないためとされます。

 しかし尾島保健センター機能の新田保健センターへの移転は「機能移転」を名目にした統廃合でしかありません。

サンダーズの体育館に54.5億円もかけるのに
保健センターの雨漏りを修繕できない

 プロバスケットボールチーム、クレインサンダーズの本拠地と決まった新市民体育館の建設に54・5億円もかけながら、保健センターの雨漏りを修繕する予算がないとは言い訳にもなりません。

 新市民体育館の建設には、ある企業から30億円の寄附の申し出があり、国の交付金10億円も内定しているので、建設中止はもったいないと市長はこの間の議会で答弁。しかし、その企業の意向で企業名は非公開。本当に30億円を寄附するなら、なぜ企業名が非公開なのか。寄附と国の交付金があっても市負担は14・5億円。建設後は少なくない維持費もかかります。クレインサンダーズの本拠地とするために、建設費の増額も懸念されます。

 私は2月4日の市議会健康福祉委員会で、尾島保健センターは太田、新田、薮塚本町など他の3保健センターと同様に、集団けんしんや乳幼児健診の会場とされ(昨年は新型コロナウイルス感染症の拡大で保健センターでのけんしんは一部を中止)、地域住民に寄り添った保健指導など健康づくりの拠点であると強調。統廃合の撤回を求めましたが、現在まで市の方針に変化はありません。



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