明日に向かって-JCP GUNMA OTA

日本共産党 群馬・太田市議 水野正己のブログ
(Since Mar 18,2007)

2020年度国保会計 4億円黒字の見込み 黒字を使ってただちに国保税の引き下げを

2021年05月26日 | 市議会・市政ニュース

 太田市国保会計の2020年度3月専決補正予算は、予備費を3億1,700万円増やして3億6,700万円としています(※専決=議会にはかる時間がないときに市長が決定すること)。

 5月14日の臨時議会では、この補正予算を全会一致で可決していますが、私は、20年度の国保会計が4億円を超える黒字になることを確認。担当部長は、「4億円黒字の見込み」という私の指摘を否定しませんでした。

国保税を値上げし黒字
今こそ引下げを

 私は、19年度の総額2.4億円、1世帯平均8,000円の国保税値上げが黒字の原因と指摘。4億円あれば国保税は1世帯平均1.3万円の引き下げが可能と強調し、国保税の減免や引き下げ、とくに人数にかける均等割、中でも子ども均等割の引き下げを迫りました。

 しかし市長は、22年度から国が子ども均等割を軽減する方針として「1年待てば軽減される」と答えました。
 私は、国による子どもの均等割軽減は5割で、その財源は、75歳以上の人の医療費を2倍(一定所得以上)にし、高齢者の負担増で賄おうとしていることを強調しました。

子ども均等割
黒字活用で全額減免を

 私は、1年後に国が子どもの均等割を5割軽減するなら、市が1年前倒しし10割減免するよう要求。そうすれば、1年後からは5割軽減分は国負担になると強調しました。太田市で18歳以下の子ども均等割を10割減免するため必要な予算は1億円。21年度に1億円、22年度から5,000万円を6年間充てれば、20年度の黒字で21年度から7年間は子ども均等割を10割減免できると強調しました。

 担当部長は、20年度の国保会計は19年度の黒字による繰越金を受けていることから、実質的な単年度での黒字はそう多くないとして、国保税引き下げや均等割軽減はできないと答弁。市長も最後まで首を縦に振りませんでした。

サンダーズの体育館には78.5億円もかけるのに

 プロバスケットボールチーム、群馬クレインサンダーズの本拠地と決まった新市民体育館は建設費54.5億円を78.5億円に増やし、国保会計が黒字でも国保税は引き下げない。こんな不条理は絶対認められません。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。