明日に向かって-JCP GUNMA OTA

日本共産党 群馬・太田市議 水野正己のブログ
(Since Mar 18,2007)

2022年度決算 82.5億円の新体育館より コロナ・物価高から暮らし・営業を守る対策を

2023年10月01日 | 市議会・市政ニュース



新体育館(OPEN HOUSE ARENA OTA)(ホームページより)

市政news/No7/2023年10月8日号

 9月議会では、2022年度の一般会計、国民健康保険、後期医療保険、墓園、介護保険、太陽光発電、下水道の各会計決算が可決されました。
 私は、一般会計や後期医療保険、介護保険、下水道の各会計決算に反対しました。

財調は合併した18年前の2.7倍 132.6億円

 2022年度は82.5億円をかけて新体育館を建設しましたが、何にでも使える市の貯金である財政調整基金は合併した18年前の2.7倍、132.6億円まで膨らみました。
 この基金をしっかり活用すれば、コロナ禍・物価高から暮らしや営業、農業を守る対策はもっと充実できたことになります。

新体育館 建設費54.5億円を82.5億円に

 群馬クレインサンダーズの本拠地となった新体育館の建設費は、当初の54.5億円を21年5月臨時議会で78.5億円に増額。さらに22年3月議会では、82.5億円まで膨張させてしまいました。国の補助金10億円に加えて県の補助金1億円が付き、企業版ふるさと納税が当初の30億円から44億円に増額されたといっても、市負担,つまり市民負担は当初の14.5億円から27.5億円と、当初計画から13億円も増えました。

民間再開発ビル補助

 民間再開発ビルへの補助では、南口の2地区は事業が凍結となりましたが、浜町の民間再開発ビルには、19年度から22年度まで4年間で15億円の補助金を投入しました。

西複合施設に22.6億円

 新田地区には、複合公共施設として22年度から23年度までに22.6億円を投入する建設事業を始めました。

公共交通に残る課題

 公共交通では、おうかがい市バスが1台増車され7台となり、利用できる地域も拡大されましたが、高齢者へのタクシー券は今も交付されないままです。

国保会計 未就学児の均等割2分の1軽減

 22年度から未就学児の国保税均等割が2分の軽減されたことを評価し私は国保会計の決算には賛成しました。

後期医療会計

 2013年度の保険料値上げを継続。18年度からの均等割軽減の段階的縮小をさらに進め、負担増が続いています。

墓園会計

 八王子山墓園会計では、2022年度から墓所の拡大に向けた造成が始まったことを評価し私は墓園会計の決算には賛成しました。

介護保険会計

 2015年度の総額6億円(平均20%)、18年度の総額5億円(平均15%)の保険料値上げに続き、21年度の総額2.5億円(平均6%)の保険料値上げが継続されました。

下水道会計

 2019年10月の消費税10%増税を下水道料金にそのまま転嫁したまま、22年度も継続されました。

補聴器補助

 私の22年3月議会での提案で22年10月から始まった補聴器購入費補助は、課税・非課税に関係なく3万円を上限に購入費の2分の1を補助。22年度は89人に265万2千円が補助されました。
 23年度は6月までに、53人に159万円が補助され、23年9月補正予算には、10月以降の106人分の補助予算が計上されています。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。