先日のことになるが、柄にもなくフレンチを食べに行った。
場所はやはり柄にもなく白金。
店名は「
ラシェット・ブランシュ」。
フランス語で「白い皿」を意味するらしい。
店内は、二人がけ×4つ・四人がけ×2つとこじんまりとしており、
サッパリとした内装だった。この日は予約客でいっぱいだった。
いろいろと食指を動かされるものがメニューに並んでいたが、
とりあえずコース(6800円)を注文。内容は以下のとおり。
・さわらのくんせいと人参のサラダ
・オマール海老のスープ
・黒ムツのポアレ 黒オリーブソース
・エゾ鹿とフォアグラのパイ包み焼き
・エスプレッソをかけたヌガーグラッセ
最初から最後まで非常に美味しかった。
最初から最後までいちいち感動してた…。
量もかなりしっかりあるし、
普段「うまい・安い・早い」的サービスしか受けていない自分にとっては、
つかず離れずの絶妙なサービスにも非常に感動した。
しかも、サービス料をとらない姿勢にも感動した。
ろくなサービスもしないくせに当然のごとくサービス料を取る店が多い現在、
「サービス料とは何か?」と考えさせられた。
最後は、シェフに出口まで見送ってもらい、気分は最高潮。
ケチな自分でもまた来たいと思う店だった。
さてここからはどうでもいい話。
店内にいた客は、我々を含め6組。
カップルが2組。老夫婦が1組。夫婦が1組。そして男性客が1人。
老夫婦の旦那さんが
すぎやまこういち氏に非常に似ていた…。
やっぱり本人だったのかなあ。
1人で来ていた男性客は、20代後半から30代に見えたのだが、
黙々とコースを食べていた。
フランス料理を1人で食べに来る勇気があるとは。
彼の中に漢を見た…。
結婚できない男の阿部寛みたいとも言えなくはなかったが。