今日は「わたしの宝物」というテーマで作文を書かれた方の発表でした。
最初に井上氏が「やってはいけない病気」という言葉で、幾つか注意を促して、それから発表です。たくさんの人の前で朗読ってのはけっこう緊張するよなあ。
朗読する順番も決められていたようです。これは井上氏の意図が入っているんだろうかって思いながら聴きました。
遠目でちらりと添削された方の原稿用紙を見たんですが、かなり赤が入っている様子。句読点とか、文章に対するメモとか見受けられました。
ううう~、私も添削されてみた~いィ。羨ましい~。
思えば、添削って受けたことがないような気がする。中学時代、班ノートに感想を書いてもらったことはあるけどなあ。高校では皆無だったし、大学じゃ卒論で批判というか口頭で教授に指摘はあったけど、添削はされたことがないような気がする。レポートなんか本当に読んでくれたのかなあって、思ったことあるもんね。
教師時代はそういう自分の経験もあって、時間をかけて添削というか、なんというか生徒の作文に赤を入れた覚えはありますけどね。課題を出されるほうも大変だけど、200人以上の生徒の作品に赤を入れるのもけっこう重労働なのだ。(ちまちま書くのが好きな私は、原稿用紙の裏いっぱいに赤を入れたことがある、生徒には迷惑だったかも…)
さて井上氏の注意について。
①体言止めの多様は、言葉の出し惜しみの感があるので気をつけよう。
②推敲は音読で。
③原稿用紙の使い方、段落の書き方、切り方。
④縦書きでの数字の書き方。
⑤題名の書き方。
まだあったけど、けっこう初歩的な注意が多かったように思います。なんだか私も同じ注意を生徒にしていた気がするなあって思いました。
まあ、内容について色々言うなんてのは難しいものね。
で、思ったことはですね。要するに何を書くかという段階で、自ずとその人の経験が物をいうって気がするんですよ。注意して日常を感じ取ってないと、書くネタが見つからないような気がします。まずは感性かな。
そして、テーマに沿ってどのように書くかが次に来る。
誰にも書けないネタがあって、その次に、ボキャと描写力が必要。
朗読がうまければ伝わるって、井上氏は褒めてたけど、ちょっと違うような気がする。確かに音にするには、大和言葉のほうがいい。耳から聞いてよく分かるから。でも、眼で読んでいいものと耳にしていいものってのは、一概にどちらがいいと言えないような気がするんですよ。
眼から伝わる感動もあるしね。漢語がダメということもないと思うし。井上氏が劇作家ってことも大いに影響があるのかなあとも思いました。
なんにせよ、400字に収めながらいい作品にするってのは、難しいなあって思いました。たった400字だものね。
書き慣れてないと400って多いって感じるらしい。でも、400で感動させる文章を書くのはかなりきつい。私なら少なくとも1200は欲しいもの。
結局、終了時間3;00が45分も伸びてました。
数日あまり歩いてなかったので、福住駅まで歩いて帰宅しました。風が気持ちよかったあ。
あ、そうそう、この作文教室の参加者からメールがありました!
嬉しかったなあ。また機会があれば、今度は作文を書いてみたいって思いました。
ぼくも聴講した一人です。文章の勉強になると思って参加しましたが、とても励みになりました。
ひたすら幸せな3日間でしたね。
せめて3巻の辞書が欲しくなりました。
拙いレポートを読んでいただいてありがたいです。
楽しい時間でしたね。本当に。
参加した方々はきっと文章大好き人間ばかりだったのでしょう。また、どこかでお会いすることがあればいいですね。(と、いってもお顔が分かるわけではないですけど、笑)
本当、精選日本語大辞典でしたっけ、欲しいなあと思います。しかし、7万円かあ……。ため息。でも、今後のために小学館のHPで調べておこうと思います。