この季節になると、達郎さんの『クリスマス・イブ』が聞きたくなる。
遥か昔『ライド・オン・タイム』で虜になり、誰だこいつ、めちゃ、いい! すごくいい!って思って、幾年月。
レコードを買って、聞いてたけど、それがCDになり、今年はどこぞのCMで、英語バージョンの『クリスマス・イブ』が流れている……。
年月が流れたことを実感。
でも、いいものは、いいんですよ。ね。
クリスマスソングの私の定番は、ワムの『ラスト・クリスマス』とマライア・キャリーの、曲って名前出てこない……。でも好き。それに、達郎さんの曲なのね。
この季節になると、一等、聴きたいって思う。
かなり、前には『ホワイト・クリスマス』が好きで、よく聴いてたんだけどね。確か、映画があったよね。幼い頃に見た記憶がちょっとある…。
私は無心論者だから、あまり、キリスト教とかなんだとか信じているわけじゃない。でも、この季節の、この雰囲気は好きなんだよなあ。
ツリーを飾ったり、ケーキを食べたり、プレゼントをもらったり…幼い時の、楽しい気分をきっといつまでも忘れてないんだろうと思う。
サンタクロースはかなり前に信じることはやめたけど、でも、どこかで、いて欲しいって思ったりする気がする。(息子は、小学2,3年生で、信心を放棄した)
奇跡とか、神秘とか、そういう物をちょっと心にかけていると、なんだか、ぎすぎすした現実が、暖かい真綿に包まれたようになって、ほんわかあったかくなるような気がするんだよね。
アタシの場合は。
非現実を否定して、乾ききった時間を送るより、潤いのある神秘に刹那、触れたい…、なんて、思ったりして。
ファンタジー、SFが好きなのは、そういうところから来ているのかなあ。
今年のクリスマス・イブは一人で過ごすことになりそうです。
息子はなんぞ、用事ができたそうで。
そうか、そうか、そうなんだ。何の用事だよ~。ま、たいした物じゃないんだろうけど、これまで数十年、クリスマスケーキを一緒に食べてきた母としては、なんだか、とうとうこの日が来たか……っていう気持ちがわくのですよね。
友達と過ごすことを選び始め、親なんて、いつか、脳内順番の後ろに追いやられ、忘れてしまうんだろうね。ま、それで、いいのだけれど。
人は何れ一人です。
というか、いつも、一人です。
一人で決断し、一人で行動し、一人で死ぬのですから。
でも、ま、それが素敵なんですよね。