Secret Forest ~緑の島の詩~

Lucita(リュシータ)が書く、ことばのページです。
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---小さな川の数えうた

2006-08-31 14:40:14 | Nature

家の近くの小さな川に
ちょっと不思議が潜んでる


ひとつめは
たくさん雨が降っても溢れないこと
ギリギリの線でいつも水位が留まる
どこから始まってどこまで続いているの?

ふたつめは
大きなコイが群れを成して泳いでること
先頭は白と赤のコイで
そのうしろからたくさんの灰色のコイが着いて泳ぐ
順番が変わることはないの?

みっつめは
一年中カルガモの親子が住んでいること
泳いだあとにはドロの線
暑さ寒さは平気なの?

よっつめは
ドロの山で大きな亀と小さな亀が
並んで甲羅干ししてること
お互い何を語り合っているの?

いつつめは
コウモリとツバメが人の頭スレスレの高さを飛ぶこと
黒い翼を持つものが猛スピードで飛んでいる
速さを競い合ってゴールは何処にあるの?


昔はとても綺麗な川だったんだって
でも今は生活用水が流れ込み
黒く汚れた川になってしまった

誰か気付いているのかな?
その小さな川に
生きているものたちがいるってこと


春には一面桜の花びらで川がピンク色に染まり
夏にはソーセージのような蒲が川を覆う
秋にはトンボが水辺を渡り
冬にはところどころに氷が張る


誰か気付いているのかな?
その小さな川にちょっと不思議が潜んでいること

---Don't yet wake me up

2006-08-16 22:51:44 | Love ★★☆

まだ起こさないで
夢見ていたいから

まだ起こさないで
幸せな世界

ふたりぼっちの星の上
あなたが何よりも愛しく
掛け替えのない存在

瞳を開けたら
終わってしまうの?

あなたが何よりも大切な
守るべき存在


いつも探していたの
あなたと出逢うまで

いつも彷徨っていたの
あなたと出逢うまで


ふたりぼっちの星の上
夢のような世界

あなたの言葉ひとつでも
あなたの仕草ひとつでも
何もかもが宝物

目が覚めてもあなたがいてくれる

永き道程
でも確かにあなたの笑顔
目の前にある
それが何よりも真実






変わらぬ愛をあなたに





---ある夏の朝 夏の夢

2006-08-07 21:05:58 | Love ★☆☆

あなたと出会ったのも夏
あなたと別れたのも夏


ベッドで見る夢はなくなったの
それはあの夏の日から


あなたがあなたの道を進み
私が私の道を進んだあとのこと



ずっと夢を見ていなかった
もう夢を見ることはないと思っていた


ある言葉と共に
また会おうねと約束したのは
今から一年前のこと


あの夏から再び夏が巡って来て


あなたは太陽の下
満面の笑みを浮かべて
こちらを向いていた

それは
風薫る夏の朝
まどろみの中で見た夢


もうすぐ逢える予感

もうすぐ孤独から開放される予感


窓から入る風が
頬に触れ
自分が涙していることに気付いた夏の朝



早く
アナタニフレタイ



早く
アナタニフレテホシイ