友達が貸してくれたエーリッヒ・ケストナーの生涯をつづった本を読んだ。小学校高学年からが対象ということで、読み仮名なんかが振ってあるんだけれど、とても読み応えのある良い本。
中で、彼が書いた「動物会議」に出てくる、動物たちの人間に対する要求5条約、とても意味深いので、載せておきます。
1.国境の柵をはずし、国境をなくす
2.軍備を捨てて、軍隊をなくす
3.警官は、秩序を保つため、弓と矢で武装する
4.役人の数と、書類の数はできるかぎり減らす
5.いちばん大切な役人は、教育者とする
この本、1949年に絵本として出された子供向けの本。物語の中では、人質に子供をとられた親たちが、動物の要求に応じてこの条約にサインすることになっているとか。
ナチスに睨まれながら、一番油ののった30代の12年間、執筆活動を禁じられながら、事の真実から目を逸らさずに立ち向かったケストナーの人生には、感動を覚えます。一番大切なことを真摯に訴え続けるのには、勇気が必要。逆に、何が真実か分かってしまう人に与えられた人生て・・・
時代を越えて語り継がれる人々の人生から学べることってほんと計り知れないなぁ、と思う今日このごろでした。
「ケストナー ナチスに抵抗し続けた作家」
クラウス・コードン著
偕成社
中で、彼が書いた「動物会議」に出てくる、動物たちの人間に対する要求5条約、とても意味深いので、載せておきます。
1.国境の柵をはずし、国境をなくす
2.軍備を捨てて、軍隊をなくす
3.警官は、秩序を保つため、弓と矢で武装する
4.役人の数と、書類の数はできるかぎり減らす
5.いちばん大切な役人は、教育者とする
この本、1949年に絵本として出された子供向けの本。物語の中では、人質に子供をとられた親たちが、動物の要求に応じてこの条約にサインすることになっているとか。
ナチスに睨まれながら、一番油ののった30代の12年間、執筆活動を禁じられながら、事の真実から目を逸らさずに立ち向かったケストナーの人生には、感動を覚えます。一番大切なことを真摯に訴え続けるのには、勇気が必要。逆に、何が真実か分かってしまう人に与えられた人生て・・・
時代を越えて語り継がれる人々の人生から学べることってほんと計り知れないなぁ、と思う今日このごろでした。
「ケストナー ナチスに抵抗し続けた作家」
クラウス・コードン著
偕成社