The Water Soul

London homeopathic life 全公開!

ケストナー

2006-10-05 23:47:39 | Book
友達が貸してくれたエーリッヒ・ケストナーの生涯をつづった本を読んだ。小学校高学年からが対象ということで、読み仮名なんかが振ってあるんだけれど、とても読み応えのある良い本。

中で、彼が書いた「動物会議」に出てくる、動物たちの人間に対する要求5条約、とても意味深いので、載せておきます。

1.国境の柵をはずし、国境をなくす
2.軍備を捨てて、軍隊をなくす
3.警官は、秩序を保つため、弓と矢で武装する
4.役人の数と、書類の数はできるかぎり減らす
5.いちばん大切な役人は、教育者とする

この本、1949年に絵本として出された子供向けの本。物語の中では、人質に子供をとられた親たちが、動物の要求に応じてこの条約にサインすることになっているとか。

ナチスに睨まれながら、一番油ののった30代の12年間、執筆活動を禁じられながら、事の真実から目を逸らさずに立ち向かったケストナーの人生には、感動を覚えます。一番大切なことを真摯に訴え続けるのには、勇気が必要。逆に、何が真実か分かってしまう人に与えられた人生て・・・
時代を越えて語り継がれる人々の人生から学べることってほんと計り知れないなぁ、と思う今日このごろでした。

「ケストナー ナチスに抵抗し続けた作家」
クラウス・コードン著
偕成社

免疫革命のこと

2005-01-31 06:01:49 | Book
今日は、ホメオパシーのレポートを作成するにあたって、やっぱり日本語で考えてみっか~ということで、「免疫革命」安保徹さんの本を読みました。昨年、父がロンドンに遊びに来た時に持ってきてくれていた本だったのですが、本棚の肥やしになっていて、手付かずのままだったのです。

2003年7月に出版されていて、10刷(2004年3月時点)も出ているので、日本では相当話題になったのでしょうね。既に読まれた方も多いのでは・・・と思います。

私自身は、勉強の関係上、やはり現代医学に対して、何故そうなっているの?とか、この薬って良くないってよく言うけれど、なんで?とか、よく考えるんです。今は、簡単に日本語の本が手に入る環境にないので、インターネットで調べるくらいなのですが、やはり納得させてくれる解答にたどりつくことは少ないのです。ところが、この本。かなり腑に落ちました。副交感神経と交感神経の働きや、リンパ球と顆粒球の話などを切り口に解説されているのですが、納得のいくことばかり。ホメオパシーでは、人間のVital Force(ヴァイタル・フォース)に注目します。免疫システムの延長線上に人間のVital Forceがあると考えると、今まで疑問に思っていたことがなるほど!と思えたりするのです。(ひとりで納得・・・スミマセン^^;)

で・・・その本を読みながら、著書の中に幾度となく出てくる、「爪もみ療法」。ちゃんとしたやり方もわからぬまま、親指、人差し指、中指と爪の付け根の両脇をもみもみしてたんです。そしたら。3時間後。
なにやらお腹がぐるぐるしてきて、割と緩めのベンが出たんですよね。今日何か悪いもの食べたかなぁ・・・クリームチーズ、アオカビはえてたのよけて食べたのが良くなかったのか・・・?
でも、朝食が反応するには遅すぎるし。。。

それ以上は深く考えずに、その後、この本のことをインターネットで検索したんです。そしたら!
な、な、なんと、あるサイトの記述をみたら、この「爪もみ療法」をした時に出る反応として、下痢があるのだと・・・!私の場合、いろいろな治療に対してかなり反応しやすい体質なので、即効で反応したとしてもおかしくないかも。。。1ヶ月くらいは続てくださいとのこと。慢性の鼻炎持ちとしては、ちょっとやってみようかなって気持ちになってます。(←影響されやすい)

*ちなみに、薬指だけは、交感神経を高めるツボらしいので、やってはいけないとのこと。それから、1日1~3回が限度だそうです。