インドのカタック舞踊☆東京ガラナ

インド古典舞踊「カタックダンス」舞踊家、振付家の前田あつこのブログです。カダムジャパン主宰。atsukathak.com

記者会見

2012-04-12 | インド日和~旅日記~
4月のアーメダバードはとっても暑く、
汗をかく事がありません。
気づいたら蒸発しているのに肌はしょっぱいみたいなかんじです。

10℃の日本から40℃のインドへ入ると
身体が対応に時間がかかりますと言っていました。

でもそんな事を言っている間はなくて、
すぐにナタラニの舞台のプロジェクトが始まりました。

Sanjuktaより痺れを切らして電話が入り
ついた?「夕方から記者会見だからすぐに打ちに来て」とのこと。

記者会見かぁ…初めてねぇ。

どんなものか分からぬままとりあえずメイクだけ直して
リクシャに飛び乗る。

hey,hello!

あれ?会ってみると私よりなんだか眠い顔。
どうしたの?と聞いてみると
昨夜は一晩中私のシークエンスを考えていて朝4時まで眠れなかったのだという。
どれほど有難いことでしょう!

嬉しくて内容をシェアしてみると…なんて難解な…。

すべての自信を喪失し、「まぁとにかくできるところまでやってみよう」と
いう話に落ち着けたのでした。

日本に居ると私は100%フリーで、自分がコレオグラファーで、舞踊家で、
場合によっては裏方もやる、表方もやる、デザイナーも…と良くも悪くも
すべて自分でする。

ところがKADAMBに入ると私はひとりの舞踊家で、舞踊家は踊ることだけを考えればいい。
コレオグラファーがスポーツ選手の監督みたいにすべて取り仕切ってくれる。
でもそこに口を挿むスペースは0%で、返事は限りなくYESだけの世界となる。

その点で私たちは既に何度もファイトしているし
お互いの性格が分かるからコントロールあるのみ。


それからミュージシャンに連絡をして
次々にアポイントを取ってゆく。

前振りもしてあったのかもしれないけれど
この舞踊祭が開催される時点で彼らも自分にオファーが来るだろうと
予感があったのかもしれない。
相当忙しい人たちだけれどみんな都合をつけてくれた。


そうこうするうちに時間が迫って来た。
クルタに着替えてリクシャに飛び乗り劇場へ向かう。

晴天の夕方4時って一番暑い時間帯。

Nataraniには素敵なカフェが併設されているので
そのカフェでミントのグリーンがきいたレモンジュースを頼む。

ドキドキしながら次々に4,5名の舞踊家が集まった。

劇場のオーナーでありバラタナティヤム舞踊家のマライカ・サラバイが
記者たちに語りかけ、舞踊祭のコンセプトを伝える。
息子のレヴァンタが最初に今回の彼の作品についてコメントし
私の順番が回ってきた。
しかし私はまだ何を踊るかまったく決まっていないので
何も語れるわけがない。
どうしよう…と思ったけれど、
日本でいかにカタックを踊っているかなど話してやり過ごしました。

透き通ったきれいな緑色の目のバラタナティヤムの舞踊家さんは
自分の作品についてお話しながらサリーがシェイクしていたので
随分緊張しているなと思ったり。

中には全く口を開かない人もいて、色々だなと思いました。

翌日の新聞には「この舞踊祭の見どころのひとつは
日本人のカタックダンサー」と出ていたのでよかった、よかった。

続いてフォトセッション。

みんな突然舞踊のポーズを取るので、
え、どうしよう…?と思いつつ
適当に動いてみる。
5,6人だから誰か前に座ってみたりする?とか
フォーメーションを考えてみたり。

劇場の至る所が本当に美しいので
写真を撮って貰うのは楽しい時間となりました。


コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Tokyo to Ahmedabad | トップ | 稽古、稽古、稽古。 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Darpana Academy HP (a)
2012-04-17 14:19:39
http://www.darpana.com/natarani_schedule.php?m=April&y=2012

ダルパナアカデミーHP
返信する

コメントを投稿

インド日和~旅日記~」カテゴリの最新記事