インドのカタック舞踊☆東京ガラナ

インド古典舞踊「カタックダンス」舞踊家、振付家の前田あつこのブログです。カダムジャパン主宰。atsukathak.com

スヴァルナ・パルヴァ~Kadamb50周年公演~

2016-01-07 | インド日和~旅日記~
一人の女性の人生を考えた時、何かを半世紀もの間成し遂げるというのは
並大抵の事ではないと感じます。

結婚して、出産して、
そんな当たり前ともいえる女としての人生を歩みながら
芸術の不毛の地(だった)グジャラートで一からカタックを教え、クラスを営み、作品を
つくり、世界中で評価され、パドマブーシャンまで登り詰めてしまった師匠...クムディニ・ラキア。

その偉業は日々のこつこつとした稽古の積み重ねである事を私たちは目の当たりにしています。

だからこそこのお祭りはとてもとても特別な時間でした。
クミベン先生が自身でそれを感じる時間となったでしょう。

私たち生徒にとっても特別な時間でした。
先生の初めてのお弟子さんから、今現在KADAMBに通う子供たちまで100名を超えるアーティストが
お祝いする為に世界中から集い、作品を持ち寄り、上演したのですから!!

この数ヶ月休む間もなく作業に追われていた日々KADAMBを支えるメンバーの手によって
準備されたこのフェスティバル。ドアマンから先生の家族まで文字通り総出で手作りされていました。


私たちがアーメダバードに到着したのは12/7のこと。
11~13の週末にフェスティバルが開催される事以外、殆ど何一つ情報が得られていませんでした。

8日にKADAMB入り。朝から作品チェックをして頂くチャンスをうかがうものの、先生にその暇はなく...
たった10分の作品を通して見て貰う事ができない有様。



「新聞のインタヴュー受けて!」「ドキュメンタリーのインタヴュー答えておいて!」と矢継ぎ早に
プレス対応もあった。慣れていない為、いちいち緊張する。

目の回る様なみんなのムードに振り回されるのは困ると思って、
結局ホームステイ先のおうちで自主練に終始した。



出演日は最終的に初日になった事が確実となり、
既に座席は完売Full Houseである事にも感動した。

ドアマンやドライバーまで駆り出して、KADAMBの樹の飾り付けをしていた。
アーティストが来て、土鈴のグングルを作って気に吊るして、ライトアップしていた。


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