「これから、ちょっと、お姑さんのお顔を見に行きたいと思うのですが、ご都合はいかがですか?」
昼過ぎ、長男の嫁から、こんなメールが入りました。
長男夫婦の自宅からは、我が家まで車でも電車でも二時間はかかるはずです。
「ちょっと、顔を見に・・」と言うには、少し、距離がありすぎます。
「何かあったのかしら・・・?」
心配になった私は、折り返し、彼女に連絡を入れました。
すると、彼女の返事は、「何もありませんが、在宅ワークが続き、ストレスが溜まっているので、たまには出かけて気分転換をしたいと思っただけです。 ただ、コロナのこともあるし、やはり、迷惑でしょうか?」と言うものでした。
確かに、コロナの感染防止には、不要不急の外出は自粛すべきだとは思いますが、嫁が姑の顔を見に来る、しかも、息子を伴わないで一人で来る・・・と言うのは、不要不急だとも思わないし、ましてや、迷惑に思う理由などありません。(*^_^*)
それから、きっかり二時間後、彼女はやってきました。
お互いの元気を確認し合い、彼女の手土産のケーキ(写真)を食べながら久しぶりのおしゃべりを楽しみました。
でも、一時間もすると、彼女はあっさりと腰を上げました。
片道二時間、往復で四時間、それを思えば、我が家での滞在時間のたったの一時間はなんと慌ただしい事でしょう。
「もう少し、ゆっくりしていけば・・・」と言う私に、彼女は、「○○さん(私の息子の名前)が帰宅する前に家に帰り着き、彼のための夕食の準備をしたいから・・・」と言いました。
彼女の、その言葉、嬉しかったですねぇ。。。
だって、自分の息子が大切にされていることが伝わってきましたから。(*^_^*)
『良く来てくれたわね。 今度は、息子と二人で、ゆっくり出来るようにしていらっしゃいね!』
そう言って、私は、家の前のバス停まで送りました。
(嫁が、お舅さんにと、持ってきてくれたお花です)
折しも、今日のインターネットの記事に、若いお嫁さんが夫のご両親の愚痴を書いているものがありましたが、少し、悲しい気持ちで読みました。
夫であれ、妻であれ、相手の実家の風習や価値観が違うのは当たり前のことなのに、自分と違うからと非難ばかりしていたら、自分が不幸になるだけだと思うのですが。。。