375's ROAD TO BOSTON/ゴールは虹の彼方に

米国在住ランナーの究極目標「ボストンマラソン」とアメリカ50州制覇を目指す人生の旅日記。

【大会レポート】NYRR New York Mini 10K (ボランティア)

2008年06月08日 | 大会レポート 2008


★オレンジ色のベストを受け取った後、所定の場所に向かうボランティアたち。
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6月7日(土曜日)。NYRRのレースに参加して4年目、この日、初のボランティアを体験した。

女子のみが参加する「NYRR New York Mini 10K」。このレースは、別名「The World's Original Women's-only Road Race」(世界初の女性ロードレース)とも呼ばれる伝統的な大会で、毎年世界のトップアスリートが招待されてくる。日本人選手の参加者も例年多く、3年前は、千葉真子選手と有森裕子選手も参加した(その時の写真は、こちら)。

今年も、北京五輪のマラソン女子アメリカ代表に選ばれた3人の選手を始めとして、各国から有力なランナーがエントリーしてきた。

さて、自分がボランティアとして担当したのは、コースマーシャルという仕事である。セントラルパークのコースは、道幅すべてを使うことはできない。必ず道路半分を公共トラフィックのために空けなければならないことになっている。参加するランナーが多いと、集団がふくらんでしまい、道路をふさいでしまう可能性が出てくる。それを防いで、ランナーが所定のコース(道路の片側のみ)を走るように誘導するのが、コースマーシャルの役割である。

自分が受け持ったのは。East 102St.近く。中間地点を過ぎて、3.5mileくらいにあたる場所だった。

スタートから、約17分。パトカーの先導の後、タイムを表示したオフィシャルカーに導かれて、3人のトップグループが通過。飛ぶような走りで、あっというまに通り過ぎた。この時点では、北京五輪アメリカ代表のディーナ・カスターが先頭に立ち、続いてマダイ・ペレヅ(メキシコ)、ヒルダ・キベット(オランダ)が付いていく展開だった。

続いて、他の招待選手も続々と通過。やがてランナーの数が増え、NYマラソン中毒患者の会のアヤさんに始まり、飛脚さん、「ま」さんの姿も確認することができた。

スタートから1時間も経つと、ほとんどのランナーは歩いている。1時間で3.5mile地点を通過するわけだから、時速5㎞ちょっとくらいの計算になる。ということは、ほぼスタートと同時に歩き続けているのだ。実際、それが精一杯というランナー、いやウォーカーはたくさんいるというのが現実である。

さらに、この日はとても暑く、多くのランナーにとっては体調管理が大変だったかもしれない。「トイレはどこ?」、「水はどこで飲めるの?」と聞いてきたランナーもいた。

「4mile地点を過ぎたところにあるよ」と答えると、「ひゃ~」という顔をされる始末。

あとでオフィシャルサイトを見たところでは、参加人数は4000名ちょっと。この日のボランティアを通じて、トップランナーから健康ウォーカーまで、それぞれのレベルで全力を尽くすという、市民レースの全体像を目の当たりにできたことは、貴重な体験である。

ボランティア終了後は、解散場所のE90St付近から反時計まわりにセントラルパークを1周。1mileほど走ったところで、中毒患者の会の馬次郎さんと遭遇し、一緒におしゃべりJOGを楽しんだ。


★先導のパトロールカー。いよいよ先頭集団がやってくる。


★タイムを表示したオフィシャルカー。絶妙なタイミングで運転するテクニックは見事。


★先頭集団の3人。左からディーナ・カスター(33:14で3位)、マダイ・ペレヅ(32:49で2位)、ヒルダ・キベット(32:43で優勝)。



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2 コメント

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Unknown (「ま」)
2008-06-09 12:49:50
ボランティアお疲れさまでした。^^
先頭集団の3名のフォームがすごい!
ジョグ始めたばかりの私とは全然違うフォームなんだなーと関心してしまいました~
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理想のフォーム。 (ミナコヴィッチ)
2008-06-10 11:12:44
前掲した骨盤、高く引き上げられた足首、
まさに理想のフォームですね。

これが、最後まで崩れないのがスゴい。

走り込みもさることながら、鍛え上げられた筋肉の
力強さを感じます。

筋トレも、ここまで成果が上がればいいですね~。
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