そんな○○に魅せられて

ハリケーンから1ヶ月

甚大な被害をもたらしたハリケーン・サンディの来襲から、1ヶ月経ちました。
昨日は、ニューヨークのローカル局のニュースでも、被災地の現況を特集して伝えていました。

かなり平常通りになった地下鉄も、MTAの損害は50億ドルに上り、一部路線では完全復旧は来夏になるだろう
ということです。

まだ個々人の被災住宅などまでは手が回らないようで、後片付けから再築までかなりの時間がかかりそうです。
昨日はブルームバーグ市長が、復興資金確保のためワシントンD.Cへ陳情に行っていました。
Bloomberg Courts Federal Lawmakers To Secure Money For Sandy Recovery

ニューヨークは移民人口が多いのですが、不法に滞在している移民もかなりの数です。
不法滞在中で、今回被災した人たちは公的支援は受けられない状況となっています。

その人たちの状況を公的資金で救うべきかどうかは、意見が分かれるところかもしれません。

人道的には、同じ被災者ということで、救済していくべきだろうとは思います。
しかし「法的なステイタスがアメリカでは無く、おそらく社会保障番号も持っていない、
IDもない、納税証明もない人」と、「それらを全部持っているアメリカ市民」を
同等に扱うべきかどうか、と言われると、うーんと唸ってしまいます。難しいです。
(ちなみに、私自身は、渡米時から現在まで合法滞在のステイタスは維持してきています)

ただ、アメリカでは非営利団体や、慈善団体、教会など、分け隔てなく困った人を支援する
という伝統があり、民間団体の支援は受けられるところもあるそうです。

しかし法的ステイタスがどうであろうと「まさかニューヨークで10月末にこんなことになるなんて」
というのは万人に共通の思いでしょう。
最近は異常気象がよく起こるので、万が一、毎年ハリケーン被害が続くようなことになると
状況は深刻です。
自己責任、自己責任と言われることもありますが、異常気象の被害までそこに含まれるのかどうか…。

いろいろ考えてしまいますね。
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