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若手主体で臨むも

2024年04月24日 | ザスパ群馬(2024年)
JリーグYBCルヴァンカップ 1stラウンド 2回戦
ザスパ群馬 1ー3 柏レイソル
【得点】90+2 佐藤(群馬) 33 武藤・40 立田・45+2 戸嶋(柏)
【交代】40 天笠→高橋 58 杉本→山中 58 田頭→大畑 58 永長→佐藤 73 佐川→北川 80 髙澤→小野関





J1柏を迎えたルヴァンカップ2回戦。
甲府戦から中3日なのもあり、田頭選手を除いた10人を変更。その甲府戦では田頭選手も前半途中に代わっているので体力面で優位な選手を起用した形。
最終ラインには高卒ルーキーの中野選手が初起用。サイドには最近はメンバー入りから漏れていた選手を配置。

柏はACLの影響を受けての変則日程のため公式戦は12日の浦和戦以来。
中3日で迎えるリーグ戦を見据えてスタメンは若い選手や実績はあるがこれまで出場機会の少ない選手が多かった。
メンバー見てもすごいもんね。

立ち上がりから15分くらいまでは非常に良い入り。
サイドから積極的な仕掛けもあってエリア内に入る場面は作れていた一方でシュートまで持ち込む回数は少なかった。
慣れると地力に勝る柏が前に出てきた。
メンバーは変わってもこの試合でもスタートから4-4-2の守備ブロックを形成。
ただ球際の強さ、上手さは柏が大きく上。

33分に何度も良い飛び出しを見せていた武藤が絶妙なバックヘッド。田頭選手のカバー及ばずゴールへ…。
ここまでやれている武藤が今季公式戦初出場なのに驚く。

その後に不用意なロストから強烈なシュートを打たれると天笠選手の頭に当たりCKに。
一度は起き上がるもすぐに倒れてしまい脳震盪疑いで高橋選手と交代。これからの連戦で脳震盪復帰プログラムが終わるまで天笠選手は戻ってこれないのでボランチの起用が悩ましくなる。

時間が空いた直後のCK。ファーサイドへのキックにGK飛び出すも触れずに立田が押し込んで追加点。
カバーもいたがクリアしきれずの形の失点が今季は続いている…。ミス由来でもあるが、それをきっかけにしてしまう(なってしまう)のが今の流れであり実力なのかな。
ファーサイドはゾーンで守備を敷く以上はケアしきれない部分でもあるからね。失点シーンの立田やその前の野田もそう。ここが狙われるのは仕方ない。

さらにアディショナルタイムには奪う奪い返されの流れから戸嶋のミドルで3点目。
これはシュートは上手かったが、その前ではっきりとプレーしたかったのが第一印象。

58分には3人替え。さらに北川選手、小野関選手を投入して前線のユニットを総入れ替え。
北川選手が落ち気味にプレー。うまくDFを引き連れながらもボールをさばいて山中選手を押し出す形で左サイドの攻撃を組み立てていた。こんな器用にプレーできたっけ?と思う一方で去年のサイド起用じゃなく前線起用の方が良さが出ると思ったり。

後半は攻守で持ち直すものの攻撃面でシュートまで持っていけないのは相変わらず。
それでもエリア周辺で細かくパスを回したり動いたりで数字ほどのネガティブさは感じず。
前線の選手が何度も裏へのランニングをしていてもパスが出てこないのは歯がゆい。何度かパス自体は出ているのでプレーに制限がかかってる感じでもないだけにね。髙澤選手が抜け出して倒されたプレーもあったが笛は鳴らず・・・。
逆サイドで待ってる選手もそう。早く持っていければ…って場面でスピードダウンするので勝負仕掛ける前にカバー含めてスライドが間に合っちゃってる。

甲府戦と同じく終了間際にボールを繋いで最後は佐藤選手がミドルを決めて1点を返して試合終了。
数字以上に出来た部分と、出来なかった部分と。試合前までは主力ではない選手が何を得られたかだと思う。
若手主体のメンバーになった時点で焦点は勝ち負けよりも内容。


公式戦デビューの中野選手は線の細さもありまだフィジカル的に厳しい部分もあったが、最終ラインでの落ち着きやフィードは良かった。最後も拾ったボールを縦に付けることで得点が生まれてるしね。
久しぶりのメンバー入りした永長選手のドリブルも相変わらず。短い時間でフルスロットルで使うことでゲームチェンジできる能力はあると思うんだ。

スタメン+リザーブの18人に入る争い。
週末の長崎戦はこの試合でメンバーを外れた選手が主体になると思うが、どのくらい変化があるのか楽しみでもある。



でわでわ
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