後半戦スタート

２０２１年　Ｊ２　第２２節
ザスパクサツ群馬　２－２　東京ヴェルディ
【得点】54 岩上・60 髙木(群馬)　29 端戸・77 加藤(東京V)
【交代】69 金城ジャスティン→小島　76 高橋→光永　81 髙木→北川






21年のＪ２も折り返し。
後半戦最初となるゲーム。久藤新体制としての初戦は白熱した一戦で引き分け。
最後まで得点を狙い合う展開ではあったかな。試合全体を支配していたヴェルディからしたら勝ちたかったと思うし、ザスパとしても我慢していた展開から一時逆転まで持って行ったので逃げ切りたかった。

天皇杯から中3日。
渡辺選手が累積警告で出場停止。天皇杯ではセンターバックを高橋選手と小島選手が務めていたが、この試合でのチョイスは第2節以来センターバックで出場となった内田選手。右サイドには青木選手を配置したスタメンに。

序盤はザスパが攻め込むも徐々にヴェルディのポゼッションに苦しんだし、左で作って右に展開する攻撃に精一杯の時間帯も…。
そしてふわっとした形で失点。クリアボールを拾われてインスイングに入るクロスを頭で決められた。
後ろからも選手が来てたのでそこに付くと寄せきれないし、寄せてしまうと上がってきた選手が使えるスペースが空いてしまうという状況。
ただ、これと同じ形で同点の形が生まれるわけですが。

後半になると選手が追い越す動きが出てきて、ヴェルディの固いブロックの外側でしか回らなかったパスが潜れるようになった。
ヴェルディが後半に配置を換えて攻撃的になったところでその逆を取ったのかな。
右オープンで受ける場面が多かった山下と小池を入れ替えたり、中盤の選手配置も入れ替えたのもあって特にザスパの左サイドでボール動くようになったかな。

右で奪って中央の岩上選手を使って左の田中選手へ。田中選手が45度の位置で時間を作ると後ろからは高橋選手がオーバーラップ。田中選手の洗濯は右のアウトサイドで中央へ。岩上選手がうまく合わせて綺麗な同点ゴール
この局面が失点シーンと同じで後ろからの動きが効果的になってる。ヴェルディは上を使えば、ザスパは下を使った形。こういう崩しを目指しているのはずっと感じていたし、こういう成功体験と回数をいかに上げていくかだと思う。

さらにクリアボールを奪い返して右へ。右サイドのジャスティン選手がボールを持った時に大外で背後に逃げる動きがスタンドから見えたのでそこ使ってくれ！と思ったら、見事にそこに入れて髙木選手も上手く合わせた
天皇杯に続いて公式戦連続ゴールはリーグ戦での初ゴール。
この試合では何が何でもクロスを上げるシーンは少なくて、タイミングをずっと計っていたように見えた。それ故の外側のボール回しの増加なのだが、左からクロスが入った時はほとんど右サイドの青木選手が中に位置を取った時。求められる起用はそういう点なんだろうな。
逆に右からのクロスはDFの後ろへの速いタイミングが多かった。だからこの得点シーンで大外に選手が2人が逃げながら入っていったのはびっくりした。

追い付くために攻めるヴェルディ。危険なシーンもありながら耐えていたが、後手に回ったサイドバックを入れ替えながら対応していたが小池のマイナスのパスを受けた加藤が無回転ミドル。清水選手が弾くもボールはゴールの中へ…。
正面のコースではあったが、ハイライトで見ると距離もあったので相当ブレていた。最初の軌道から重心も逆を取られてるしね。
古巣対戦の2人で追い付かれてしまったが、そこからはお互いが勝ちを目指すもゴールは奪えず。

天皇杯で120分を戦った大前選手もフル出場。カウンターの起点やキッカーとしては外せないのは分かるが、運動量は見込めなかった。
交代枠の残り3つで前線とサイドの選手を入れ替えて運動量を担保するのかと思ったケド、代えたのは前線のみ。
青木選手の高さや田中選手の仕掛けを買ったってことでしょうかね。かなり強度高く攻守に動いていたので残り10分というタイミングで動いてもとは思ったが…そこは代えたくない流れもあったのかな。

個人的には満足の試合でした。
順天堂大学との試合でも感じたが、劇的に何かが変わったわけではない。戦術的な部分はかなり継続路線なのは時間に拠る点での影響かな。
天皇杯を含めたマネージメントになったので1週間空く岡山戦でメンバー選考の部分が。中断期間で戦術の色が出てくると思う。



大声でずっと愚痴ってる人が居たのは残念だった。不快の極み。
プレーの意図を理解せずに「ボールを下げる、攻撃を作り直す、チャレンジのパスが通らない、シュートを打たない＝ミス」で愚痴る。
未だにこんな人居るんだ…と衝撃だった。

きっと次節以降もいるでしょうが。
それは仕方ないね。


でわでわ