年の瀬に

ロコサイパンをご覧の皆様、
今年も1年間、ありがとうございました。

このブログも、最近はすっかりほったらかしになってしまい、
大変、大変申し訳ありません。
2008年は心を入れ替え、このブログを通しても、
皆様に様々なサイパン情報をお伝え出来ればと思っています。

2007年はサイパンにとっても、そしてロコサイパンにとっても
苦難の年でした。
2008年も引き続き、苦難は続くと思われますが、
「サイパンが好きだ！」とおっしゃってくださる皆様の
少しでも助けになれば、という思いで、
また1年、頑張って行きたいと思っていますので
よろしくお願いします。

2008年が、皆様にとって素晴らしい年となりますように。
そしてサイパンにとっても素晴らしい年となりますように。

それではみなさん、よいお年を…。

お知らせ

只今サーバーに障害が生じているため、
ロコサイパンのウェブサイトが見られなくなっています。
近日中には復旧する予定ですので、
今しばらくお待ちください。
ご迷惑をおかけしまして申し訳ありません。

楽園の今、そして未来

南の楽園・サイパン。
蒼い海、青い空、白い砂。
椰子の木、ハイビスカス、ブーゲンビリア。
人々は笑顔でのんびりとした時の流れを楽しむ。

そんな印象が強いですよね。そして実際にそういうシーンが
あちらこちらにあります。
しかし、そんな楽園にも様々な問題があります。

今年になってからアメリカが国境のセキュリティを強化するため、
として、サイパンの入国管理を連邦政府が管轄出来るようにする、
という法案が提起されました。
しかし、北マリアナ政府は、自分達で十分に対応できるとして反発。
この1年、なにかにつけて人々の話題に上る、注目の法案です。

この法案に、当初、北マリアナに5年以上在住している
外国人には永住権（のようなもの）を与えるという
条項が入っていたのです。ところがこれが北マリアナ政府の
猛烈な反対を招き、現在、この法案からこの条項は削除されています。
さらに、地元政府は労働法を改正し、外国人が働きにくくしてしまったので
今度は外国人が猛反発。

ということで、12/7、金曜日に行われたデモ行進は、
この新たな労働法に反対し、アメリカ政府が入国管理を
管轄する事を促し、さらに削除されてしまった条項を
もどすように、というメッセージを訴えるため、
11/3の選挙で新たに選出された議員を中心にして
あくまでも平和的に行われたものだったのです。

それまでも、さまざまな活動をして来た外国人労働者の団体ですが、
残念ながらその中に、日本人の姿はほとんどありませんでした。
しかし、このままでは困るのは自分、と思い、
今回ススペのキリリビーチからガラパンのアメリカンメモリアルパークまで
およそ1時間半を、人々と一緒に歩いてきました。

最後にメモリアルパークで待ち受けていた人も大勢居て、
最終的には随分たくさんの人が集まった様です。
私は最後のスピーチは聞く事が出来なかったのですが、
全行程を歩き通す事が出来て、いい気分でした。
メモリアルパーク内部ではどうだったのか、わかりませんが、
行進中は日本人の姿は、残念ながら全く見かけることが出来ませんでした。

あくまでも平和的に！ということで、出発前に
「悪意のある言葉をかけられても無視するように」という
注意がありましたが、そんな意地悪な事も無く、
警備しているポリスの中にまで応援してくれる人もいました。
途中、雨が降ったりもしましたが終始なごやかで、
ほとんどが笑顔で歩いていました。
時おり声を合わせてメッセージを叫んでいるグループも
いましたけど。

今回の件ですべてが変わるとは、残念ながら思えませんが、
ツーリストの方々を迎え、もてなして来た多くの外国人が
有無を言わさず仕事から追われるような状態には
絶対にならないで欲しいと思います。

そして、サイパンにいらっしゃる人達を、
ローカルも外国人も一緒になって笑顔でお迎え出来る
素晴らしい島になる事を願わずにはいられません。


白いシャツを着て、赤いリボンを腕に巻いて、がユニフォームでした


途中から車道を通行止めにして、そこを歩いて行きます


この女性が今回のリーダー、新しい議員のティナ・サブランさん