遠州のかめの『山へ行かまい』

山の景色・花の写真、山歩きの記録。

恵那山(南信) 2012-09-22

2012年09月27日 | ・恵那山

恵那山(えなさん 2191m) 天気:曇り・晴れ

 中津川からR363にはいり、川上(かおれ)のバス停の先で大きな標識に従って左折する。橋を渡って集落を抜けると道は林道になる。ウェストン公園を右に見て、恵那神社の分岐を左に分けると、道は細くなって黒井沢登山口に上がって行く。道は細いがずっと舗装されていて待避所も各所に有る。30分もかからずに広い駐車場の有る黒井沢の登山口に到着した。

 ↓黒井沢登山口

 駐車場には先着6~7台。20台位いは停められそうだ。片隅に休憩小屋と簡易トイレが有る。小屋の先から ゲートをくぐってダートの林道を進む。朝はさすがに涼しく、長袖を羽織って出発する。20分も歩けば林道終点になって恵那山登山口の標識が有り、右の山道へ入る。沢を渡って一段登ると避難小屋が有る。ここまで40分位いかかった。

 ↓避難小屋。戸はつっかい棒で押さえて有るが・・中はキレイ。

 

 ここから道はしばらく斜面を登るが、20分ほどで左岸へ沢を渡る。再び斜面の登りになり、30分ほどで沢沿いの道になると右に水場が有る。沢にも水が流れているがこれは湧水の様だ。沢沿いの道を抜けると分岐が有り、左へ少しはいれば野熊の池の避難小屋が有る(冒頭の写真)。登山口から丁度2時間かかったが、これはチョット遅いと思いなぁ。小屋はきれいだが小ぶりでせいぜい4~5名くらいか。室内は全面板張りで、満員だと靴を置く場所が無さそうだ。野熊の池は小屋の1分先に有る。池畔にはベンチが有るので、休むのはこちらの方が良さそうだ。

 ↓野熊の池。水は透明だが、汲もうとは思わない。

 

 野熊の池を過ぎると道は笹原に落葉松の林に入る。これは正しく恵那山の信州側の雰囲気だ。ジグザグに登って落葉松林を抜けると周囲が開けて笹原の登りになる。やっと森から開放されたが、陽があたると暑くなって汗だくになる。振り返れば大川入山あたりのピラミッドの山が見えるが、信州側から雲が湧き上がってきており、チョット雷が心配だなぁ。しかし飛騨側は青空も有り、丁度恵那山のこの尾根が天気の境になっている様だ。小さなピークを越えて少し下ると、「水場を経て山頂小屋に至る60分」の標識が有る。冬道の入り口はこの辺りかなと思うが、踏み後も何も無いので定かではない。冬道が使えれば小さな周回ルートになるのだが、、、いえいぇ、笹薮に突っ込んだりはしませんよ。。しませんってば。ここまで野熊の池から70分くらい。

 ↓巻き道入り口の標識。

 

 薄そうな場所があるかなぁと笹薮を覗いていたら後ろからペアの登山者が来た。おっと、挙動不審の単独オヤジはまずいぞっ、という事でさっさと巻き道を進む。巻き道は再び樹林の中で、岩と根とぬかるんだ黒い土の歩きにくい道だ。展望も花も無い。地味だなぁ。でもこの樹林は結構好きですよ。約40分で水場。冷たい水が良く出ている。

 ↓山頂手前水場。避難小屋から往復40~50分かな。

 

 水場の前後が一番歩きにくいが、登り自体は急なところは無い。やがて前方から話し声とドアの閉まる音が聞こえて、山頂トイレの前に飛び出す。いや~っ、登りついたらトイレの前って、これがこのルートの最大の難点だな・・・。巻き道分岐から約70分で山頂トイレに到着。すぐ先が避難小屋だ。避難小屋の前でやっと頭上が開ける。やっぱり雲が多く青空ではない。小屋後ろの岩場に登ってみるが、今日は全く展望無し。

 ↓山頂避難小屋

 昼を喰ったらお約束の神明社まで行ってみる。こちらも今日は展望無し。前宮コースを歩くことは無いだろうなぁと、雲の下へ続く尾根を眺める。いいぇ行きませんってば。歩きませよ~ってば。神明社までは片道5分。避難小屋に戻ったら小屋は素通りして三角点山頂へ向かう。少し登った後は水平な高原を歩く。この辺りは恵那山で一番良いところだ。10分程で展望台の有る三角点山頂に到着。こちらにも10人位いの人が休んでいる。黒井沢ルートの山頂まで××kmの標識の山頂はここの事。黒井沢ルートには、山頂小屋まで××kmの標識も有る。

 ↓三角点山頂。展望台からは木しか見えない。

 ふと見ると山頂標識に新しい標識が取り付けて有る。どうも今年の5月~7月の間に付けられた様だ。丸い標識に隠された後ろの標識は、消えかけていますが「南信森林管理署・阿智森林事務所」と書いてあります。その下の「東濃森林管理署・恵那森林事務所」は、以前は読めない位いに消えていました。長野県と岐阜県、、どちらも中部森林管理局(林野庁)に所属します。。なにやら△△△による〇〇〇の争いでもあるのでしょうか。・・(△△△と〇〇〇にはお好きな言葉を入れてお読みください)・・

  ↓×××の山頂標識

 

  今日はピストン。避難小屋に戻ったら来た道を戻る。午後になって雲が多くなったが雨に降られることはなかった。しかし思いのほか足がキツイ。このルートの樹林帯は好きだけど、やっぱり展望の良い広河原ルートが好みかな。。

 ↓川上(かおれ)の分岐点。手前が中津川側で奥へ進めば阿智。恵那山へは左折する。

 

 上の写真の左側すぐ手前にバス停が有る。右の道の直ぐ先には商店と自販機がある。

 ↓川上のバス停の時刻表 拡大

 朝はR257を岩村城跡の先で右折してR363に入ろうとしたら、工事中通行止めで川上(かおれ)まで行かれないとの看板が有る。仕方が無いのでR19へ出て中津川まで進んでから反対側からR363に入る。小1時間(50分位いかなぁ)かかって川上へ到着すると工事の看板が有るが、本日通行可能で阿智へ抜けられると書いて有る。やっぱりそうかい。帰りはR363を阿智向かったら20分余りで岩村へ抜けてしまった。しかしまぁ、もう走ることは無いかな。。だから前宮ルートは行かないってば。。

 TIME

黒井沢登山口(7:05)→野熊の池(9:15)→巻き道標識(10:30)→水場(11:15)→(11:40)山頂避難小屋(12:25)→三乃宮社→三角点山頂→山頂避難小屋(13:15)→野熊の池(15:00)→(16:35)黒井沢登山口 140km 3.5h


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