脳内一人旅日記・改

登山、ロードバイク、一人旅好きのつれづれなるブログ。

水樹奈々・新居浜別子銅山聖地巡礼記2017・1日目(4)東平産業遺跡の紹介

2017年09月28日 | 水樹奈々聖地巡礼
前回の記事では、貯鉱庫跡、歴史資料館、マイン工房といった奈々ちゃんに関係する東平のスポットについて書きました。
今回はそれら以外の東平の産業遺跡について書いていきます。



東平駐車場からさらに山側へ向かう遊歩道を15分程度歩くと、第三通洞、変電所跡、採鉱本部跡といったスポットがあります。



第三通洞。禁レジロケ地である貯鉱庫に貯蔵された鉱石というのはこの第三通洞によって運ばれた鉱石なんですね。また、第三通洞は東平の反対側にある旧別子の日浦と繋がっており、日浦~東平間で銅の輸送だけでなく籠電車呼ばれる列車による旅客輸送も行なわれていました。



当時の第三通洞の様子です。




変電所跡。水力発電所から送電されてきた電力の電圧調整と第三通洞の籠電車用に直流変換するために設置されたものとされています。煉瓦作りの建物が今も残っており、中に入ることも可能




広い空き地となっていますが採鉱本部があった場所です。採鉱本部は当初この第三通洞付近に設置されましたが、のちに現在の駐車場となっている場所へ移転しました。



移転後の採鉱本部の俯瞰図。採鉱本部には保安本部が隣接しており、保安本部は現在ではマイン工房の建物として利用されています。マイン工房は以前の記事でご紹介したように、奈々ちゃんの写真が数多く展示してある場所でもあります。



マイン工房の建物です。煉瓦作りの建物は、東平ではこの旧保安本部と第三変電所だけだったそうです。東平に現存する数少ない遺跡です。



第三通洞へ続く遊歩道には新居浜市と貯鉱庫跡を一望できるスポットがあります。





東平駐車場から500mの距離に銅山の里という奈々ちゃんが小学生の頃に学校行事で訪れた研修施設があります。


この銅山の里は、東平の大山積神社跡地の入口となっているんですね。


大山積神社とは別子銅山の鉱山鎮守の神を祀っている神社で、別子銅山の採鉱の中心地が山から平地へ移行していくにつれ、その場所を移転させてきました。


なので、当然、東平には建物は残っておらずただの空き地になっているのですが、大山積神社は「つがざくら」の歌詞にも登場し、東平が奈々パパの故郷でもあることから、東平の大山積神社跡地も勝手に聖地として認定しました(笑)。



大山積神社跡地・1 石段がかつての面影を残しているのみです。


大山積神社跡地・2 



とまあ、そんな感じで、第二通洞探索後は東平の産業遺跡巡りをし、いい時間になったところで
山を下りることにします。
帰りももちろんヒッチハイク!(笑)



帰りは、夏休みを利用して仙台から気ままな車旅をされてる方に新居浜駅まで乗せていただきました。
この日は、これで終わりではなく一旦ホテルに戻り、新居浜の奈々ファンである紅姫さんとの会食が待っています。


続く。

【水樹奈々】アオイイロをアコースティックギターで弾いてみた

2017年09月22日 | 水樹奈々演奏動画
今日は水樹奈々さんの伝説の甲子園ライブから1年ですね!


ということで、live parkの開幕曲であるアオイイロをアコースティックギターで弾いてみました。メロディといくつかの伴奏からなる多重録音です。

昨日PCのファイルを整理していたら、フォルダの奥底のアビスの深層からたまたま昔に作った音源が出てきたので、9月22日にかこつけてアップしようと企んだ次第ですww

奈々ファンの皆さんに少しでも良いなと思ってもらえれば幸いです。



https://youtu.be/5j0vTCkEjmo

水樹奈々・新居浜別子銅山聖地巡礼記2017・1日目(3)「東平メインスポット」

2017年09月21日 | 水樹奈々聖地巡礼
長年の疑問で、気になって気になって、だけど気になって、甘くて苦いマーマレードになってしまった第二通洞でしたが、前回ではようやくその疑問が解消されることとなりました。


第二通洞探検後は、元来た道を東平まで引き返すことにします。


東平は、禁レジが発表される前の2010年と2015年8月に既に訪問していました。
なので、初めてMVを見たときは、


「おおおー!見たことあるぞ!あそこじゃねーか!」


と、大興奮したのを覚えています。


以前の訪問の際に、新居浜市の観光課の人に観光案内をしてもらったのですが、


「東洋のマチュピチュなんて大げさ。TDN産業遺跡で、全然たいしたことないんだけどねえ(笑)。」

なんて、冗談交じりに語っていましたが、今じゃ東平は水樹奈々の有数な聖地巡礼スポットとして、宇宙なんか狭すぎるほどにその名前は轟いてますよ!菅原さん!



実際、この日は何人かの奈々ファンが新居浜入りし東平を訪れていたようです。
奈々警察として、すれ違う人が奈々グッズを身に付けているかどうか念入りな目視確認はもちろんのこと、聴覚をエシュロンと変えあらゆる会話を盗聴してみましたが、残念ながら奈々ファンと思しき容疑者は発見できませんでした。



ということで、改めて禁レジロケ地としての東平を巡ることになります。



禁レジMVのロケ地のひとつである東平貯鉱庫跡・索道停車場跡は採掘した鉱石の一時保管場所で、貯蔵された鉱石は索道と呼ばれるロープウェイでマイントピア別子がある端出場まで運搬されました。

また、貯鉱庫は上部と下部があり、上部で貯蔵された鉱石は中央部の選鉱所を通過し下部の貯鉱庫へ送れられるという流れでした。




当時の索道基地の全景です。貯鉱庫と索道基地が一体となっています。



MVで笛を吹いている人が乗っている索道基地の施設の一部。



撮影ポイント。足場が狭く普段は立入禁止となっています。



貯鉱庫上部から撮影。



奈々ちゃんが衣装のハイヒールで何度も往復したという220段の階段。ここにはインクラインと呼ばれる傾斜面にレールを敷いてトロッコを走らせるケーブルカーの一種が建設されていました。


インクラインの当時の写真。




東平歴史資料館では、別子銅山の歴史を紹介するVTRが流れており、奈々ちゃんがナレーションを務めています。

奈々ちゃんのブログでは、

「小学生の頃、学校行事でお邪魔した"自然の家"や、家族で行ったバーベキュー施設も紹介VTRの中に登場して、凄く懐かしい気持ちに...」

と書いてあるので、実際にVTRの中の自然の家やバーベキュー施設を見つけるのも面白いかも。


また、東平はかつて3800人ほどの人口を誇った街だったのですが、奈々ちゃんのパパさんも東平の出身です。
パパさんの故郷を、娘である奈々ちゃんがナレーターとして紹介する。
なんとも素敵な親子の縁ですよね!

ブログでも、

「東平をとても身近に感じて...お父さんの子供の頃の街の様子を知ることが出来て、凄く嬉しかったですっ」

と語っています。


資料館入り口。



奈々ちゃんナレーションのVTRが流れるスクリーン。




マイン工房という銅板レリーフの銅工芸が楽しめる体験工房があり、その建物は別子銅山の旧保安本部が置かれていた産業遺産を活用しているのですが、ここには奈々ちゃんのロケ当時の写真が数多く掲載されています。スタッフと奈々ちゃんの2ショット写真もあったりします。


マイン工房は東平の駐車場から階段を登った高台にあり少し目立たない所に位置していますが、巡礼地の一つとして是非訪問すべき場所だと思います!



ちなみに、体験工房といっても入ったら必ず何か体験をしなければならないという訳ではなく、
中を見学するだけでも全く問題ありません。
売店の営業も行なってますので、見学だけでなく何かしら買い物をしてみるのもいいかもです。












以上のように、奈々ちゃんの巡礼地として貯鉱庫跡は当然のこと、歴史資料館やマイン工房まで抑えておけばほぼ満点の満天☆青空レストランでしょう。



次回は、上記以外の東平の産業遺跡について書いていこうと思いまっする。

続く。

水樹奈々・新居浜別子銅山聖地巡礼記2017・1日目(2)「第二通洞発見」

2017年09月19日 | 水樹奈々聖地巡礼
駅からバスでマイントピア別子まで行き、さらにそこから東平を目指すことになりますが、東平までは路線バスの運行がありません。


一応、定期観光バスがあるのですが片道不可。
別子山地域バスというのもありますが、東平入口まで行くことができるものの、ここから林道をさらに5キロも歩かねばなりません。


となればもちろんレンタカーを利用すればよいわけですが、一人旅の面白さを思いっきりMAXまでTORA・TORA・TORAまで楽しむには、レンタカーなどを利用してはイカんのです。


イカんでしょイカんでしょ♪


ではお一人様の旅に何を使えばいいのか。
お一人様用ハンディ炊飯器などではありません。


それはズバリヒッチハイク!





ヒッチハイクは面白そうだと一度は思っても実際にやるとなるとなかなかハードルが高いですよね。
でも、ヒッチハイクなんて勇気さえあれば全然簡単、へいき、へっちゃらなのです。


さらに勇気だけじゃなく愛と希望もあれば、あなたはヒッチハイクマスターにホーリーアップ確実でしょう!






まあ、10年以上前からヒッチハイク旅をし新居浜でも過去に何度もヒッチハイクをしているぽっくんにとっては造作も無いこと。
マイントピア別子から東平に向かって県道を歩きながら、指を立てる方法でヒッチハイクを試みます。





約15分程で地元の郵便局の方に東平入口まで乗せてもらうことに成功。
いろいろ話してみるとこの方の従兄弟がおいらの住まいと同じ川口に住んでいるとのことで川口トークで盛り上がります。



東平入口では、東平に向けて入ってきた最初の1台目でヒッチハイク成功。
ものの5分でした。





名古屋から四国一周の旅をされてる方で、東平へはレンタカーを借りたとのことでした。
俺はレンタカーなどを使わずあえてヒッチハイクを選んだというのに……


レンタカーなんぞ使ってるのは、てめーか!てめーかよ!
ヒッチハイクなんかしてるのわたしを、笑ったね!その心笑ってるね!



などと言った訳ではもちろんなく(笑)、別子銅山についてあまり詳しくない方だったので僭越ながらぽっくんからいろいろと観光案内をさせて頂きました(笑)。



そんな感じで、ヒッチハイクで無事東平に到着。
ここからは徒歩で山を登り、いざ第二通洞へ。


幻の第二通洞までの道は途中から一般登山道ではなく地図にも載っていないルートになり、いよいよ本格的な冒険の始まりを予感させます。
これから一体どんな困難が待ち受けているのか!



などと大げさにのたまってみたものの、実際にはネットにルート情報が載っており道も整備されてて迷うようなところはありません。
つまりは、本格的な冒険が始まるわけではなく、ましてや突然死して異世界へ転生してカエルに食べられて体がねとねとすることもなかったのでしたぁ、ゴッドブロー!!



さて、第二通洞までの道の途中には、いくつかの別子銅山の遺構が点在したりしています。



(新寛永谷横坑と書かれた坑道)



(火薬庫風回しと表札が置かれた遺構)



(寛永谷横坑)



(森の中にある石垣)



こうして、いくつもの遺構を経て、チャンピオンを経て、急斜面を経続けると、





第二通洞に着いたーー!!!




第二通洞は明治22年、当時の採鉱本部があった小足谷の疎水道との連絡を目指して着工。
しかし、予想外に水が湧き出たため、明治25年に工事は中止。
その後、第三通洞などの開通により第二通洞は未完成となり開通しなかったため、公式には情報が残っていないというわけだったんですね。



細かいことはさておき、一介の水樹奈々ファンが地図にも載っていないような、幻と言われている別子銅山の産業遺跡を訪れるなんてことは、なかなかないことでしょう!


実際、地元の人にこの話をしたら一様に驚かれました笑。
もちろん、地元の人を驚かすためではなく、単純に興味があって行ったわけですけど笑。


いずれにせよ、明治時代に作られた第二通洞が未完成だったにもかかわらず、
いまだに残っている点から見ても非常に貴重な産業遺跡であることは間違いありません。








続く。

水樹奈々・新居浜別子銅山聖地巡礼記2017・1日目(1)「別子銅山とつがざくら」

2017年09月18日 | 水樹奈々聖地巡礼
この記事は、水樹奈々さんの大ファンである筆者が奈々ちゃんをきっかけに別子銅山の魅力に気づいた結果、どうにもこうにもワルキューレが止まらなくなり聖地巡礼のふりをして様々な別子銅山の産業遺産にゴリゴリアタックする内容となっています。


具体的には、奈々ちゃんの聖地でお馴染みの東平や端出場(マイントピア別子)への巡礼はもちろん、旧別子の標高1300mの登山や地図にも載ってない産業遺跡の探索など、草野仁もびっくりなほどのミステリーハンティング。



一方で、初めて新居浜の古参の奈々ファンとお会いしたり、奈々ちゃんのブログでも紹介された商品のお店のスタッフとの予定外の会食、ヒッチハイクによる出会いなど、新居浜の方たちとの新たなご縁が生まれた非常に素敵で鬼がかった巡礼旅となりました。



新居浜巡礼初日は、幻の産業遺跡「第二通洞」の探索と新居浜の古参の奈々ファンである紅姫さんとの会食が主な目的です。


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2017年8月17日、埼玉県を出発。
今回の旅で新居浜訪問は記念すべき7度目となるのですが、関東民で7回は結構行ってる方じゃないでしょうか?!



さて、最初の目的地である第二通洞についてですが、別子銅山には「通洞」と呼ばれる水平に掘られた(アッー!)坑道があり、主に採掘した鉱物の輸送路として機能していました。




上の写真にも書いてあるように、マイントピア別子のある端出場(はでば)に第四通洞、禁断のレジスタンスのMV撮影が行なわれた東平(とうなる)には第三通洞、銅山越のすぐ下に第一通洞があります。


ところで、銅山越とは「つがざくら」の歌詞に登場する言葉でもあります。


ここで「つがざくら」について、知ってる人にとっては釈迦に説法、エタブレにUOですが、一応説明します。


「つがざくら」とは奈々ちゃんが13歳の中学1年の時に「近藤奈々」として出した作品で、奈々ちゃんの生涯で初めて世に出した作品でもあります。





奈々ちゃんの故郷である新居浜市は日本三大銅山のひとつで明治以降の日本の近代化に大きく貢献した別子銅山があり、「つがざくら」はすでに閉山した別子銅山の銅山男の哀愁を歌った演歌なんですね。


原曲は、パパさんから演歌のレッスンを受け、現在のポップスの歌声に矯正される前の貴重な演歌声。当たり前田玲奈ですが相当上手いです。


また、CD化はされていませんが、live academyの新居浜公演の際、新居浜市の観光大使就任の最初の仕事としてダブルアンコールに、この「つがざくら」が歌われました。
そのときの様子はNANA MIZUKI LIVE GAMES×ACADEMY -REDにも収録されています。


このように、別子銅山は、単に奈々ちゃんの故郷の新居浜市にあるというだけでなく歌を通じた深いご縁もあるというわけですね。


つまり、別子銅山における奈々ちゃんの聖地は東平や端出場だけに留まりません。


旧別子地区を含めた別子銅山全体が聖地であると言っても過言ではないのです!



別子銅山はいわばガガゼト山。
この御山を極めることで、我々は祈り子として自らを捧げ奈々ちゃんの究極召喚となることができるのです!



話を戻すと、別子銅山の通洞には上記の写真で分かるように、第一、第三、第四があるのになぜか第二はありません。さらに、地図はおろか現地の案内板、あるいは観光案内等にも一切その情報がないのです。



ぽっくん個人としても、別子銅山の虜もといトリコもといヒャダインになってから、第二通洞の存在の有無が長年の疑問となっていたのですがここ数年の間に第二通洞が発見されたとの情報がネットに出回るようになりました。


これはもう、別子銅山ミステリーハンター兼川口浩探検隊であるおいらとしては幻の第二通洞に行くしかない!


いってみようやってみよう♪
ヤッタヤッタヤッタデキタ~♪





具体的な場所は、禁レジMVロケ地である東平から登山道を登ったその先にあります。
埼玉から鉄道で新居浜駅に到着後、バスでマイントピア別子まで行き、さらにそこから東平を目指すことになります。


続く。