村上家を後にして、出津の外海歴史民俗資料館へ向かった。ここでは1階に民俗資料、2階にキリシタン関連資料が展示されている。
キリシタン関連資料は、もともとカクレキリシタンであった人々から寄贈されたと思しき「オラショ」の写しや、ロザリオ、ド・ロ神父関連の資料などが展示されている。
とくに寄贈資料と思われる、カクレキリシタンの出生・死亡台帳などは、時間をかけて検討すれば、カクレキリシタンの血縁・地縁関係などが分かるはずで、興味深いものである。
さらに出津にはド・ロ神父関連の史跡が多く、とくにド・ロ神父記念館では、この地域の授産事業などに関する展示がみられた。
*上記の調査は長崎歴史文化博物館の大石一久氏のご尽力で実現したものである。記して謝したい。(Oka)