こっそりひそひそ

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紅天女?!

2008-04-14 11:49:07 | 雑談もいいとこ
ひっさびっさにノートPCを買って、初めてVistaに触ってみたら
「シャットダウン」がすぐに見当たらない事に困惑した主です。
こうやって年取っていくんだわ・・・。
ばばあになった時に「そんな難しいの意味わからない。どこを
触っていいのかすらわからない。」とか言ってしまいそう・・。
いかん。まだケーブルの配線に凝るとか、家電の設置位は1人で
できる人でありたい・・。(しみじみ)

さて、先日、京都でお能とバレエの共演な舞台を見させて
いただいた訳ですが、その際にお誘いいただいた方に、世の
ブログにも若い人が感想を書いている、と話していたらば。
「ぜひそれを六郎先生にお見せしたいから、印刷してきて
 くれないか。」と、お願いされました。

ろろろろ、六郎先生にですか。ご本人にお見せするんですか?
そ、そうですか。 了解いたしました。
もちろん、自分で書いた記事は除き、いくつかのブログを
無断で(もし、万一ご本人が見られたら、本当申し訳ない)
ご紹介しておきましたですよ。

六郎先生は、古いものを守るのも大事だが、とにかく若い人に
見てもらわなければ!という主張をお持ちとのこと。
私もお能は、まじめに見たことはほっとんどないに等しいので
そう言われると、小さくならんといかんのですが。
狂言はまだ昔のコメディだから分かりやすいんですけどねー。
(今度、千代田区役所の図書館で文楽を無料で解説付きで
 見られるらしい、というポスターを見たのだが、ウェブで
 みつからない。なーーぜーー?)

そんでもって、その六郎先生の舞台を見た方のブログ記事を
探していたのですが、この先生、すさまじい。
確か、最近還暦を迎えられた筈なのに。

京都のあの舞台の数日前に、静岡で紅天女上演。
阿子耶(あこや)役。
3月30日に京都の上加茂神社で共演。
お能の「羽衣」を一指しと、共演した目玉のボレロを一指し。
その数日後には、靖国神社で桜能。

あの1週間に満たない間に、場所を変えて、全く違う舞いを
少なくとも3回公演されている。
・・・・・ええええええ・・・・ものすっごい精力的・・・。
お弟子さんも多数いらっしゃるので、その合間に稽古をつけ、
ご自身の舞台の準備をし。
私の父も、肉体的には若いと思うが(なんせ農家でばりばり
働いてますしー)、ちょっと感服するしかない。

だってアナタ、紅天女よ?
ガラスの仮面ですよ、亜弓さんとマヤが競い合い目指す
あの舞台がお能になるわけですよ! あの紅天女ですよ!
初演の時の記事はこちら →

って、そもそもご存知よね? 紅天女。
ガラスの仮面は、数十年単位で連載(今は休載中)している
演劇ライバル漫画。 北島マヤという地味な演劇の天才と
華やかな演劇界のサラブレッド姫川亜弓の、2人が目指す
紅天女という伝説の舞台までのお話。
読んだことはなくても、知らない人はあまりおるまい。

紅天女は、その伝説の舞台の事で、数年前にどんな話か
やっと、梅の谷でお能のような形式で黒影先生が
演じて見せた、日本中世を舞台とした梅の精霊と人間の
恋のお話です。
まぁ、色恋だけではなく、自然との共生だの、人間の身勝手さ
と破壊だの、現代にも十分通じるところがあるものだと思われる、
確かにすばらしそうなモチーフです。

これを、六郎先生がお能にされ、初演が国立劇場だったそうで。
漫画がベースでお能になるって、普通に考えると、ありえない。
ありえーなーーーーいと驚愕。

だってアナタ、どんだけ人気あっても漫画ですよ。
それを勲章もらうほどの方が、やるものなの?まじですかー?

ぜひ見てみたい舞台ではありますが、(更にこのお能は文語体
ではなく、口語体の謡いだそうだし)そんなにしょっちゅう
やるものではないので、次にやる時に東京近辺かどうかすら
わからない。 というか、やる予定ないだろうなぁ。

というわけで、数度しか見てないのに、心酔しそうになって
いる主でした。 そう誰にでも出来る事じゃない。
すごいなぁ・・。

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