小さかった頃は、
夕飯を食べている間中、膝の上に居た。
膝とテーブルの間が窮屈になると止めていたけれど、
最近は、夕方ソファに座った途端乗る。
ある日は、暗くなるに任せ、
暖房もつけられず。
ある日は、お茶を飲みたいのも我慢し。
くったり、力が抜けて膝からはみ出る身体を支え、
これがまた、なかなか重い。
だいたい30分ほどをなこに捧げる。
今日は目覚めた後、きれいきれいを。
それって、ここじゃなきゃダメ？
と、言ってはみるが、降ろせない。
なこのリクエストに、
なかなかお応えできない負い目ありだから。
せめてこれくらい。
実際、なこは皆をなごませてくれている。
私たちの言葉もよくわかっている。
生き物として、優れている。
助けられている。
ハハが、まあーーーっ と。
なことなこ毛布が一体化していて、驚いた!! と。
言われてみれば。
もっと薄いイメージが私にはあるけれど、
こうしてみれば、濃くなっている。
背中側は特に。
気をつけないと、ハハのお尻に踏まれちゃう。
って、メガネかけててよ とも言うよね。
11歳になると、よく寝るって。
今もよく寝ているけれど、そうか。
なこー かわいいおばあちゃん目指そうね。
ハタキと猫じゃらしの違いは、猫には無関係。
なこの全力アタックを受け、小さくなったハハ作のハタキ。
いちいち絡んでくるこの日々を、
懐かしく思う日が来るのかなあ。
ぼろぼろなので、交代。
今度はじゃれない。
ひらひらしていないもんね。
改めて、
なこー 今年も仲良く暮らそうね。
