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≪再掲載≫松山ケンイチロングインタビュー《平清盛》第1回  2011-12-23

2020-04-19 | 松山ケンイチ

2011-12-23

≪再掲載≫松山ケンイチロングインタビュー
     《平清盛》第1回
         2011-12-23

NHK大河ドラマ《平清盛》公式サイトで松山さんのロングインタビューが掲載されています。
画像もたっぷりですよ(変顔も掲載。やるな、NHK:笑)



映画やドラマと比べると、大河ドラマは制作期間が圧倒的に長い。
映画だと1か月半か長くても3か月間、ドラマの場合はワンクールで約3か月間です。
今はもう『平清盛』の撮影に入って3か月以上がたちますが、まだ清盛の成長段階を撮影しています。
清盛と聞いて多くの方がイメージする権力の頂点にいる清盛にはまだまだ到達していません。
そのぶん、清盛という人物をじっくり、細かく演じさせてもらっています。
これは、役者としてとてもやりがいがあるし、演じていておもしろいのですが、
その反面、清盛という人物をどう演じていくかという長期的なプランを組み立てていないと迷子になってしまいます。
そこが、1年という長い期間で放送される大河ドラマならではの難しさかなとも思っています。
現在は第16話あたりの撮影をしていますが、清盛という人物の軸がぶれないように今朝、
もう一度、第1話から脚本を読み返しました。それくらい長くて大きな作品です。


ぼくが一番確認しなくてはいけなかったのは、第1話から現在撮影している第16話では、
その間に20年近い時間が流れているので、その約20年の歳月のなかで、清盛がどう変化、
成長していったのかをもう一度確かめることでした。
また、第1話のセリフが第16話にも反映されていたり、どこかでつながっていることもありますから。
それとは少し違いますが、第7話と第14話で同じセリフがあります。
まったく同じセリフでも第14話では清盛の成長がはっきりわからなければいけない。
脚本を読み直すことで、表現のしかたが変わることもあるので、これは大事な作業だと思っています。

(中略)

肉体的なことでいうと、まだないです。ぼくもまだ若いし元気ですから、ここでへこたれていると
スタッフさんに笑われてしまうので(笑)。
キャストのみなさんも男性陣が多いので、「行くぞー!」という空気感がいつも撮影現場にはあって、
その勢いにも助けられています。
精神的な部分では、清盛の人生ってとても別れが多いので、それは演じていて精神的なつらさがあります。
いつも清盛のことを慕ってくれていた弟が若くして死んだり、
武士としてどう生きるべきかを語り合っていた親友が出家していなくなったり、
さまざまな別れがあります。そのなかでも、最初の妻の死は清盛にとってとてもつらい別れだったと思います。
平家一門のなかでは血のつながりがなく、誰に甘えていいのか、誰を頼っていいのかわからず育ってきた清盛にとって、
自分の家族をつくることはとても大事なことでした。
そんな清盛に初めて自分と血のつながった子どもが産まれたときは、涙を流して喜び、
産んでくれた妻にとても感謝するんです。でも、やっと自分の家族、家庭ができたと思ったのに、
妻が疫病で死んでしまいます。それは、演じていてぼくもつらかったですね。
また、死への恐怖感、愛するものを失う恐怖感を表現することにとても苦労しました。

                                (NHK《平清盛》公式サイト)


台本を読み直す、といっても膨大な量ですよね。
しかも、通読ではなくて熟読してかみしめるわけですから、
相当エネルギーを消費したはず。
日々撮影に打ち込み、学ばなければならないこと、
練習しなければならないことの課題をクリアして、
撮影してきたことをまた振り返るのも兼ねているわけですよね。

同じセリフを成長後にどう変化させるか、変化したのか、
これは要チェックですよ^^

家族に対する思い、今回、松山さんが清盛を代弁してくれている感があります。
次回以降、その発言はますます清盛としての、が増えるかもしれませんね。
全文を読んで、ご堪能くださいませ。


インタビュー全文はここから


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