『ゲゲゲの女房』クランクアップで
松下奈緒が大号泣、
向井理は充実の表情
8月18日(金)、NHK放送センター(東京・渋谷)にて、連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の
クランクアップセレモニーが行われ、主演の松下奈緒さんと向井理さんが出席。
花束贈呈のシーンで松下さんは感極まって号泣し、「本当に“お父さん”が向井さんで
良かったなって思います」と最後には微笑を見せた。
10か月間に及び撮影され、平均18%の視聴率を超えるまでに成長した人気ドラマ
『ゲゲゲの女房』。この日、ラストカットの撮影が無事終了すると、その直後に
セレモニーが開催され、ドラマの衣装そのままの松下さんと向井さんが報道陣の前に登場。
松下さんは「このドラマが終了することを思うと、昨晩は寝られなくて…。この10か月間が
走馬灯のようにフラッシュバックしています」と、号泣しながら撮影終了についての感想を
述べた。
また、松下さんは「私はこの脚本が好きです。この中には毎日人生が変わるような言葉が
ありました」と、感慨深げにコメント。脚本家やスタッフに向かって「今は感謝の言葉
しかありません」と涙を拭いながら挨拶をした。
「(水木しげる役の)向井さんに対して、何か一言」と報道陣からマイクを向けられた
松下さんは、「最初に見たとき、本当にこんな人と結婚するのかな、と思いましたが(笑)、
今は“お父さん”が向井さんで良かったなって思います」とはにかみながら答え、隣に
いた向井さんをも照れさせるひと幕もあった。
連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の放送終了は9月25日(土)。
ドラマの内容に加えて、視聴率がどこまで伸びるのかも注目される。
【東京ウォーカー】
女優・松下奈緒(25)がヒロインを演じるNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」
(月~土曜・前8時)が18日、東京・渋谷の同局でクランクアップを迎えた。
ラストシーンを撮り終え、サプライズの総集VTRが流れると感極まって涙。
一反木綿の紙吹雪も舞い降り、「昨日の夜は眠れなくて…感謝しか言葉がない」と
鼻をすすった。約10か月で2340時間分の撮影。ここまでの最高視聴率は21・8%
で、平均も18%と大ヒットした。「一つの自信になった。この現場で教えてもらったこと
を忘れず、人を幸せにする役者になりたい」と松下。
漫画家の水木しげる(村井茂)を演じた向井理(28)も
「お互いの人生でなくてはならない作品になった」と充実の表情だった。
(スポーツ報知)
今朝の「ゲゲゲの女房」ではラバウルでの玉砕の話が語られていました。
血気さかんな中隊長?が玉砕を決定し、それを打電したのですが、
「全員玉砕」が決行前に大本営の知るところとなり、
玉砕に加わらなかったものについては《生きていることが罪》に
なってしまった・・
ふたりが責任を負わされ自決させられ、残りのものは他の部隊と
合流したけれど、次の作戦では最前線に立ち、死ぬことを求められた・・
水木さんは夢の中で死んでいった兵士達が、
「俺たちのことを描いてくれ」と言うのだと話されたのでした。
ああ、向井理さんはTBSドラマと、その上に水木さんの役で、
《敗走記》をめぐるこういうシーンも演じられたからこそ、
余計に靖国神社に参拝したかったのだろうと思いました。
こういう戦争にまつわることが水木さんの人生の大きな核になっているわけで、
「腕一本とられただけで生きて帰ってこられてよかった。
腕一本ないという弱いところは頑張ればいい」、
そういうことをセリフとして語られて、それが向井さんにかえってこないわけが
ないですよね。
松下さんはその水木さんと出会い、人生をともにしてゆくのですから、
やはり、かけがえのないドラマになったことだろうと思います。
ドラマは水木さんのご両親と同居することになって、
大きな家族としてのお話も展開されています。
ふたりの娘さんの、《水木しげるの娘》としてのお話なども、
妻として母として、《ゲゲゲの女房》がどんなふうに乗り越えてゆくのか、
とても楽しみにしています。
号泣される松下さんは《ゲゲゲの女房》を演じるにふさわしいひとでしたね!!
向井さんもとても20代には思えない今日この頃、
立派に水木しげるさんを生きていらっしゃると思います。
クランクアップなさって、主演のおふたりは感慨深いようですが、
楽しみにしている視聴者としては、あと半年くらい、ご夫婦を眺めていたいなあと
今から秋の別れをせつなく思います。