雨で送り出し写真もなしで、今回、以前のですみませんです、はい。
若丸劇団 於 朝日劇場:
若ちゃん、アンパンマンにダメ出しの日(笑)2015/7/22
シフトの希望休の座席は確保していますが、その他の日は朝から並ぶ朝日劇場ー。
この日は6番目でしたけど、前に並んでいるのはなんと小泉たつみファンのみなさまでしたっ。
私も3度ほどたつみ演劇BOXさんの舞台を見ていて、
そのうち1度は若ちゃんがゲスト出演の日だったんですが、
お芝居の面白さにはいつも大満足なので、整理券が配られるまでは、
たつみさんのお芝居と若丸劇団の劇団員構成について(笑)、話がはずみました。
関係ないですけど、嵐山瞳太郎さんのお母上が京香さんなんですってね、びっくりしたー。
京香さんって、女心を舞わせたらもうもらい泣き100%の女優さん、うまいっ!
しかしまあ、おふたりで並んでたら恋人同士にしか見えないわなあ、瞳太郎さん26歳。そうですかー。
と、若ちゃん関係ない話ですみません。
大雨のなか行きましたけど、客席はいつもと変わらず大入り満員。補助席出てましたとも。
たつみさんファンが「平日でもいつもこんなん?すごいねー」と驚かれてましたけど、
そうなんです、いつもこうなので、ぶらりとお芝居観に出かけるなんて無理。朝イチに出てこないと、というと、
「すごいけど可哀想、人気劇団なんやねえ。早くから並んでよかった」と言われてました。
なんと私の前の整理券だったのが、若丸劇団ファンの重鎮のおじさん。バナナよくくださるひと(笑)
「前のほうの席ないかなー、なんて見にいったらあかんで。予約で席ないから。振り返ったらうしろの席もなくなる」と、
なるほどのアドバイス。
たつみさんファンたち、アドバイスに感謝されてました。だって、当日席、右側の後部3列のみですよ!!!
通路側確保できたので、若ちゃんが手を伸ばせば届く距離まで来てくれて超うれしかったですが(笑)
はてさて、そんなこんなで、(客席からいーーーっぱい画像貼ってくださってるゆかりさんに感謝コメント入れつつ^^)、
舞台をドキドキして待ちました。
若丸劇団を観れる幸せー、ほんと幸せだと思ってます。大阪にいてくれてありがとう、若ちゃん。
お芝居は《清水港から来た男》。
清水港から来た男ってだれ、ってことですけど、遠州森の石松ですよ、舞斗くんが主役?
旅がらすの石松が追分の三五郎と出会い、清水次郎長親分(キャプテン・城太郎さん)のもとにわらじをぬぐお話。
若丸座長の役は清水次郎長の親戚で鼻つまみものの、赤羽のとうごろう、というヒールで、
親戚だから手にかけられないけれども粛清しなければと思われている男で、
石松と追分の三五郎が困っている飯屋を助けた、そもそもの原因となった人物。
このとうごろうを二人が斬ることで次郎長が手を汚さずに厄介者を始末し、
男気のあるふたりを一家に加えた、という、書けば身もふたもない話なのでありました(笑)
次郎長ものは個人的にわくわくするんですけど(笑)、
ゲスト出演のときに見た若丸座長の次郎長が、あまりにも2枚目でかっこよかったので、
ヒールでお出ましになると、「次郎長が見てえんでさ、旦那」って言いたい(笑)
いや、キャプテンはさすがでありますし、大政役の剛さんもかっこよかったんですけど^^
この日は若ちゃん、《他人の関係》を女形で。
いやもう、写真撮れないのが残念すぎます。
あ、もう時間がないので、アンパンマンの話などはのちほど。すみません。
ちょっと話が戻りますが、お芝居について。
これねえ、若丸座長が鼻つまみ者で、笑いどころといえば、
追分の三五郎か石松のどちらかに鼻っ柱を折られて、言葉がうまく発音できない、
それをめぐってのどたばたなんですけど、
お芝居を見てから後、その内容にじわじわ怖くなってくるなあと思いました。
身内ですよ、面とむかっては何もいえないし、直接の利害関係はないのだけれども、
やっぱり《生かしておくことはできねえ》ってことで。
外部の人間に殺させて、丁重に葬儀を執り行うっていうの、やっぱり怖ろしい、その余白の部分が。
映画やドラマではいろんないらないものがくっついてくるから、核がよく見えないけども、
大衆演劇の1時間の尺だと人間の愛憎と打算など、醜いものが日常のなかにあるさまがよく見える、
そんな次郎長の《男気》に惚れるって、実は《したたかさと残酷さ》でもあるわけで。
加えて、ちょっとした《市井のひとへの優しさ》がカモフラージュとしてあるというか←言いすぎ^^
いやあ、大衆演劇おそるべし、若丸劇団おそるべし、と思う、このお芝居なのでした。
ささっと、記憶にのこったところ。
若丸座長の女形、《他人の関係》。言葉で感動を言い表すことの難しさを思うのですけれども、
若丸座長の女形はクールビューティ(そしてときどき予想外にラブリー)には、
こういう、ちょっと突き放した感じの曲がどんぴしゃに似合うなあと感じるのです。
真夏に一滴の汗もかかないような(いや、本人は汗っかきで滝汗かいておられますけど^^)
芸者姿でそういう曲、もうすこし古の曲で踊られたりするともうね、桐の箱のなかに入れて、
祇園界隈の神社に奉納したくなりますよ←意味不明(笑)
それからね、もうね、ソロ舞踊ラストの《匂艶THE NIGHT CLUB》、色っぽさ最高潮!!!
若丸座長って凛々しくて、神々しくて、男っぽくて・・と思っていたけど、
ここまで色っぽさを前面に押し出した舞踊、されるんだとあらためて感動しました、ええ、ミーハー的に^^
そして、その登場の仕方が超かっこいい。
《バンビーノ》で踊った星矢さん(ピンクの着物)と若ちゃん(黄色)が側転で交差するんです、舞台で。
もうね、ゴレンジャーみたいな色彩ですけど←おーい!
たまらなくかっこよかった。若ちゃん、若いっ!!!
途中の群舞、若丸劇団は群舞でも他の追随を許さない超一流のフォーメーションですけど、
若ちゃんが最後に真っ赤ではなく品のいい朱色の着物にいぶし金の帯で登場すると、ぐんとレベルがあがるというか、
その圧倒的な存在感に息をするのも忘れるくらいでした。
そして最後に若ちゃんの背後から真っ赤な照明!
若ちゃんが赤に染まるともう、向かうところ敵なし!
素晴らしすぎる、そのオーラ!ポジティブで、天岩戸が開いたよう。
あー、また、アンパンマンが書けない。
今から、若ちゃんに会いに行ってくるのです。もう10時回っちゃったぜよ。急げ、自分!
すみません、ではのちほど。
ではではアンパンマンの話^^
ミックスジュースの時、雅輝くんがお客さんからパンの差し入れをもらったんだけども、
若ちゃんがそれをいただきなさい、と言ったもんで、雅輝くんは3つ完食^^
そこからアンパンマンの話になって、若ちゃんが、
《森でかばおくんが「おなかがすいたー」と弱っていたところ、
アンパンマンがそれをみつけて、
「ぼくの顔を食べるといいよ」といって頭を傾けるんやけど、
アンパンマンってあれでしょ、そのまま空飛んだりしてるでしょ、
ビニール袋に入ってないよね、あれそのまま食べるの問題あるのんちゃうかなあと思って。
で、かばおくんがアンパンマンの顔を食べて元気になるんやけど、
アンパンマンは食べられてしまったもんやから、あんこ見せながら
「力がでない」とか言うでしょ。で、かばおくんがアンパンマンをおんぶして、
パン工場まで行くねんな。どないなってんねん。
最初からアンパンマンがかばおくんを背負って空飛んでったらええんちがうんかい、
と思ってしまいました》
大爆笑だったんだけれども、
若ちゃん、やっぱり35歳、リアルアンパンマン世代なんだなあと思いました(笑)
以上でございます。