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思い立ったが吉日

自分の好奇心のままにあれやこれ ドラマ感想を中心に興味あるものを綴っています

篤姫

2008-07-31 21:51:23 | 篤姫
言わずと知れた、今年の大河ドラマ。

この大河ドラマ、かなり面白い。まず、何よりも脚本が素晴らしい。

舞台は江戸時代で、しかも大奥という閉鎖的なところ。幕末の世に日本全体が何やら大きな変化を成し遂げようとしているこの時代を描くのは決して珍しいことではない。
まして『大奥』を扱ったドラマも昔より数多く書かれている。

しかしながら、この『篤姫』はこれまでの『大奥』を扱ったドラマとは一線を越えている。
何が違うのか。
それは、篤姫という女性をしっかりと描こうという軸がきちんと感じることが出来るということではないだろうか。
最初のほうに篤姫の薩摩の時代をしっかりと描き、彼女の土台をしっかりと見せてくれた。
彼女がどういう環境で育ち、どういう縁で大奥まで来ることになるのか。
そこをしっかりと描いてくれたお陰で、篤姫がただの才女というわけでも、ただ単に運命に翻弄されたわけでもないということが理解できた。
彼女の時代の先を読む目や、人を思いやる心、そして女性らしくない女性らしさ、それらの彼女の魅力をしっかりと描こうという脚本家の情熱を感じられる。

そして、その脚本に見事に答えてくれる出演者の方々。
主役である篤姫を演じる宮崎あおいちゃんは勿論のこと、瑛太くん、松坂慶子さん、高橋英樹さん、堺雅人さんなどなど、脇と呼ぶには勿体ないくらいの出演者でしっかりと固められている。
どの出演者も「本当にこんなこと考え、こんな行動を取ったのではないかな?」と、実際の人物の姿を思わせてくれる好演だ。

大河ドラマの魅力の一つ。史実に基づいているので、実際にあった事件や実際に存在した人物がいるということ。
その大河ドラマにおいて、実際もこうだったのでは?と思わせてくれること自体、成功を意味している。

全50話のうち、30話まで終了。
早く最後まで見たいような、終わってしまったら残念なような…。
何はともあれ、1話も見逃したくないと思える今年の大河ドラマに出会えて幸せである。

REVERSE

2008-07-31 16:10:35 | 読書
石田衣良さんの作品。

彼の作品は本当にどれも面白くて、毎回期待を裏切らない。
特にこの2年間は本当にお世話になった作家の一人で、毎回読んだ後に心が潤わされる。

彼の作品のどこにそんなに惹かれるのか、考えるとやはり人物の描き方が非常に魅力的であるということ。

魅力的な登場人物といっても、何かに秀でていたり、現実離れしているわけではない。どこにでもいる、それこそ極端に言えば、自分にもある要素を持った登場人物なのだ。
そんな登場人物たちが、四苦八苦しながら生きていく様をあたたかく描いてくれる。その石田さんのあたたかさが、毎回作品に素晴らしい命を与えている気がする。

今回も登場する主役の二人も、簡単に言えば、キャリアウーマンとIT企業に勤める会社員という平凡さである。そんな二人が出会った場もネットの世界。勿論、会ったことなど一度もないし、互いの素性も微妙にごまかしている。

そんな二人が、今後どうなっていくのか。
二人にとって、お互いがどういう関係になっていくのか。

そんな物語である。
普通の世界の、ちょっとした変化を、最後まで飽きさせることなく読ませてくる作品。
軽く読めるのに、最後には何だかじーんとして、ニンマリしてしまう作品だった。

再開します

2008-07-31 15:36:16 | Weblog
最後の更新より、2年以上が過ぎました。
色々あったせいか、早かったように感じます。
このブログも気にかかっていたのですが、なかなか更新できず放置していたのが現状です。
それでも、頭の片隅に残ってはおり「また時間があれば…」とは考えて今に至ります。
今回、あるきっかけで、またこのブログを再開してみることにしました。
今回もどこまで時間が作れるかわかりませんが、やってみたいと思います。

追記>前回、ブックマークを頂いたサイトは、一旦全て削除させてもらいました。
    今まで放置していた状態で申し訳ありませんでした。
    今回の再開が落ち着きましたら、またお願いするときがあると思いますの
    で、そのとき宜しければお願いします。