思い立ったが吉日

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篤姫43

2008-10-27 22:50:28 | 篤姫
『嫁の決心』

不幸の先にあるもの。

余りに早い家茂の死に大きな影を落とす大奥。
息子を亡くした天璋院と夫を亡くした和宮。二人の悲しみは日を追うごとに増すばかりだが、悲しみにくれてばかりいられぬほど時代はどんどん流れている。
そんな中、家茂亡き後の将軍に一橋慶喜が次の将軍に決まった。
納得ができない天璋院だったが、幕府の力の無さを知り了承するしかなかった。
どうにかして徳川を守っていきたいと思っている天璋院だが、そんなときに和宮は京へ戻るという噂を聞く。

真偽を確かめる天璋院は、未だ家茂の死から立ち直っていない和宮の姿を見る。
その姿に家定を亡くしたときの、かつての自分を重ねたのではないだろうか。
愛する人を亡くす辛さを知っている天璋院は、和宮の心から望んでいることを聞こうとするが、和宮にその声は届かない。それほど家茂の死が彼女を深い闇へと落としたのだろう。
その深い闇から連れ出そうと差し出される手に、何度か気づく和宮。
そんな和宮には兄である帝の死という、もう一つの悲しい知らせが届く。今の涙が乾ききらぬ間の訃報。こんなところもかつての天璋院の状況に似ているのは、何という偶然なのだろうか。

心安らかに過ごして欲しいと言う天璋院に、「母上様」と思わず口に出して自分の思いを口にする和宮。様々な不幸が和宮自身を大きく変え、ようやく家茂の死を正面から受け止める決意をしたようだ。
幸せも人を大きく変えるのかもしれないが、不幸も人を大きく変えるのかもしれない。
家茂の死という代償は大きかったが、それにより天璋院と和宮の絆が深まったのは喜ぶべきことだろう。

一方、大奥の外の世界では「列侯会議」が開かれ、日本国を一つに強くしようと薩摩が頑張っていた。しかし慶喜の前に失敗。
それにより、薩摩の中では倒幕の可能性がぐんと高まる。

ようやく天璋院と和宮が心通い合い、徳川を守っていこうとしている中で、外の世界はめまぐるしく状況が変化している。
そんななかで、天璋院と和宮率いる大奥が、時代にどれほどの力を持っていくのか。今後の展開も楽しみである。


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