Laugh-Air

日常での喧騒を少しだけ忘れて、のんびりと楽しいフライト出来れば!!

RJTO+RJAN(大島・新島空港) by 1'st PIC

2009年04月29日 | クラブライフ


今回は初めてPICとして新島・大島まで飛んで来ました。

本人的には、実はと~~っても感動モンなFLTでした。

実は海釣りが大好きでして、毎週日曜日は天候が許せば沖へと出掛けてました。(ソロソロ復活したいな~・・・

特に新島での遠征釣りが大好き。(特に縞鯵釣り・・・あんまり釣れないけど


ただ、その場合土曜日に仕事を終えて、自宅を夜10時に出発し寝ずに伊豆の下田港へ向います。

そこへ、新島の釣り船が迎えに来てくれていて夜中3時、真っ暗の海を2時間かけて島へと渡り、お昼頃まで釣りをします。

そこからまた下田港まで送って貰い、惨い渋滞の伊豆の国道+東名高速をひたすら走り、日が変わる頃に自宅へと帰り着く強行軍でした。

そんな経験も有ってか、新島がひどく遠くに感じていたようです。

その後、釣りのお仲間さんに調布からの新中央さんの便で行く釣行のお誘いを受けてお供させていただきました。





調布に降り立った時、たった30分のフライトであの遠い新島から帰って来れる・・・浦島太郎にでもなったような高揚とした気分を今でも覚えています。

自宅で釣りの道具を洗いながら、自分でライセンスを取得して飛んで行けたら最高だろうな~なんて思い始めたのがこの世界に挑戦してみるきっかけだったと思います。

その後、新島がIMCで飛べず、急遽八丈島に目的地を変更して釣りに行った事もあります。

その船宿であったオジサン方が八尾から2機に分乗して来られていて、八丈のターミナルからその方々の離陸を見送った際に、その思いがより一層高まった覚えがあります。





まあ~以前より漠然とした憧れはあったのですが、なかなか踏み出せずにおりました。ただ、年齢を重ねていく上で、老化現象(老眼+物忘れ+動作が鈍い・・・もともとか? )も少しづつ始まったみたいで、費用の件もあるけどまあ年齢的にはラスト・チャンスかな~と。

では、取り敢えず必要な「航空特殊無線技師」の試験を受けてみようかと・・・これでダメならその先は無いしな~と夜な夜な取り寄せたテキストを読み進め、若い方々に混じり晴海で受験しました。

そして、何より大事な航空身体検査を受け「練習許可証」を取得してここのクラブの扉をノックしました。

そんな経緯もあり、今回のFLTは自分的にはとっても感慨深いFLTになりました。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


2日前にダメ元(GWで混んでいるだろうな~)で大島の空港管理事務所に連絡すると、「空いてますよ~お待ちしてます」ととても嬉しい返事を戴き駐機場の予約を入れました。

それから、今回も同乗して戴き、帰路のPICを担当されたのはT先輩。


RJ○○の運行情報官室に入れたFLTプランには、移動開始時刻を10:10とファイル。

所要時間は余裕を見て0130(90分)。

コースはいつもの?(笑)、海ほたる→城ヶ島→RJTO(大島空港)。





海ほたるを越えて、横須賀の東側(猿島の東側)を目指して飛行を続けます。


左手には観音崎(良くここでも脂ノリノリの鯵釣りをしてました)。





東京TCAのアドバイサリーのエリア離れ、三浦半島を横断して城ヶ島を目指します。

佐原の料金所辺りを右手に見て、遠くに小田和湾を臨み、小網代湾のシーボニア、油壺マリンパーク、三崎漁港、城ヶ島へと。

高度は2000FTくらいです。




この城ヶ島を過ぎても視程が良くなく、相模湾をだいぶ進んだ辺りでようやく大島の島影が見えてきました。





途中、新中央さんの便が大島の情報圏を通過する旨の通信や、ヘリが三原山に向う旨のATCを聞きながら進みます。

大島の情報圏に入る時に大島RDOに「5マイルNNE」をレポート。

使用滑走路はRWY03との事で、再度レフト・ダウンウインドにてレポートをします。

ここで空かさず、大島RDOから「RWY イズ クリアー」を貰います。

ビフォー・ベースでプロペラ・ピッチの変更とランディング・チェックを行い無事?に着陸です。

ホームから1時間05分でした。






風は向かい風の3ノットとの事でしたが、若干山からの吹き降ろしの風があるのかチト振られ気味でした・・・下手くそ!by 影の声


ターミナルへはこの黄色い線の中を歩いて行きます。






空港管理事務所で空港使用料(1,000円)をお支払いして、空港ターミナルのレストランで腹ごしらえ 

今日は休日なので、クラブ員も多く、あんまり機体を独占してはいけないかな~と思いクラブへ電話するも、13:00にそちらを出てくれば良いよ~と嬉しいご返事を戴き・・・再思案。

タクシーに乗って温泉に浸かるには時間が短いし・・・。

そうだ 新島なら2,30分で行けるし、今日はさすがに難しい風も吹いていないだろうと思い、新島の空港管理事務所に電話したら「空いてますよ~」との返事を戴きました。

まだ食事中のT先輩をレストランに残し一人航空局へFLTプランの提出に走る私



スポットにて翼を休めるクラブ機を写真に収めようとすると・・・




ちょうど八丈と、御蔵、利島、青ヶ島、大島を結ぶ島民の方々の大事なアクセス機、東邦航空さんのヘリが到着しました。

T先輩とも記念撮影。





ここで、出発前の点検及びランナップを済ませ、大島RDOにコンタクト。

私たちの離陸の前の到着機を待ってRWYチェンジ・・・RWY21へと変更になりました。

待機するTWYからの写真です。




大島は1800m滑走路なので、「リクエスト・インターセクション・ディパーチャー via T2」



飛び上がり滑走路エンドまで来ると、直ぐに薄っすらと利島が見えてきました。


元町の上空を通過しストレート・アウトDEP。

大島RDOからは「リポート 5マイル アウト」の指示が来ます。

そして、伊豆リモートへと引き続きコンタクトします。

ここでは「リポート アビーム 利島」の指示。


そして直ぐに利島の上空へ。












後日聞いたお話ですが、ちょうどこの時を前後して利島の海域で「ジロリアングラー」を多数乗せた網代の釣り船が、イサキ、カンパチ、真鯛などが大漁だったそうで・・・。

もし事前に聞いていれば広域捜索を展開し、上空からご挨拶出来たのに!!・・・残念
(でも、結構いい迷惑だったりして ^^;)


利島を過ぎて、鵜渡根、新島へと飛行を続けます。





伊豆リモートからは、「新島ユージングRWY11 WIND CALM  リポート ベース」の指示が来ます。

RWY11なので、ベースの目標は地内島辺りかな?

式根島に向いながらベースをつくり、オン・ベースを伊豆リモートに報告。
「ノット・オブストラクション」の情報を貰い、プロペラ・ピッチの変更とランディング・チェック入念に行い、新島のRWYを目指します。






ちょっとセンターは外したけど、ソフトランディングして無事到着。

またまた休憩中のクラブ機@新島








ここでも空港管理事務所さんにご挨拶&使用料のお支払いを済ませ、お土産の嶋自慢を購入して一息つきます。



帰りはT先輩が機長です。

ビデオ&写真の撮影係りとして、お客さんモードゆったりと1時間20分のFLTを楽しんで、クラブ員の待つホームへと帰りました。

コースは利島~大島の東海上~城ヶ島~海ほたる(最短コース)




往路より東よりを飛行してます。


東京湾も穏やかで、稲毛の海岸付近では沢山のディンキーが浮かんでいるのが、良く見えました。




とても遠くに感じていた島が、少しだけ近くに感じる事が出来ました。

こんな事を可能にしてくれるクラブ・ライフをゆっくりと楽しんでおります・・・さあ~次回はお泊りで釣りも楽しんじゃおうっ~と



























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