八百屋さんに行くと、ひね人参(てか普通の人参)と葉付き人参の二種類が売られています。
みんなはどのように使い分けているのかわかりませんが。ひねは煮物、葉付は生食とかかなあ。
葉付を買う人も、たいがい、葉っぱは切り落として持って帰ります。
レジの人が「葉っぱは切る?」って聞いてきます。若い八百屋さんで一回「これ、みんなどうしてるの?」って聞いたら「公園に持って行って山羊の餌だねー」って。
で、ベテランお母さんのいる八百屋さんで聞いたら「トルティージャに入れたりサラダにしたり、昔はみんな使ってたけど。今はほとんど捨てていくねー」って言っていました。
葉物野菜の少ないスペインにおいて、人参の葉っぱは貴重な葉物。あたしにとっては。大根の葉っぱも。
焼きそば、炒めものを作る時に葉っぱがあれば入れますが。サラダのアクセントにも。
それ以外で人参の葉っぱ料理で、一番好きなものは人参の葉っぱみそです。
いろいろ試した結果、これが今のお気に入りです。
ニンジンの葉をきれいに洗って。
細かく切ります。なんとなく人参を並べてみましたけど。
これは新ニンジンだから細いということもありますが、こちらはひね人参でも細いです。日本のみたいなふっくらした丸みを帯びた人参ではありません。
この「人参葉っぱみそ」は要は葉っぱふりかけなのですが、お味噌とお砂糖を入れる事によって、蕗みそや油みその雰囲気になります。
作り方。
1.フライパンにサラダ油をちょっと多めに入れて、唐辛子を入れて油を温めます。
2.切った人参の葉っぱを入れて油が馴染むように炒めます。
3.お砂糖とお味噌を入れて焦がさないように油と馴染ませながら炒めあげて行きます。
水分が少なくて混ざりにくかったり焦げ付きそうだったら、お酒やお水やみりんなんかを加えてください。
あたしは蕗みそが大好物なんですけど。そういう雰囲気です。本当の蕗みそを食べたら「全然違う!」って思うと思いますけど。もう、数年も食べてないのでこれがあたしの蕗みそです。
ある日のお昼ごはん。
ご飯から左回りに説明しますと。
ご飯。人葉っぱみそ。ウコン沢庵。大根サラダ。そら豆の煮物。大根葉と油揚げの炒め煮。もやしナムル。
この、大根葉の炒め煮は最高においしいです。
そら豆の煮物は初めて作ってみましたけど。おいしかったです。
そら豆を鞘事切って(日本の大きなそら豆の場合は実だけの方がいいかもしれませんけど)昆布とお砂糖とお醤油とお水で作った汁の中で煮ます。
スペイン産の昆布って、あまり出汁が出てる感じを受けなかったのですが。苦笑。(スペイン産の昆布をお水に戻すと出汁が出るというより海水が出来る。って感じ。)そしてペラペラ昆布なので、食べても紙みたいでおいしくないんですけど。ほんと、だし殻って感じで。この煮物にしたらそんな昆布もまあまあおいしく食べられたし「出汁が出てる!」って味がしていました。
あ、あたし、これを書いていて気が付いたんですけど。
あたし、あまりコブの味のきついのが好きじゃないので、こぶだしはこぶを入れたまま加熱しないことが多いのです。
(とくにベジタリアン料理の出汁に使う場合)。こぶはこぶで食べるのは好きなんだけれど。
で、スペインのこぶは水出しにすると海水の味しかしなかったんですけど。
スペインのこぶは加熱しないと味が出にくいのかも!!と。今気が付きました。
なるへそ!
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