新ラ☆スーサの星

ラ☆スーサのいろいろ
  
 ここ数年はコスタデルソル暮らし。

シリアのレンズ豆ごはん。ムジャッダラ

2017-05-10 20:55:46 | あたしのごはん

中東の食べ物がブームなあたしの今日この頃です。

いろいろやってみたいなーと思っていますが、材料が手に入りにくかったり、というか、手に入りにくいのかさえわからなかったり、結構贅沢な材料だったりして、まだ挑戦できずにいるのですが。

ここスペインは気候が多少似ているのか、或いは、イスラム時代があったためなのか、農作物的には比較的手に入りやすい(そして日本よりは比較的安価に)似通ったものが多いので、こちらにいるうちに是非沢山作ってみたいなーと思っています。

そして、イスラム圏の人結構多いし(地理的にモロッコの人が特に多いです)、うちのアパートの下にはイスラム系ハラルお肉屋さん(ちょっとした食料品も売っている)もあるので、ますますそう思うわけですが。

数年前にトルコを10日間、団体で旅をしましたが、行く先々で食べる物からその農業の豊かさに感動したものですが。

アラブ圏って、果物とか、ナッツとか、乾いたものからみずみずしいものまで、本当に豊かだなーと思うわけです。
まあ、気候的に日本とはとても違うので、日本で貴重なものがあちらでは常食という、なんかそういう違いからくる思いなのかもしれませんが。

いろいろレシピを見てみると手の込んだものが多いので、そういう意味でも、野菜やお肉の鮮度を保つのが難しい状況であったのかもなーとも思いますが。

このムジャッダラはレンズ豆とお米を少しのスパイスと炊き合わせたという簡単なものです。

いくつかのユーチューブビデオを参考に、相変わらずの適当で、作ってみました。

一応メインにしたのはこの二つです。
https://www.youtube.com/watch?v=J6wedvy1jtM

https://www.youtube.com/watch?v=OzZRJ4Ol6ME(←こっちはイスラエルのレシピなのかな?)


ポイントはお米はバスマティを使う。そして味の決め手は玉ねぎの茶色く炒めたものです。

作り方をざっくり書いてみますと。

1.さっと洗ったレンズ豆を乾いたまま水からゆでる。最終的にべチャッとしたくないので、程よく、茹ですぎないようにゆでる。ゆで終わった豆のゆで汁は計量しておく。
この後にお米と一緒に炊くので、その時間も鑑みて。

2.お米を洗う。炊けた時にさらっと仕上がるように、糠を落とすために洗う。でも日本のお米研ぎみたいではなく、ざるに入れて水でジャージャー流す感じだけで良いみたい。

3.お米とレンズ豆を鍋にいれ、水分お米の2倍量(ゆで汁。足りない分は水を足す)と、塩とスパイス類(人によっていろいろでしたが、クミンあるいはシナモンは多くの人が入れていたので、あたしはクミンパウダ―とシナモンスティックとブラックペッパーを投入。)そして、火にかけ、煮立つまで強火。煮えたら中弱火で15分程。

4.お米を炊いている間に玉ねぎスライスをオリーブオイルで塩と共に茶色く、甘くなるまで揚げ焼きにする。

5.お米が炊けたら4の玉ねぎを半分位加えてお米やお豆をつぶさないようにふわっふわっと混ぜ、水分が落ちなように蓋に布巾を挟んで更に蒸らす。

6.出来上がったら盛り付け。玉ねぎを上にあしらう。添え物サラダとして、胡瓜玉ねぎトマトの細かく切ったのをオリーブオイルレモン汁あるいはお酢塩ミントやパセリなどのハーブと混ぜたものを。ヨーグルトをかけたりもする。

と、そんなこんなです。

あたしの添え物サラダは前日の夕食ファヒータ(メキシコ肉野菜炒め)用に作ったサルサ(香菜トマト玉ねぎライム味)が余っていたのでそれに野菜とミント、パセリを追加。

そんなに劇的においしいかは微妙でしたが、(おいしいことはおいしい。)レンズ豆の香りやキャラメライズされた玉ねぎの甘さと香ばしさ。クミンとシナモンが何ともいえぬ奥行きを生み出して、更にサラダと一緒に食べるといろんなもののハーモニーが絶妙。

もろもろが絶妙すぎてスイスイパックパク食べちゃう逸品でした。

いっつもケチしてクミンパウダーって買わずにクミンシードを刻んだりつぶしたりして使っていたのですが、最近思い切ってクミンパウダーを買いました。
既に挽いてあるからなのか、香りがまろやかで(飛んでしまっている、とも言うのか?)主張し過ぎない奥ゆかしい感じで好感をもちました。

 あ、お米とレンズ豆は乾いている時点で約同量です。


ハラミとチミチュリ。

2017-05-10 15:14:47 | あたしのごはん

ハラミを焼いて食べた。おいしい!!
あたしステーキっぽいの焼くの得意じゃないので、そんなにレアって訳でもないのに結構な血の滴り。

スペインではハラミの事をentrañaエントラニャという。はらわたとか、内臓とか、という意味。
(同じスペイン語圏でも国によって部位名が違うようです。)
たしかにハラミは横隔膜だから、内臓だし、日本語でもいわゆるホルモンって言われる類だけど。
「内臓くださーい!」って言うのにはなんか違和感を感じる。うまく説明できないけど。内臓って、もっとドロっとしたイメージ?そういう事だからかなー?というか、ハラミ自体が肉感が強いからかな。

フラメンコでエントラニャと言えば、自分の子どもの事。

Duérmete Curro mío
de mis entrañas

眠りなさいわたしの(はらわたから出て来た)クーロ。

みたいな感じで歌われる。

なので、お肉屋さんにentrañaって真空パックに入って売っていたのを見た時は臓物か?と思っていたんだけど。(子どもが横隔膜から生まれ出る感じがしないので)
でもハラミにみえるぞ。と思って気になる日々が数か月続き、ユーチューブでエントラニャと打ち込んだらハラミ風を調理していたので。間違いないだろう。と。買ってみました。

1キロ7ユーロ弱。

パセリとオレガノで作ったアルゼンチンソースチミチュリ。

ずっとチムチェリだと思ってたけど。みんな「その発音間違ってるよー」って思っていたろうね。まあ、そんなに発音したことないけど。
前に、アルゼンチン料理屋でこのソースを食べた時はオレガノがきつくて強烈な感じだなーと思ったけれど。
自分で作ったらまあおいしい。

お肉がさっぱりしちゃうからいくらでも食べられちゃう。
日本て、牛肉はこってりしたのを少し食べる、みたいな感じだけどね。
あたしすき焼きなんかこってりだからお肉2枚も食べたら胸いっぱいだよ。まあもっと食べるけど。

アルゼンチンはお肉いっぱい食べられるようにこんなにさっぱりしたソースが生まれたんだろうねー。
文化によっていろいろ違うねー。

一応チミチュリの作り方。適当すぎるけど。

油と酢は2対1。
パセリ(生刻む)
オレガノ
唐辛子(生でもドライでも刻む)
黒挽胡椒

以上の材料を空き瓶などに入れて振って混ぜる。一日位おいてからの方が角が取れておいしい。
パセリ1に対して。オレガノは乾燥を使ったのでパセリの1/3~半分位。

です!!