という、中南米で人気のモルトドリンクがあります。
こちらスペインでも売られています。
麦芽を発酵させて糖蜜を加えたような、ちょっとカラメル感のある甘い麦芽微発砲ドリンクです。
ベネズエラ人の同居人はこれが大好き。
でも売られているマルタは小さな瓶に入っているので、あっという間に飲み終わってしまう。
そしてそんなに安くも無いので不経済な飲み物だなーと思っていたのですが、
スーパーマーケットで、「マルタ」と書かれた粉の入ったパッケージ発見!
お、という事はマルタは自家製出来るのか!
袋の裏面にはお湯で煮だす。お好みでお砂糖を入れる、と、作り方が載っていました。
お。そうか、それは簡単じゃないか!
とは思いながらも、マルタ粉の原料の欄には大麦。としか書いていないし、あのマルタドリンクの複雑な味を麦をお湯で煮だすだけで作れるような気がしないので、ちょい疑心暗鬼。
そして数か月放置。。。。
こないだ急に思い立って、インターネットで作り方を見てみたらなんかその「マルタ」という粉は関係なさそうでした。
そして、どこかにマルタカフェとかマルタティーとか書いてあるのをみかけて、お、ちょっとまてよ、そういえばマルタ粉はコーヒーのコーナーに、そしてチコリコーヒーと並んで売られていたぞ!と思い出し、おー、ひょっとして、マルタ粉は、コーヒーの代替物か!!と思い至り。
そして、麦芽がコーヒーの代替物ってことはだいぶローストしてあるんじゃないか!!?
ローストされた麦って!麦茶じゃないか??
とひらめき!(てか常識?このマルタ粉がどのくらい有名なのかわかりませんけど。)
夏と言えば麦茶じゃないか!今の季節に最高じゃないか!
と、さっそく購入してみました。
ざんっ!
パッケージがカワイイよねー。
ほんで、お湯で煮だしてみました。
ざんっ!
色は濃いけどぜんぜん苦くありません。がガブガブ飲むにはもうちょい薄い方が良いので、後から水を足すロシアンスタイル。?にしてみました。
味は、まじ、麦茶です。でもローストの仕方が違うのか、ほんのり甘味がかんじられ、麦茶よりマイルド。あたしは麦茶より好きな味です。
これ、おすすめ。
麦茶の代替品と思えば、だいぶおいしいけど、コーヒーの代替品と思えばどうなんだろう。もうそういう気持ちになれないのでわかりませんけど。
後からもうちょっと調べてみましたら、ウィキペディアに
フランコ政権下、1950年代初頭まで民衆は窮乏し、食料不足が続いた。窮状の中から既存の料理の食材を別のもので代用したスセダネオ(代用品、Sucedaneo)が考案され、カフェ・デ・マルタ(大麦コーヒー、Café de malta)、卵の代わりに水で溶いたひよこの粉を使った卵抜きオムレツが生まれた。と
というのが出てきました。へー。
と、なかなか勉強になりましたし、この卵の代わりに。。。。というくだりがもっと気になって軽くレシピを探して見たら、
トルティージャデパタタ(ジャガイモオムレツ)の卵無、ジャガイモ無。というレシピを発見!
ジャガイモの代わりにオレンジの皮と実の間の白いワタ?の部分を水につけてあく抜き?したものを利用。油で炒めて、小麦粉と重曹とコロランテ(パエジャとかに入れる黄色い着色料)を水で溶いたものを卵液の代わりとして入れて焼く、
という聞くも涙なレシピ。味、どうなんだろう。逆に興味が出て来た。ちょっと研究してみよう!!