ライト.a精神科学研究所では、毎月一回メールマガジンを発行しています。
2021年7月メールマガジン136号のテーマは
「「人生を楽しく、愛に生き、賢い子どもに育てるには」です
メルマガより一部抜粋します。
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人間が持つ“愛と憎しみ”。
その源泉は母との交流によって、
受け入れられれば“愛”、
拒否されれば“憎しみ”が生まれます。
・・要求に母が応えてくれたことが、
子どもにとっては受け入れられたということになります。
・・・つまり要求を受け入れない拒否する母に対して憎しみの感情を持つようになります。
・・・、あらゆる物、事、人に対して愛と憎しみ、
好きと嫌いを持つことになります。
これによって、集中できなくなります。
・・・子どもの自立歩行と言葉を使うようになると、子どもからの要求と指示が始まります。
この時、主従関係ができ、主人になれなかった子どもは従者になり、
主人は母であり、母は子どもを奴隷のように扱います。
・・・養育場面において、この主従関係を逆転し、
子どもを主にしなければ子どもは心身ともに健康には育ちません。
子どもを主人にするとは、母親が奴隷になることです。
しかし母親は主導権を握りたいのです。
・・・言葉を使いだす2歳半以降は言葉で操作することを覚えます。
・・・子どもの要求を受け入れてそれを買うということは、お金の主導権を放棄することです。
この主導権の放棄、これが奴隷になることであり、これができるかどうかです。
・・・金額の問題ではなく権利の放棄であるため、子どもが「3つほしい」と言うと、
「1つにしなさい」と母は言います。
・・・これでも要求が拒否されると、子どもは言葉の操作性の無効を学んでしまいます。
これを無力感といいます。
・・・言葉の操作は後に言葉の信憑性、
それは言葉の意味が正しく、言葉が真実味を持って相手に伝わることです。
言葉が通じないと、言葉は嘘になり、言葉を信じなくなります。
コミュニケーションできなくなり、孤立します。
・・・3個が1個にされて帰ってきたのでは、学校へ行って算数ができるわけがありません。
3個が3個で帰って来れば、算数が好きになります。
言葉が通じないと、人間不信と勉強嫌いを作ります。
・・・子どもに要求され、お母さんが100円200円を放棄できなかったのは、
お母さん自身が子ども時代に主導権を放棄させられたためです。
自分を尊重し主導権を認めてくれる他者がいなかった。
そのために母自身の主導権の回復を願います。
それが自分より無力で言葉がたたず言い負かせ、威嚇が使える子どもです。
・・・子どもは自分の言葉によって母を怒らせることも喜ばせることも
自在にできることを知ります。
成人になってこの操作性が神経症、うつ病などの病理に使われます。
・・・母が子どもの要求に応え、言葉で振り回される肛門期に正しく対応すれば、
言葉の信憑性と力を学べば、次は言葉の実効性を学びます。
・・・言葉の実効性が学べないと、肛門期の二項対立が学べないので、憎しみだけになります。
世界との関係は、いつも怒られる、嫌われる、攻撃されると思い敵対関係になります。
愛は生まれません。
要求・訴えが受け入れられるなら、人間として生きていく言葉を手にできます。
言葉でコントロールできるようになり、自律性(肛門期の発達課題)を学びます。
これはわずか4歳でです。
失敗すると、自分で判断できない、決められない人間になります。
このため迷い、悩んで何も解決しません。
自分の欲求が通らないので欲求不満に陥り、イライラし、怒りまくり八つ当たりします。
生きていることが楽しくありません。
・・・肛門期(2.5~4歳)の母親の世話行動は、子どもの奴隷になれるかどうかです。
・・・自分の存在を尊重される場=受け入れられる場があることが大事です。
・・・黙って自分の話を聞いてくれる場がありません。
こうして自分の主体が尊重される場がないので、イライラして
子どもに八つ当たりしてしまいます。
・・・このように子どもへの対応のために、精神発達論など精神分析理論を学ぶ場が
講座としてあります。
2021年6月 大澤氏 講座『こころの科学』より
ライト.a精神科学研究所 登張豊実
ライト.a精神科学研究所 埼玉県鴻巣市
携帯 :070-7476-0112
メアド:laito.a.msl☆gmail.com
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