ＧＳＸ２５０Ｌ・・・

　今日は・・・こいつに火を入れてみた・・・

　ピロ坊から連絡があり、時間があるとのこと・・・掛けてみたかったＬのエンジンに火を入れてみる事にする。
　やはり・・・独りでやらなくて良かった。いつもの事ながら、私は理屈は解かっている。でも、あまりにも実戦の記憶は古く・・・いろいろな事が解からなくなっている。その点ピロ坊は２０数年の現役・・・やはりスゴイ。

　まずはタンクに残っていたふっる～いガソリンをスタンドで捨ててもらい新しいのを入れてくる。タンク内をチェックする事もピロ棒は忘れず・・・当たり前か・・・一抹の不安を感じている。すこ～しだけだけど錆が、浮いているのだ。私なんかはあんまり気にする事もなく、「だいじょ～ぶだって」なんて言いながらとっとと取り付けてしまう。新しく買ったバッテリーに希硫酸を充填すると・・・・説明書には、１時間位放置せよ・・・と。じゃ～待つしかないか、なんて思っていると「車からケーブル引っ張って掛けちまおうよ」とピロ坊。「そうかぁ、車も１２ボルトだっけ」な～んてトンチンカンな私。
　ケーブルを繋ぎ用意は万端・・・恐る恐る・・・イグニッションキーをオ～ン。ニュートラルランプとオイルランプが点灯し通電が確認される。前回、キャブをバラした時に思った１０年以上エンジンを掛けていない割りには状態は悪くない・・・しかしそれでも１０年、ままよ・・・とセルを回してみると、キュキュキュルル・ル・ル・プスン。あまりにも反応が悪い。まぁ、そんなもんだろうともう一度・・・キュルキュルキュル・・・プップスン・・・「駄目だなぁ」と私が言うとピロ坊すかさず「チョーク引いてチョーク」おおそうか、チョークってもんがあった、チョークを引いて・・・キュルキュルッ、パッパパパ・・・反応があった。勢い元気になり猛然とセルを回す私。キュッキュキュルルパッパッパッパァ～ン・・・掛かった。私なんかはもうそれで全てが完了してしまったかのような満面の笑みで「ピロ坊、ぜ～んぜんオッケーじゃ～ん」なんぞとのたまってしまう。「うんうん、まぁちょいと待て」ってな事言いながら各部を見て回っていたピロ坊が「止めて・・・エンジン」って・・・おいおいせっかく掛かったんだからもうちょいといろんな物燃やしてしまおうよ、なんて私が思っていると・・・しっかり発見していました、フューエルホースの劣化によるガソリン漏れ・・・危ない危ない・・・危うく爆発するところだった。
よく見えないかもしれないけれど・・・ここからポタポタと・・・
「さぁ、必要なもの買いに行くよ」と言われ「はい～」とついて行く私・・・・・
　近所のパーツショップに行き、耐油性ゴムホース２種類、プラグにオイル、なんだかよく解からないフューエルフィルター・・・「こいつは付けときなよ、タンクの錆とかいろんなカスが出てきた時にずぇ～ったい役に立つから」・・・おおそうかぁ、タンクとフューエルコックに何が溜まっているか分かんないもんなぁ、なんて一人納得し必要な物を買い揃え帰途に・・・・・

　丁度１時間程が経過しており、今度はバッテリーを装着しホース類も替えて再度のエンジン始動・・・パッパッパラ～ンシュリシュリシュリっと一発始動。「こりゃ～やっぱり状態がいいよ」「こんなに簡単に１０年以上前のエンジンは掛からんもん」「うんうんそうだな、じゃ～さぁとっととみんなくっ付けちまおうぜ」な～んて言いながら残りのパーツを組み上げ始めたのだが・・・陽がとっぷりと暮れてしまい本日の作業はやむなく終了。
　しかしね、良かった。とりあえずエンジンが掛かった。後片付けをしながらピロ坊と相談して今後の対策を練る。やはり後々の整備性なんかを考えるとエアクリは外してしまってパワーフィルターかなんかにしたほうが良い。マフラーも消音部と２分割になるのでなんか合うサイレンサーだけをかましてしまおう・・・なんだか異常に楽しくなってきた。うう～っむ・・・やっぱり単車はヤバい・・・したい事がたくさん出て来てしまう・・・はぁぁぁぁ～・・・

　と言う訳でそのうち蘇るとっちゃんバイクハイパー仕様。少しずつだけど風を感じられるように・・・頑張ってみます。また近いうちにその後をアップしますので、乞うご期待ですな。なにしろ忙しい中時間作ってくらたピロ坊・・・有り難う。ま～たお付き合い下さい。ブレーキオイルとエンジンオイルの交換、パワーフィルターの装着ぐらいはしておきますんで・・・ま～たヨロシク。