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犬の手作りごはんの疑問を解決!Office Guriの「ぐり通信」BLOG

ペット食育指導士(上級)の諸橋直子が犬の手作り食に役立つ情報をメルマガで配信していきます!

<犬のための薬膳>を学ぶ方法

2013年09月27日 | 犬の手作りごはんレシピ
こんばんは。

Office Guriの諸橋直子です。







今日は「薬膳」のお話しを少し。

















昨日寝ながらこの本を読んでました。



↓    ↓





http://officeguri.xsrv.jp/pchan/public/l.php?0001&0&320m1







そうしたらこんな素敵なことが書かれていました。

以下、前書きより抜粋。







↓    ↓







私がまだ子どものころ、

生理が近づいてくると母が食事の内容を変えていてくれました。









しょうがたっぷりのおかずを作ってくれたり、

寝る前にしょうが湯を飲ませてくれたり。







子どものころはあまりしょうがが好きではなかったけれど、

今思えば、これらはすべて、

体を温めて生理痛をやわらけるためにしてくれていたことです。







黒砂糖やあずきをよく食べさせられたのも、

血の流れを促して体のめぐりをよくするためでした。







また、今日はちょっと足がむくむな、と思ったら、

食事の塩分を減らして、すいかを食べたりウーロン茶をいつもよりたくさん飲みます。







これは水の流れを促して体のめぐりをよくするため。







ニキビができたら、解毒作用のあるゴーヤやとうがんを食べて老廃物を外に出し、

気の流れを促して体のめぐりをよくします。







そう。中国では、体のめぐりをよくするには







「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」







の3つの流れが大切だと考えられています。







この3つが滞っていると体調が悪くなり、

逆に、滞りをなくせば、体のめぐりがよくなるということです。







(ウー・ウェンのからだをあたためるレシピ 前書きより)

















…。









体のめぐりを良くする。









ピンと来るような、こないような…。











もし○○さんがそう、お感じでしたら…。









ちょっと想像してみてください。









冬のさむーい日の夜、

暖房をいくら付けても全然部屋が暖まらない!という状況を。







(あ、ちなみに今このメルマガを書いている時点で

札幌の気温はマイナス8℃です・苦笑)









手足も冷たくなってしまい、何だか体の芯まで冷えてしまったなあ。











よし、こんな日は具だくさんの味噌汁だ!!









かつおと昆布でしっかり出汁をとろう。

お、大根もあるしニンジンも冷蔵庫にあるぞ?









玉ねぎもあった。

そうそう、豚バラも少しあったよね。







あれを切って味噌汁に入れるとまたいい出汁なんだよねえ…。









味噌を溶いて、おっと最後の仕上げにすりおろし生姜をたっぷり入れとこう!









くー!あったまるーーー!









何だか体の芯からぽかぽかしてきたなあ…。











はい!こんな経験、○○さんはないでしょうか?









寒い日に具だくさんの味噌汁を作って

生姜を入れて飲んだら、いつの間にか体がぽかぽかと温まり

気が付いたらちょっと汗ばむくらいになっていた。







そして、いつの間にか

手足の冷たさもすっかり飛んでいってしまった…。











こんなとき、「ちょっとめぐりがよくなっているかも?」と

感じることは無いでしょうか?









冷たかった指先に温かみが戻ったとき、

あ、血流が良くなったかも、と感じる人は多いはずです。









こんな風に、私たちが普段「何気なく食事に取り入れていること」の中にも

実は【薬膳】通じる知恵がいくつもあると言ったら

○○さんは驚きますか?















まず「生姜」。















「生姜」は多くの漢方薬の中にも配合されている

生薬(しょうやく)でもあります。







体を温める作用が強いのですが、これは







●体を温める=血のめぐりが良くなる







を意味します。









漢方薬に含まれる薬効成分の多くは、現代の医薬品同様

血流に乗って体の必要な箇所に届く仕組みです。







そのため、生薬に生姜が入っていることで

薬の成分がきちんと患部に届くことが期待できます。









これは非常に理に叶っていることです。









体の「めぐり」を「血のめぐり」と考えてみましょう。







血のめぐりが滞ると体にもあまり良い影響がなさそうなことは

容易に想像がつきますよね?







血液には細胞が必要とする酸素や栄養分が含まれています。







また、細胞から出た老廃物や二酸化炭素を回収し

適切に処理してくれる場所まで運ぶのもまた「血流」です。







その大切な「血流」が滞ってしまったら?









健康に影響が出るのは「犬」も「人間」も同様です。









私は普段、犬の食事について教える仕事をしています。









通常の講座では「現代の栄養学」に基づいた視点からのお話がメインです。









その一方で…。









もし、食材にも「身体を温めるもの」と「冷やすもの」があるとしたら?







一般栄養学とはまた違う視点で食材を見ることができたら…。







そうした「ちょっと違った見方」で食材を見ることによって







「うちの子の体質や体調に合わせた

【より】ベストな選択ができるとしたら」









○○さん、ご興味はおありですか?













うちの子の体質や体調に合わせた

よりベストな食材や調理法をチョイスするための知恵。











それが【薬膳】です。









ではその【犬のための薬膳】を学ぶためには一体どうしたらいいのか。









その方法について、明日の18時のメールで引き続きお伝えしますね。









今日はここまでです。

また明日、メールします。













ドッグホームケアセラピスト

諸橋直子











(終)







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Office Guri

犬に肉球クリームは過保護だという人…きっとこの人かかと粉ふいてますよ(笑)

2013年09月26日 | 犬の手作りごはんレシピ
こんばんは。

Office Guriの諸橋直子です。



昨日のメルマガについて、メールいただきましたー。









--------------------------------------------------------------------



こんばんわ



いつも楽しく読ませていただいてます。



「馬鹿な人」いるんですね。





というか、

「肉球クリームを犬に塗るのは過保護だ、必要ない」根拠を

納得いくように説明してもらいたいものですね。。。名前も公表して。

きっとこの人かかと粉ふいてますよ(笑)







肉球スティック気になってます。







うちの愛犬のイヤークリーナーに、

ティーツリー配合のものをずっと使っていますが、

これにしてからしつこい汚れがだいぶ軽減しました。

ティーツリーの優れた殺菌効果はすごいです。







今、使っている肉球クリームは、愛犬2頭に使っても

小型犬の小さい肉球なので、なかなか減りません。

これを使い切ったら、肉球スティック検討したいと思います(^^)







--------------------------------------------------------------------









まきさんよりいただきました。









まきさん、ありがとうございます。







私は「きっとこの人かかと粉ふいてますよ(笑)」の箇所で吹きましたw







昨日もこのメルマガで書きましたが保湿は大事です。









特に今乾燥している感じの肉球の場合は

水分を補ってから、クリームを塗ってあげることで

水分が内側に閉じ込められる効果があります。









これは女性でお化粧をされる方にとってはほぼ常識の

「肌のうるおいを守る」システムですね。







水分補う>油分でフタ>水分を肌の内側に閉じ込めておく







女性のお化粧に限らず、皮膚の表面を覆う「皮脂」は

皮膚を乾燥その他のダメージから守る働きをしています。









私たち自身も適度に皮脂が肌から分泌されているおかげで

バリア機能がしっかり働き

皮膚の健康が守られています。







なので、乾燥しはじめたら

し始めの時点でケアすることで、バリア機能も守れますし

ひどくならずに済みます。







このメルマガではしつこいくらい「予防!予防!」を連呼してますが

本当に予防にまさる防御無し。







「あれ、おかしいな?」くらいのところであれば

打つ手はいくらでもあります。







唇だって「かさついてるなー」くらいの時にクリーム塗っておけばOK。

それを放置してるとあくびしたときに「ぴっ!」と端が切れて

流血する(←経験済み。痛いです・泣)







犬の肉球も同様だと思う次第です。











>うちの愛犬のイヤークリーナーに、

>ティーツリー配合のものをずっと使っていますが、

>これにしてからしつこい汚れがだいぶ軽減しました。

>ティーツリーの優れた殺菌効果はすごいです。











ティーツリーはもともと、原産国であるオーストラリアでは

昔から傷薬として使われていたくらいですので

殺菌効果はピカイチですね。









完全に余談ですが、ティーツリーの仲間である「フトモモ科」の植物には

他に「ユーカリ」や「マヌカ」があります。







ユーカリにも優れた殺菌効果がありますし

マヌカの花から集められた蜂蜜で有名な「マヌカハニー」は

胃に住み着くピロリ菌までやっつけると言うデータがあるくらいなので

植物の殺菌効果は目をみはるものがあります。







我が家ではティーツリーを毎日ディフューザーで拡散していますが

ちょっと咳が出始めた、とか、喉がいがいがする…くらいのレベルだと

焚きはじめて30分程度で収まることが多いですね。











アロマは薬品ではないので「○○に効く」とは当然言えません。





しかしながら老人介護施設でティーツリーをディフューザーで拡散したところ

拡散しない群との比較でインフルエンザ予防に顕著な差が出たというデータもあります。







そういう精油ですので

犬の身体を清潔に保つ、雑菌から守るという意味で

上手に活用したい精油の一つです。







>今、使っている肉球クリームは、愛犬2頭に使っても

>小型犬の小さい肉球なので、なかなか減りません。

>これを使い切ったら、肉球スティック検討したいと思います(^^)







ありがとうございます。







ただ、ぐり石鹸の肉球スティッククリームも

固さがあり、薄く塗ることができるので

ますます減らないかもしれません(笑)







なので、もしご検討いただける際は「気長に使うぞ~」と言う感じで

単品をチョイスされることをお勧めします。











まきさん、楽しいメールをありがとうございました。





また何かありましたら、お気軽にメールを送ってくださいね。





















「飛躍的に塗りやすくなった肉球クリーム」。

昨日のメール配信後から飛ぶように売れております…。









ぐり石鹸ストアで好評販売中です!







ぜひ、乾燥しがちな冬のケアアイテムとして

取り入れてみてくださいね。





↓    ↓





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*3個セットをご購入時には【合言葉】をお忘れなく!

 「あのプレゼント」が2倍になりますよ。















本日は以上です。











ドッグホームケアセラピスト

諸橋直子



(終)







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Office Guri

「肉球クリームを犬に塗るなんて馬鹿じゃないの?」と言う考え方について書いてみた。

2013年09月25日 | 犬の手作りごはんレシピ
こんばんは。

Office Guriの諸橋直子です。



今日は薬膳の続きの予定でしたが







「肉球クリームを犬に塗るなんて馬鹿じゃないの?」







という考え方をたまたま見かけたので(笑)

それについて私の考え方をお話しします。

























先日ある方のBLOGを見ていたらスパムコメントが書き込まれており







「犬に肉球クリーム塗るなんてやりすぎ!

 過保護だよねー。ばっかみたい!」







的な、まあいわゆる匿名をカサに着た弱虫が

絶対自分が安全なところから悪口言ってました。









私の個人的な感想を言わせてもらうと「馬鹿はお前の方だw」です。







というのは、特にシニアの犬に言えることですが

シニア期に入ると肉球には角質の厚い層ができて

白っぽくガサガサになることがあります。











それを放置しておくと、あかぎれのようになって

そこから出血することもあります。







これはシニア犬のケアに詳しい獣医師も指摘していることです。









そしてこの「かさつきによる出血」は適切なお手れをすることで

高確率で予防が可能です。











人間でも年齢を重ねるごとに「かかと」の角質が厚くなり

そこがひび割れることで出血したり、

歩くときに痛い思いをするっていうことがありますよね。











私は個人的に、母がそういうことで悩んでいましたので

身近で見ていてよくわかります。







そうやって厚くなり、乾燥してしまったかかとは

クリームなどでしっかり保湿をしてあげないと

どんどんひび割れてきます。







今でこそ「なめらかかと」みたいなかかとケア専用の

貼るだけで保湿!みたいな製品も出ていますが

母がかかとのひび割れに悩んでいたころには

そういう製品、まだありませんでした。







残念なことに、健康や予防に関する情報も

今ほどありませんでしたしね。







「痛い痛い」と母はよく言っていましたが

そこまでひどいひび割れになる前に

何らかの対策をしておけば、痛い思いをしなくて済んだのかもしれません。















「角質が厚くなってきた時点で保湿をする」







という、本当に簡単なケアの方法もまだ広く知られていなかったんですね。











…。









では、犬の場合は?









嬉しいことに犬は長生きになってきました。

犬の平均寿命はどんどん長くなってきています。







これはそのまま、私たち飼い主が

シニア期の犬について学び、適切なケアをしてあげることの必要性を意味しています。







既にお話しした通り、

シニア犬の中には肉球に厚い角質層ができて

そこからひび割れや出血を起こす場合もあります。









でももし…そうなる前に「適切なケアの方法」を知っていれば

ひび割れになる前に、【予防】してあげることも可能ではないでしょうか?







ぐり石鹸はそこで「飼い主さんが日々の肉球ケアに使いやすい形状」の

肉球クリームを開発することにしました。









従来の肉球クリームは確かに保湿効果と言う点ではよかったのですが

一旦飼い主さんの手にクリームを取っていただき

そこから犬の肉球に伸ばす必要がありました。









「肉球クリーム自体、飼い主である私の肌にも良いものだとはわかっています。

 でも、手のひらに油分がつく、というのは個人的には苦手なんですよね~」









こういうお声も時々いただいていましたし

何より私自身も手のひらや指さきに油分が残るのが苦手です。







なので、犬の肉球のお手入れの後は

わざわざ手に残ったクリームの油分を落とすために

手を洗ったりしていました。









…もったいない。









そんな勿体ない、と、ちょっと面倒!を同時に解決する方法はないかなー?







そう考えた結果、思いついたのが「スティックのり」です。















肉球クリームも、スティックのりと同じ形状にすれば、

塗りやすいのでは????











そう考えたぐり石鹸では、本当に「スティック状の肉球クリーム」を

作ってしまいました。







それがこれです。







↓    ↓





http://officeguri.xsrv.jp/pchan/public/l.php?0001&0&317m1









実際に使ってみたところ「これは塗りやすい…」











モニターさんにも使用していただいたところ…。





↓    ↓





http://officeguri.xsrv.jp/pchan/public/l.php?0001&0&317m2











http://officeguri.xsrv.jp/pchan/public/l.php?0001&0&317m3











「やっぱり塗りやすい!」と喜んでいただけました。











そんな「飛躍的に塗りやすくなった肉球クリーム」。





ぐり石鹸ストアで販売中です。







ぜひ、乾燥しがちな冬のケアアイテムとして

取り入れてみてくださいね。





↓    ↓





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オーガニックラベンダー+ティーツリー3個セット。犬の手と足のツボマッサージ動画マニュアル付き!





http://officeguri.xsrv.jp/pchan/public/l.php?0001&0&317m5











本日は以上です。











ドッグホームケアセラピスト

諸橋直子



(終)











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Office Guri

犬の薬膳メニューの組み立て方

2013年09月24日 | 犬の手作りごはんレシピ
こんばんは。

Office Guriの諸橋直子です。



ここからは久しぶりに「薬膳」のお話です。







スーパーに売ってる食材でも、十分薬膳できるんですよ!と言うお話を

これまでさせていただきました。







また薬膳では食材を「身体を温めるか?冷やすか?」というユニークな視点で捉えています。







例えば…ここに1匹の「冷え症の犬」がいます。









「は?犬に冷え症?」







はい、室温で生活している犬の肉球を握ってみて「冷たい」と感じたら

その犬は冷え症の可能性が大です。







「それって、人間でも冷え症の人は手が冷たいのと一緒?」







そのようにご理解いただいて結構です。









じゃあ、そういう犬の食事に○○さんだったらどんなものを選んで

食べさせてあげますか?







「えーと、食材にそれぞれ体を温める作用と冷やす作用があるって

 さっき言ってましたよね。



 だったら【温める食材】を選んであげます」









ピンポン♪正解です。







では、温める食材にはどんなものがあると思いますか?









「…急にそう言われても。ちょっと思いつきません」







質問の仕方が意地悪でしたね。





では、ちょっとここで本の助けを借りてみましょうか。





→ http://officeguri.xsrv.jp/pchan/public/l.php?0001&0&316m5







例えばこの本で調べると、







●豚肉:平



●牛肉:平



●鶏肉:温



●羊肉:熱・温









となっています。





【平】【温】とかありますよね。







これは食材が体を温めるか冷ますか、そのどちらでもないか、を

表す記号みたいなものだと思ってください。





体を温める作用が強い順に並べてみます。









熱>温>平>涼>寒







ここまではOKですか?







じゃあ、冷え症の犬にはどのお肉を選んであげたらいいでしょう?









「羊肉が熱・温でよさそうですよね。鶏肉も温だから体を温めるのかな」







はい、正解です。







ただ、羊肉はちょっと高価なので、今回は手頃な鶏肉でレシピを考えてみましょう。









ちなみに今夜の我が家の犬メニューは「手羽先と大根の煮物」です。







「美味しそうですね…あれ、でも諸橋さん。

 さっきの本に、大根は【涼】って書いてありましたよ。



 これって体を冷やすって言うことですよね?



 冷え症の犬にはまずいんじゃないでしょうか」







確かに大根単独だと、【涼】性質の食べ物ですよね。





でも、こうした食材も「あること」をすることで

バランスをうまく整えて、冷え症の犬でもお勧めの

美味しいレシピにアレンジできるんですよ。









「え、そうなんですか?」







はい。





その方法ですが、知りたいですか?









「はい、興味津津です。知りたいです!」







では次号のメルマガでその「あること」を

詳しくお話ししますね。









本日はここまでです。







次号のメールをお楽しみに。







ドッグホームケアセラピスト

諸橋直子



(終)











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Office Guri

栄養学の突っ込んだ話その2:貧血=鉄分の不足だけじゃないかも?

2013年09月23日 | 犬の手作りごはんレシピ
こんにちは。

Office Guriの諸橋直子です。





昨日「ペット食育士2級講座」についてこのメール内でお話をしたら







「今回は都合が悪くて行けなかったのですが来年はぜひ参加したいです!」







という熱~いメールを早速いただきました。







ありがとうございます。







気を良くして(笑)、今日もちょっとだけ栄養のお話をさせていただきます。









2級講座の大テーマは





「犬の食事についての一歩掘り下げた基礎知識を学び、

 様々な疑問や悩みについて、自分自身で情報をある程度判断する力を

 身につけていただく」





です。







そして講師を務める私のごく個人的な裏テーマが







「栄養素って単独で働いているわけではない。

 だから色々なものを食べて、ちょっとずつ色々な栄養素を取っていれば

 体の中で相互作用や相乗効果も期待できるし

 結果としてそれが健康を守ることにつながる」







をお伝えすること。





そのために、栄養素の細かな話をねちねちとみっちりお話します。







そのくせ「別に暗記しなくていいですよー」と言います(笑)







じゃあ覚える必要もなような細かな話を何故するんだ!ですが

大切なのは「栄養って単体で働いているわけじゃないんだよ」というのを

具体的にイメージしていただきたいから。







話は少しそれますが、これってアロマテラピーで使用する精油にも同じことが言えます。







精油内に含まれる成分は、精油によって数百から数千種類と言われています。

多くは有機化合物。

その中で「抗菌作用がある成分はこれ」「抗ウィルス作用があるのはこれ」という風に

いくつかの成分について顕著な働きがピックアップされ紹介されます。







ただ、これらの成分も単独で働いているわけではないんですね。

いくつもの同じ精油に含まれる成分が複雑に絡み合い

相互作用などもあり、働いている。







ただ、私たちはそういう成分の化学構造とか

どれとどれがお互いに助け合って、とか

そういうことを気にしなくても







「ああ、風邪の季節だわ。ティーツリーをディフューザーで香らせて

 空気中の抗ウィルス対策をやろう!」







と言う具合に、リラクゼーションも兼ねて楽しく利用しているわけです。







食べ物もこれと考え方の基本は一緒で

野菜や肉を一口齧れば、それはたくさんの栄養素を取りこんでいるわけです。







あとは私たちが寝ていようがテレビを見ていようが

体がわっせわっせと消化吸収をやってくれます。







この一口に「カルシウムが何mgで…」と意識しなくても

色々な食べ物を食べていると、結果生きて行くのに必要な量は摂取できていて

健康に暮らして行けている。







そしてこれは、犬も同じことが言えるのでは?というのを言いたいがために

2級講座ではわざわざ栄養についてみっちり細かくお話をするわけです。







例えば…。







胃を切除した人が貧血になる、というのは有名な話です。







色々な本を読んでいると







「胃の病気で胃を切除した人がその後貧血になる率があまりに高い。

 それは何故だろう?」







ということに注目した胃腸科の専門医の研究から

ある発見がされた、と言うようなことが書かれています。









そのある発見とは?







○○さん、ビタミンB12っていう栄養素をご存知でしょうか?







サプリメントなどでも出回っていますので

耳にされたこともあるかと思います。







貧血=鉄!!というイメージですが

実は正常な赤血球の合成には鉄も大事ですが、ビタミンB12という栄養素も

大事な働きをしています。







ビタミンB12が何をしているか?というと

血液の中で酸素を運ぶのに重要な「ヘモグロビン」という成分の中に

鉄を送りこむ際に、鉄をスムーズに送り込むのを助ける働きをしています。







そのため、ビタミンB12が欠乏すると

正常な赤血球が作れなくなる。







→結果、貧血になる。







まるで風が吹けばおけ屋が儲かる的な、

何かと何かがつながって、そのつながりから別の何かが…と言う感じですが

栄養が一筋縄でいかないのはこのためです。







そしてこのビタミンB12というやつは

胃粘膜から分泌された内因子と結合して、

腸で吸収される、という面白い仕組みで

吸収率がUPしています。







そのため、胃を切除してしまった場合は

そのB12の吸収率をUPしてくれる「内因子」というやつが無くなってしまう。







結果、ビタミンB12の吸収率が下がってしまい

赤血球を作る際、正常な赤血球が作れなくなってしまい、貧血になる…。







そんなことが体の中では起こっている次第です。











「貧血=鉄分の不足!!」と言うイメージが世の中では圧倒的ですが

貧血にならないためには、ビタミンB12も不可欠なんだな、

だったら貧血の予防には鉄も大事だけど、ビタミンB12も意識的に摂取してみよう!





ビタミンB12は腸内細菌によって合成もできるそうだから

そうした細菌が活動できるよう、

細菌のエサとなる食物繊維を積極的に取ってみようかな~。









こんな選択をして、犬の食事や飼い主さん自身の食事を考えたり

食材を選べるようになっていただく。







栄養素を単体で捉えるのではなく、もう少し立体的に

複眼的に考えていただけるようになると

選択の幅も広がります。







そして、







「○○病に効果的な栄養素を教えてください」







と言うご質問もたくさん頂戴しますが

確かに○○の場合はこの栄養素!的な情報もあることはある。







でも、そもそも栄養素ってお互いに複雑にからみあっているし

あるい栄養素が働くためには他の栄養素のサポートが必要なケースも多い。







なので、栄養素単体だけに注目すると

大事なことを見逃すケースもあるのでは?













そんなところまで、一歩踏み込んで考えられるようになっていただくと

飼い主さんが犬のために食事やサプリメント等を選んであげる際に

よりよい選択をしていただけるようになるのではないかと思います。









こういうことを2日間かけてみっちりみちみち勉強していただく講座を

2013年は2回くらいやろうと思ってます。







但し、こういう勉強は段階的にやる必要があります。

基礎を学んでいただいた上で、さらに詳しいことを学んでいただくのが

学習としては最も効率がいいためです。





そのため、飛び込みでの受講はお受けしていません。





「ペット食育入門講座」を受講済みであることが

2級講座の受講条件になりますので

2013年に2級講座の受講を希望される方は2月に開催される「入門講座」を

受講しておいてくださいね。







↓  ↓



■ペット食育入門講座:2013年2月3日(日)札幌開講決定!

 詳細のご確認とお申込みはこちらから。

(募集受付は終了しました)







昨日のメルマガ配信直後から、早速お申込みをいただいております。

ありがとうございます。

















そしてここからようやく薬膳のお話です。

今日のメルマガは長いんです(苦笑)









薬膳というと「特殊な漢方食材を使わなくてはいけないのでは?」と言う誤解がありますが

実際にはそんなことはありません。







昨日も少しだけお話ししましたが

東洋医学では「病気になる前に普段から気をつけて健康を守る」が大テーマですから







”普段から無理なくできること”







が大切なんですね。







なので、食事についても





「普段食べてるものの性質や特徴を知り、それを体質や体調に合わせて上手に選んで

 メニューを考える」





が、薬膳の基本となります。







例えば「鶏肉」。







栄養学的な話をすると、鶏肉は「たんぱく質が豊富でビタミンB群、鉄、亜鉛が豊富で…」と

なりますが、薬膳の場合、これとは全く別の視点で食べ物を見ます。







●その食べ物は体を温めるのか?冷やすのか?その中間なのか?



●その食べ物は体のどんな生理機能や臓器に働きかけるのか?



●その食べ物はどういった影響を体に与えるのか?













こういう視点は、私たちが普段接する「栄養学」とはかなり異なります。







では、この「薬膳の視点」で周りにある食べ物を見てみるとどうなるか?







■鶏肉:





●体を温めます(温)

●消化器や消化機能全般に働きかけます(脾・胃)

●消化器や消化器全般をサポートし、元気を補います(甘)









とりあえず(カッコ)の中に書かれていることは

この段階では無視してください(笑)









ここからどういうことが言えるかというと…。







・鶏肉は体を温めて、消化器系全般をサポートする働きを持った食材である。

・元気を補う作用もある。







なので、寒さで体が冷えがちなこの季節、

犬も飼い主さんも今夜は鶏肉にしようかな?とまあ、こんな選択ができるということなんですね。







もしくは病気の回復期に、内臓をしっかり温めて

動きを活発にするのを助けてあげたい、

消化機能をサポートして食べたものをしっかり消化吸収させてあげたいな、と考えている場合は

鶏肉の脂身の少ないところを選んで、

鶏粥にしてあげる、といったアレンジも可能です。









「へえええええ。食べ物に体を温めるとかそういう作用があるんですか!

 そんな風に考えたことも無かったです!!」







薬膳的な視点で食材を見た場合に考える「温める作用・冷やす作用・どちらでもない作用」の

お話しをすると、少なからずこんな風に驚かれる方が多いです。







今は季節的に冬なので温める食材の話をしましたが

逆を言うと夏場の暑い季節には「身体を冷やす作用のある食材」が活躍します。







夏野菜の多くはこの「冷やす」作用を持つものが多いですしね。







そういう意味で「旬の物を食べる」というのは

理にかなっているともいえます。







ではこうした食材の性質を踏まえて、犬の食事メニューを考えたり

飼い主さん自身の食事にも生かすには具体的にはどうしたらいいのか?







これについて、次号のメールで引き続きお話ししていきます。









今日はここまでです。





またメールさせていただきます。







ドッグホームケアセラピスト

諸橋直子



(終)









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