今年のゴールデンウィークは暦どおりだと土日とは飛び石の祝日三連休の初日となった憲法記念日に、そろそろ咲いているだろうと思って深泥池まで足を伸ばしてみると……
池畔のあちこちで咲いていました。白花のカキツバタ(杜若)です。終日好天にめぐまれた日で、お日さまの光を浴びた咲き姿も見事なのですが、木漏れ日を浴びた姿にも風情が感じられます。
このカキツバタが群生している場所から少し離れたところで、湿地帯になっている場所で咲いていた花がこちら。
菖蒲は菖蒲でも、カキツバタの仲間である「アヤメ」と読まずに「ショウブ」と読みますが、ショウブはショウブでもハナショウブのことではなく正真正銘、菖蒲湯に使うショウブです。
ここまで書いて、ふと昨年の同じ頃の記事を読み返してみたら、5月5日のこどもの日に投稿した記事に同じようなことを書いていましたが、今年もそのまま投稿しちゃいます。
ショウブはショウブ科ですが、いわゆるサトイモ科に属する植物の花に代表される肉穂花序と呼ばれるものだけが葉の途中からにょきにょきと伸ばしたように見えます。ミズバショウ(水芭蕉)などのように仏炎苞があれば、もう少し愛嬌のある花にみえるかもしれませんね。