一昨日の雨と風で、桜の散り始めが進むかと思いましたが、意外と咲き残っていますね。ただし、花弁の基部が赤くなり始めている桜が目立つので、そろそろ終わりが近づいてきているのでしょうね。
さて、昨日のクイズの解答編です。取り上げました樹種は、
でしたが、正解は以下のとおりです。
スクロールしながらご確認していただくだけでなく、上記の果実(樹種)名をクリック(タップ)していただいても該当の写真にジャンプします。
では、答え合わせをどうぞ!
ウメ(梅:Prunus mume) バラ科サクラ属(スモモ属)
(北野天満宮 2019年3月撮影)
この花は北野天満宮の「飛梅」です。実梅の果実が梅干しなどに利用されますね。
アンズ(杏:Prunus armeniaca) バラ科サクラ属(スモモ属)
(賀茂大橋南側の川端通沿い 2019年3月撮影)
川端通の鴨川沿いで咲いていたアンズです。生食の他にジャムや乾果物として利用され、種子は「杏仁」として漢方薬にも利用されます。
カラミザクラ(唐実桜:Cerasus pseudocerasus) バラ科サクラ属
(檀王法林寺 2019年3月撮影)
檀王法林寺の境内で咲いていたカラミザクラです。少し酸味がありますが、小さなサクランボをつけます。一般的に流通しているサクランボはセイヨウミザクラ(西洋実桜)の果実です。
スモモ(李:Prunus salicina) バラ科サクラ属(スモモ属)
(上品蓮台寺 2019年3月撮影)
上品蓮台寺の境内で咲いていたスモモです。モモより酸味が強いことからスモモ(酢桃)が語源とされています。
モモ(桃:Amygdalus persica) バラ科モモ属
(京都市バス錦林車庫近くの白川沿い 2019年3月撮影)
皆さんよくご存じの夏に水気の多い果実をつける樹木です。日本では中国原産の水蜜桃系が栽培されています。また観賞用の花桃も出回っていますね。
アーモンド(扁桃:Amygdalus dulcis) バラ科モモ属
(玄琢下 御土居史跡付近 2019年3月撮影)
桃の近縁種で果肉は食用になりませんが、種子の仁という部分をアーモンドとして食べています。
カリン(花梨:Pseudocydonia sinensis) バラ科カリン属
(京都大学農学部正門近く 2016年4月撮影)
のど飴の絵柄で果実のかたちはご存じだと思います。果実酒としても利用しますね。
ナシ(梨:Pyrus pyrifolia var.culta) バラ科ナシ属
(上品蓮台寺 2019年4月撮影)
まちなかで見かけることは、あまりないですね。ナシは日本梨、中国梨、洋梨に大別できます。
ヒメリンゴ(姫林檎:Malus prunifolia) バラ科リンゴ属
(建仁寺 2018年4月撮影)
正式な標準和名はイヌリンゴ(犬林檎)になるのかもしれませんが、こちらの名前を採用しました。生食には向きませんが、ジャムや果実酒に利用されます。
ということで、正解は
【A】ウメ(梅)
【B】アンズ(杏)
【C】カラミザクラ(唐実桜)
【D】スモモ(李)
【E】モモ(桃)
【F】アーモンド(扁桃)
【G】カリン(花梨)
【H】ナシ(梨)
【I】ヒメリンゴ(姫林檎)
となります。どうでしたか。当たっていましたでしょうか。また今後も思いつきでクイズを出題するかもしれませんので、お楽しみに。